後場コメント No.6 太平洋セメント、日産自動車、住友大阪セメント、ロイヤルHD、損保JPNKなど

2015/05/28(木) 15:00
★13:47  太平洋セメント-JPモルガンが目標株価引き下げ 仕込みの好機
 太平洋セメント<5233.T>が6日ぶり反発。JPモルガン証券では、短期材料不足も、中期的飛躍の刈り取りに向け仕込みの好機とし、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は460円→440円と引き下げた。
 (1)市場想定通りに14年度対比微増益で公表された会社計画、(2)国内事業では14年度からさらに15億円の悪化要因と見ている電力コスト、(3)過去5年間増益となっている生コン関連での減益計画など、保守的な印象は拭えないとコメント。会社側は米国事業での修繕コストの積み増しを計画しているが、JPモルガンでは1Qにこのコストが偏重すると予想し、4~6月利益進ちょくは鈍いとの見方を示した。
 目先、評価材料に欠けるために上値が重い展開が予想されるものの、低バリュエーションがサポートとなり、下値は抑制される見込み。短期的には、内需好転や来期以降の成長期待が高まる年後半のパフォーマンスを狙い、段階的な仕込みの好機ととらえるとした。

★13:48 日産自-続伸 4月国内生産は3.0%増 3カ月ぶりにプラスに転じる
 日産自動車<7201.T>が続伸。同社が28日に発表した4月の国内生産実績は、前年同月比3.0%増の6万3311台となり、3カ月ぶりにプラスに転じた。
 国内販売は同18.0%減の3万2964台だった。海外販売は同2.1%減の36万2353台となった。海外生産は同2.0%減の34万9633台と減った。一方、輸出は、主に「エクストレイル」の台数増により、同33.6%増の4万5488台だった。

★13:51  住友大阪セメント-JPモルガンが「Neutral」へ引き上げ 内需好転で下値は抑制される
 住友大阪セメント<5232.T>が大幅に6日続伸。JPモルガン証券では、内需好転、センチメントは徐々に良化傾向へとコメント。投資判断を「Underweight」→「Neutral」、目標株価を370円→440円と引き上げた。
 自社株買いの公表によりバリュエーション水準は底上げされたが、同社のマザーマーケットである国内のセメント需要は夏場にかけてプラス転換すると予想し、同社株に関しても現状のセンチメントからの悪化は見込みにくく、下値が抑制された株価推移を予想するとした。ただし、15年度会社計画ではすでに内需を4600万トン前提としているため、業績上振れ期待→上値創出には、内需のモメンタムを見定める必要があると考えているとコメント。

★13:53 ロイヤルHD-反発 天丼てんやで「真鯛といかかき揚げ天丼」と「ダブルチーズ鶏天丼」を販売
 ロイヤルホールディングス<8179.T>が3日ぶり反発。同社は28日、天丼てんやにおいて、季節限定メニューとして、真鯛の上品な味わいが楽しめる「真鯛といかかき揚げ天丼」と、2種類のチーズを鶏天に合わせた「ダブルチーズ鶏天丼」を、6月4日から販売すると発表した。159店舗で販売を予定。7月15日までの限定となる。

★13:56  損保ジャパン日本興亜HD-JPモルガンが目標株価引き上げ 説明会は好印象
 損保ジャパン日本興亜ホールディングス<8630.T>が反発。JPモルガン証券では、説明会は好印象とし、「株価NAV倍率の東京海上との差は縮小したが、さらなる縮小もあり得る」と想定。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を4400円→5700円と引き上げた。
 2015年度会社計画では、自然災害除くベースでE/Iコンバインドレシオは前年度比2.8 ポイント改善し、91.1%と想定。株主還元の決定に使用する修正利益(除く生保)は、2014年度の909億円から、2015年度は1380億円に改善する見込み。財務会計上の純利益は2014年度の542億円から、2015年度は1600億円に改善すると見込まれている。
 説明会でマネジメントは、中長期的には代理店での仕事のフローをより改善し、支社による営業サポートを減らす試みを推し進め、さらなる効率化を進めたいと表明。2015年度予想配当が80円であること、同社の株主還元の方針を踏まえると、来期も今期の170億円を上回る金額の自社株買いを期待してよさそうとした。


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