後場コメント No1 堀場製作所、日本触媒、亀田製菓、塩野義製薬、コカ・コーラEJなど

2014/10/23(木) 15:00
★12:30 堀場製作所-続伸 株価調整局面は投資機会を提供 新規「買い」
 堀場製作所<6856.T>が続伸。シティグループ証券では、株価調整局面は投資機会を提供とコメント。投資評価「1(買い)」、目標株価4400.0円として新規カバレッジを開始した。
 同社は自動車開発プロセスで幅広い計測システムを提供している。特に、エンジン排ガス測定分野では世界シェア80%(会社推定)を占め、中長期的に自動車業界の環境規制強化の恩恵を受けるユニークなポジショニングにあると注目。自動車計測に関わる売上高は全社の約3分の1を占めるが、今後も年率10%弱での成長が見込まれると指摘。足もとの株価調整は中長期視点での投資の好機になるとの見方を示した。

★12:35 日本触媒-続伸 品質要求の高まりに伴い同社SAP優位性が鮮明に 「買い」継続
 日本触媒<4114.T>が続伸。シティグループ証券では、品質要求の高まりに伴い、同社SAP優位性が鮮明になっていると判断。投資評価「1(買い)」を継続、目標株価を1380.0円→1450.0円と引き上げた。
 株式市場で渦巻くSAPの収益性に対する懸念を跳ね返し、日本触媒のSAP事業は14年度に過去最高益を更新する見込み。今後予想される堅調な決算を通して、同社アクリルチェーンの圧倒的競争優位性に対する評価は高まると想定。新興国でもプレミアムグレードの子供用おむつ市場が急拡大。SAPに求められる要求特性も不可逆的に高まっており、品質(吸水量、保水量、吸収速度など)、グローバル供給体制で一頭地を抜く日本触媒に対する引き合いも否応なしに強まっていると推定。同社は16年半ばをメドに、1系列の生産能力を従来比約7割も高めた最新設備を稼働させ、順次世界展開する戦略であり、業界トップの地位を確固たるものにすると期待した。

★12:36  亀田製菓-上げ幅拡大 上期営業益10.7倍に上方修正 「柿の種」好調
 亀田製菓<2220.T>が上げ幅拡大。同社は23日前引け後、15.3期上期(4~9月期)の連結営業益が従来予想の6.0億円を上振れ、7.8億円(前年同期比10.7倍)になったようだと発表した。「亀田の柿の種」などの主力ブランドが好調だったほか、工場の稼働率改善や原価低減の取り組みが奏功した。

★12:39  塩野義製薬-大幅続伸 グラクソ子会社がIPOを検討との報道を材料視 10%を出資
 塩野義製薬<4507.T>が大幅続伸。ブルームバーグが10月22日、英医薬品大手グラクソ・スミスクラインの子会社であるヴイーヴヘルスケアが、新規株式公開(IPO)を検討していると伝えたことが手がかり。ヴイーヴは抗HIV治療薬の販売が急増しているとされ、塩野義が10%を出資している。

★12:41  三和HD-プラス転換 上期営業益58%増に上方修正 売り上げ好調・原価率改善
 三和ホールディングス<5929.T>がプラス転換。シャッター最大手である同社は23日前引け後、15.3期上期(4~9月期)の連結営業益が従来予想の52.0億円を上振れ、71.4億円(前年同期比58.2%増)になったようだと発表した。売り上げが好調で原価率も改善した。

★12:51  コカ・コーラEJ-バークレイズが「イコールウエイト」へ引き上げ 収益悪化は織り込み済み
 コカ・コーライーストジャパン<2580.T>が4日続伸。バークレイズ証券では、収益悪化は織り込み済みと判断し、レーティングを「アンダーウエイト」→「イコールウエイト」と引き上げた。目標株価は2170円→1940円と引き下げた。
 従来から今14.12期計画は楽観的との印象であったが、今回、3Qの数量減少と単価下落に伴う収益性の悪化と一部コスト削減の前倒しを新たにバークレイズ予想に織り込んだとした。同社は、期初の事業計画を据え置いてきたが(減価償却方法の変更に伴う修正影響を除く)、そこにさらに天候不良が追い討ちをかけたと判断。年初来の同社株価は、先行していた期待のはく落から4割弱下落(TOPIXは同期間に1割下落)したが、株価は収益悪化を織り込み済みと判断するとした。


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