前場コメント No.10 ラック、住友化学、オービック、カブドットコム、松井証券など

2015/04/24(金) 11:30
★10:26 ラック-反発 ピー・アール・オーと提携 ソリューション事業など合弁会社を設立
 ラック<3857.T>が反発。同社は4月23日、ソフトウェアの開発などを行うピー・アール・オー(横浜市)との提携により合弁会社を設立することについて、基本合意したと発表した。
 新設するのはジャパン・カレント(東京都千代田区)で、ソリューション事業、メディアプロデュース事業を展開する。ラックの出資比率は70%。ラックの情報セキュリティやシステム開発における豊富な経験と、PROの企画・開発力、広告基盤を活かすことにより、多様化した顧客ニーズに対応するO2O(オンライン・ツー・オフライン)をはじめとする各種ソリューションサービスを提供することを目的に、合弁会社を設立するとした。

★10:29  住友化-大幅反発 前期営業益26%増に上方修正 為替影響や交易条件の改善で
 住友化学<4005.T>が大幅反発。同社は23日、15.3期通期の連結営業利益が従来予想の1050億円を上振れ、1270億円(前の期比25.9%増)になったようだと発表した。為替の影響や交易条件の改善により、基礎化学や石油化学、健康・農業関連事業の業績が伸び、市場予想(1136億円)も上回る。

★10:33 オービック-SMBC日興が目標株価引き上げ 業績好調 増配計画と自社株買いも好印象
 オービック<4684.T>が大幅続伸。SMBC日興証券では、中長期的な成長性と安定性を兼ね備え、長期投資に適した銘柄と推奨。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を4900円→5400円と引き上げた。
 前15.3期営業利益は、会社計画およびSMBC日興予想を上回って着地。コストを抑制しながら生産性を高めて、売上成長と利益率改善を同時に実現させていると評価。同社の主要顧客層の中堅企業のシステム需要は堅調であり、マイナンバー対応などへの関心も高い。また、同社では内部リソースを活用し対応できる範囲で大型案件を増やしており、前15.3期は大手不動産会社のグループ会社の案件も成功させ、生産性をさらに高めた。
 今16.3期の増配計画と自社株買いの設定も好印象であるとコメント。今後も、顧客と需要の開拓、生産性と効率性の絶え間ない改善によって、持続的に成長を続けると期待した。

★10:34 イメージ情報開発-売買なし 海砂利採取業の北栄と業務提携
 イメージ情報開発<3803.T>が売買なし。同社は4月23日の大引け後に、海砂利採取業の北栄(那覇市)と業務提携を行うと発表した。新規事業計画推進における人的ネットワークの提供などで協力する。マーケットの反応は薄い。

★10:37 カブドットコム-SMBC日興が新規「2」 新システム活用の収益基盤拡大に注目
 カブドットコム証券<8703.T>が小幅続落。SMBC日興証券では、株式市場での注目は株主還元から収益基盤強化へとコメント。投資評価「2(中立)」、目標株価880円として、新規カバレッジを開始した。
 今16.3期以降の株主還元方針を織り込み済みあるが、株式市場では、同社の新システムを活かしたデイトレーダー獲得やBtoBtoCビジネスの展開による収益拡大に注目が集まると想定。同社は2014年11月から、高速性とサービスの外部提供を視野に入れた設計が特徴の新基幹システム「RAIDEN」を稼働開始。同システムの稼働後は、同社の信用取引売買代金シェアが拡大しており、デイトレーダー獲得が進んでいるとみているとした。今後はBtoBtoCビジネスによって、同社の収益基盤が拡大するかどうかに注目。

★10:40 松井証券-SMBC日興が新規「2」 高水準な利益率・株主還元を保とう
 松井証券<8628.T>が4日ぶり反落。SMBC日興証券では、業績に懸念はなく、次なるカタリスト待ちとコメント。投資評価「2(中立)」、目標株価1180円として、新規カバレッジを開始した。
 短期的に同社の業績に懸念はないが、相対的なバリュエーション上の割安性に乏しいこと、カタリストが不足していることから、セクター内の相対評価に基づく投資評価は「2」。高い収益性とローコストオペレーションが高い利益率を生んでいると注目。潤沢な自己資本と高水準な株主還元で、利回り株としての魅力ありとした。


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