後場コメント No4 JT、三菱重工業、NOK、DLE、キヤノンなど

2014/10/23(木) 15:00
★13:27  JT-バークレイズが目標株価引き上げ 底堅さが確認できよう2Q決算内容
 JT(日本たばこ産業)<2914.T>が小幅反落。バークレイズ証券では、静かに進む競合優位性の強化とコメント。レーティング「オーバーウエイト」を継続、目標株価を4060円→4110円と引き上げた。
 7~9月期プレビュー取材や足もと動向から為替前提を中心に予想を修正するものの、JT株のトップ推奨は不変。4月以降の同社株価は、RUB安やロシア国内の政治リスクに対する懸念を反映する形で1ケタ前半%の上昇にとどまっているが、事業面において進む競合優位性が過小評価されていると判断。今後、配当が株価下支え要因となりつつ、事業面の底堅さを評価する形での株価展開を想定するとした。

★13:31  三菱重工業-続伸 シンガポールで廃棄物発電施設の改造工事を受注
 三菱重工業<7011.T>が続伸。同社は10月23日、シンガポールのセノコ地区にある廃棄物発電施設「Senoko Waste-to-Energy Plant(SWTE)」の改造工事を受注したと発表した。
 ストーカ式焼却炉設備の廃棄物燃料受け入れ能力を10%強拡大する措置を講じるもので、工事完了は2016年度の第2四半期を予定。今回の改造は、シンガポール現地法人を通じてKeppel Seghersから受注。100%子会社の三菱重工環境・化学エンジニアリング(横浜市)が中核工事を受け持つ。改造工事により、処理量は1日当たり2310トンまで拡大する。

★13:40  NOK-TIWが「1」継続 通期営業利益予想を上方修正 なお上ブレ余地があろう
 NOK<7240.T>が上下に振れる荒い値動き。投資情報会社のTIWが、レーティング「1」を継続。通期営業利益予想を108億円上方修正、なお上ブレ余地があろうとコメントした。
 会社は今15.3期上期、通期計画の上方修正を発表。上方修正はTIWの想定どおりだが、修正金額が想定以上に大きかったとし、中間配当を従来予想の1株当たり10円→15円への引き上げた点などがポジティブとした。(1)上方修正後の会社計画にはなお上ブレ余地があると見る。(2)シール、電子機器部品の主力2事業ともに収益拡大余地は依然大きく、来16.3期以降も増益基調との見方に変化はない。(3)TIW予想上方修正により指標面の割安感が増したなどから、投資評価は「1」を維持。当面のターゲットはPER15.0倍(東証1部全銘柄)の3200円程度とした。

★13:41 DLE-上げ幅拡大 AOKIプロモーションに鷹の爪団! 卓上スーパーDX自虐カレンダーも発売
 ディー・エル・イー<3686.T>が上げ幅拡大。同社は23日、AOKIホールディングス<8214.T>傘下のAOKI/AOKIカンパニー(神奈川県横浜市)のプロモーションを開始すると発表した。
 プロモーションはさまざまなコラボで世界征服を試みる鷹の爪団が、清潔感あふれるスーツ姿で世界征服を目指すといった内容。今シリーズでは鷹の爪団が「AOKI スーツ部」を発足。AOKIに就職し、普段着とは違ってオシャレなスーツ姿に身を包んだ鷹の爪団が、新商品やサービスについて丁寧に紹介する。
 併せて、発売を延期していた「島根県×鷹の爪スーパーデラックス自虐カレンダー 2015」(卓上版)について10月24日に発売する運びとなったと発表した。

★13:47  キヤノン-JPモルガンが目標株価引き下げ 変化が全く感じられない経営スピード感
 キヤノン<7751.T>が反落。JPモルガン証券では、変化が全く感じられない経営スピード感とコメント。投資判断「Underweight」を継続、目標株価を3400円→3200円と引き下げた。
 PC・プリンターを主体とした新HP社の設立がキヤノンに与える影響を、JPモルガンでは想像。ベストケースは新HP社のトップとなるDion Weisler氏がレノボ、エイサー出身であることから、新HP社のPCビジネスが将来、他のPC企業との間で事業統合が進み、プリンタービジネスも増加するケース。逆に、ワーストシナリオは新HP社がPC・プリンターのハードウェアの生産コスト削減のため、OEM(相手先ブランド製造)先をキヤノンから中国・台湾企業へ変更した場合。
 現実的には、トナーカートリッジに関するパテントや生産技術、生産能力に関して現在のキヤノンレベルを有する企業は世界でも限られているため、ここ1~2年はそのようなリスクは顕在化しないと予想するが、米国での再編や事業分離が加速する中、日本企業だけがまったりとした経営スピードで許されるとも思わないとした。

★13:48  日本郵船など-海運株が上昇 バルチック海運指数が4日続伸
 日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>など、海運株が高い。ばら積み船市況の総合的な値動きを示すバルチック海運指数が4日続伸となり、海上運賃が下げ止まっていることが好感されている。10月22日は前日比46ポイント高の1136ポイントとなっており、9月16日(1150ポイント)以来、1カ月ぶりの高水準。


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