〔Market Flash〕VIX指数が急騰、本格的なリスクオフ局面入り~三菱UFJMS

2014/10/23(木) 13:31
【13:25】VIX指数が急騰、本格的なリスクオフ局面入り~三菱UFJMS  三菱UFJモルガンスタンレー証券のテクニカル分析レポートでは、中国インターネット取引大手・アリババのNY新規上場日である9月19日が、まさに米国株転換の日となったと指摘している。この日、S&P500とダウ平均は5年半の上昇を終了し、3年サイクル安値へ向けた急落を開始したとみている。投資家心理を表すVIX指数(恐怖指数)は、2012年6月以来の高値まで上昇した。2013年以降、VIXはおおむね11~20のレンジ内で動いてきたが、今回、株は下げ止まらず、VIXはレンジ上限を大きく突破した。これは米国株相場が本格的なリスクオフ局面に突入したことを示唆していると考えている。 【13:05】日本株と原油が同時安の局面では、原油安の恩恵を探るのが有効~野村  野村証券では、足元の原油価格と株価は調整しているが、原油価格下落は企業のコスト抑制、原油純輸入国の景気改善に寄与することから、原油価格の下落で恩恵を受ける銘柄への投資妙味があると考えている。タイヤメーカーや化学メーカーの一部、電炉・特殊鋼メーカーの一部、空運、電力・ガスなどは、原油価格の下落で投入コストが下がることによって恩恵を受けやすいと考えている。また、アジア諸国は原油の純輸入国が多く、特にタイ、フィリピン、シンガポール、インドは原油価格下落による経済・物価面での恩恵が大きいと考えられることから、アジア諸国への売上比率が高い銘柄にも注目している。 【11:15】中国10月HSBC製造業PMIは市場予想を上回る、日本株にもややポジティブな動き  10時45分に発表された中国10月HSBC製造業PMI速報値は50.4と市場予想の50.2を上回る結果となった。中国景気への減速が懸念されるなか、好不調の分岐点となる50を上回ったことで、コマツ(6301)、日立建機(6305)など中国関連銘柄には発表後に値を戻す動きがみられた。日経平均も発表後にやや下げ幅を縮小しており、堅調な結果は日本株市場にも一定の安心感を与えている。 【10:45】中堅建設会社が高い 大手の業績上振れ観測で連想買い  飛島建設(1805)、大和小田急建設(1834)、安藤・間(1719)、若築建設(1888)など中堅建設株が高い。10/21の大林組(1802)の上方修正に続き、きょうの日本経済新聞では大成建設(1801)、清水建設(1803)の業績上振れの観測が報じられ、建設会社の収益改善期待が高まっている。大手ゼネコンの株価は総じてしっかりなものの、きのう大きく上昇したこともあり、きょうの動きは限定的で、日本経済新聞の観測上振れ幅が相対的に弱めと受け止められた清水建設(1803)はマイナス。大手はいったんの材料出尽くしに加え、全体市場が軟調で主力株が手がけづらい地合いでもあり、中堅建設会社への選好が強まっている。 【10:00】9月貿易統計 輸出数量は横ばい、円安で輸出金額は増勢強める~大和総研  大和総研では9月の貿易統計で輸出金額は前年比+6.9%と2カ月ぶりの増加となったが、輸出数量が2カ月ぶりに増加に転じたことに加え、円安進行が輸出価格の上昇幅を拡大させたことが増加の要因とみている。また、輸出価格の上昇を主因に輸出金額は増加基調を強めていると指摘している。輸出数量の先行きに関しては、海外経済が回復するにしたがって徐々に増加基調へ向かうとみているが、足元では海外経済の減速感が高まる中、回復が後ずれするリスクが高まっている点に留意が必要と指摘している。貿易収支の先行きについては、内需の拡大に合わせて、輸入数量・金額も増加が続くとみられることに加え、8月後半以降に円安が進行したことから、赤字での推移が続くと見込んでいる。 【9:25】2008年の原油価格の急落局面を振り返る~三菱UFJMS  三菱UFJモルガンスタンレー証券では、足元で原油価格が下落している動きを受け、ブレント原油価格が2008年に大きく急落した局面を振り返っている。2008年の最高値は6月末139.30ドル/バレル、最安値は12月末41.76ドル/バレルで、下落幅は約97.5ドル/バレルであった。2008年の世界の原油需要量が前年比1.6%減と減少したことが、原油価格急落のファンダメンタルズ要因の一つとみている。米国エネルギー省の2015年見通しによると、世界の原油需要量は前年比で増加する見通しで、この見通しに基づくと、原油需要の観点からは、原油価格が2008年のようにさらに低下するリスクは低いと考えている。 【8:45】寄り前気配はメディパル、ニッパツ、スタンレ電、堀場製などが高い気配値  主力株の寄り前気配では、メディパル(7459)+10.17%、ニッパツ(5991) +6.76%、スタンレ電(6923) +3.58%、堀場製(6856) +3.47%、MS&AD(8725) +3.41%、T&DHD(8795) +2.77%、奥村組(1833) +2.75%、関西ペ(4613) +2.74%、日立化成(4217) +2.67%、日触媒(4114) +2.66%などが高い気配値。  一方、中国銀(8382) -4.59%、博報堂DY(2433) -4.56%、島忠(8184) -4.21%、グローリー(6457) -3.73%、福山運(9075) -3.44%、東洋水産(2875) -3.31%、岡三(8609) -3.15%、百十四(8386) -3.11%、タカタ(7312) -3.08%、キヤノンMJ(8060) -2.94%などが安い気配値となっている。
関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ