後場コメント No.7 NTT、KDDI、ホンダ、TOWA、デンソーなど

2015/05/28(木) 15:01
★14:01  FPG-3日続落 26日報道内容による業績への影響を否定も売り止まらず
 FPG<7148.T>が3日続落。投資家から資金を集め、リース案件を組成する同社は27日、「26日に一部報道機関により、政府が税理士に対し、企業に提供している節税策の報告を2017年度にも義務付ける検討に入ったとの報道がなされたが、当該内容の事実確認はできていない」とコメントした。ただし、株価は下げ止まらず、1000円の節目を割り込んでの推移となっている。
 同社株が26日に大幅安となった背景として、同報道による同社事業への影響懸念による思惑売りが各種メディアから指摘されていたが、同社ではこれについて、「当該報道事実が、当社タックス・リースアレンジメント事業およびその他事業の今期業績に与える影響はございません」とコメントしている。

★14:06  NTT-岩井コスモが新規「B+」 NTTドコモの収益改善で営業増益に復帰へ
 NTT<9432.T>が3日続落。岩井コスモ証券では、NTTドコモの収益改善で営業増益に復帰すると想定。投資判断「B+」、目標株価10000円として、新規カバレッジを開始した。
 今16.3期営業利益は前期比11%増を会社は計画。「ドコモ光パック」の販売を本格化するNTTドコモなど、グループ会社の収益改善で営業増益に復帰する見込み。今期は増配も計画され、中期的な1株あたり利益の成長目標に加えて、株主還元に関して会社側が前向きな姿勢を示している点は、株価の支援材料になるとの見方を示した。

★14:10  KDDI-岩井コスモが目標株価引き上げ 株価指標面では割安感がある
 KDDI<9433.T>が小幅続落。岩井コスモ証券では、株価指標面では割安感があると判断。投資判断「A」を継続、目標株価を3167円→3500円と引き上げた。
 割引サービス「auスマートバリュー」契約数の増加が続いており、前15.3期営業利益(国内会計基準ベース)と比較した今16.3期営業利益(国際会計基準ベース)は2ケタ増益の見通しと順調。1人で複数の端末を所有するマルチデバイス化などが追い風となり、中期的に業績拡大が続く見通し。

★14:13 ホンダ-堅調 4月国内生産は34.1%減 海外は7.0%増で4月として過去最高を記録
 ホンダ<7267.T>が堅調。28日に発表した同社の4月の国内生産実績は、前年同月比34.1%減の5万1944台となり、9カ月連続のマイナスとなった。
 国内販売は、同23.1%減の4万1667台となり、7カ月連続のマイナスとなった。輸出は前年同月比52.1%減の1376台と2カ月連続のマイナス。一方、海外生産は同7.0%増の32万7109台と2か月連続でプラスとなり、4月単月として過去最高を記録した。

★14:17 TOWA-岩井コスモが目標株価引き上げ 今期も主力製品が好調で営業増益が継続へ
 TOWA<6315.T>が3日ぶり反発。岩井コスモ証券では、今期も主力製品が好調で営業増益が続くと予想。投資判断「A」を継続、目標株価を880円→1000円と引き上げた。
 同社は、半導体製造後工程のモールディング装置で世界トップシェア。半導体業界の設備投資が旺盛であり、業績の回復傾向が強まっていると注目。内外で生産能力を増強するとともに、研究開発投資も積極化し、成長への体制を整えていると指摘した。

★14:25  デンソー-続伸 超小型電気自動車を活用した独立電源ネットワークシステムを運用開始
 デンソー<6902.T>が続伸。同社は28日、超小型電気自動車を活用した独立電源ネットワークシステム「ピコグリッドシステム」を開発し、そのシステムを使った構内移動の運用を安城製作所(愛知県安城市)で開始したと発表した。
 ピコグリッドシステムは、小規模な太陽光発電と蓄電池、超小型電気自動車を活用して電力を供給する独立型の直流分散電力システムに、車両管理システムを組み合わせたシステム。太陽光で発電した電力を直流のまま超小型電気自動車や蓄電池に蓄電することにより、直流から交流への電力変換ロスを抑制し、効率的に自然エネルギーを活用することができる。


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