〔Market Flash〕やはり気になる米国株の調整、ハイイールド債の動向に注意~三菱UFJMS

2015/05/28(木) 14:40
【14:30】やはり気になる米国株の調整、ハイイールド債の動向に注意~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、米国では米国株に慎重な見方が再び目立っていると指摘しており、そのようななか、当面はハイイールド債などクレジット市場の動向に注意したいとコメントしている。現在の米国株上昇は景気・業績の回復よりも良好な金融環境に支えられた側面が強いとみている。年初来、財務省証券利回りが上昇する中、ハイイールド債利回りは原油安懸念から昨年後半に大幅に上昇していたため、むしろ低下した。今後、資源国景気の減速懸念などからハイイールド債が調整する場合、米国株は比較的大きく調整するリスクがあると考えている。この場合、為替市場ではドル高一巡が想定され、日本株も調整を強いられる可能性があると予想している。 【14:05】保険セクターの選好を再強調、好パフォーマンスが続くと予想~野村  野村証券では15.3期決算と今期の会社計画を踏まえ、保険セクターの選好を再度強調している。レーティング「Buy」で推奨する保険4社の推奨投資順位は、第一生命保険(8750)、損保ジャパン日本興亜HD(8630)、MS&AD(8725)、東京海上HD(8766)としている。第一生命のカタリストは、中期経営計画目標の達成確度の高まりや同目標の上振れと想定している。損保ジャパンやMS&ADは国内損保事業の収支改善が今期も見込まれ、株主還元の可視性も高いことから、短期的には東京海上と比べて選好されるとみている。東京海上は、中期経営計画に沿った事業基盤拡大と資本効率改善に期待している。保険各社では株主還元が拡大しているが、今後の安定的な利益成長を考慮すれば、この傾向は継続すると考えている。 【13:25】電力会社は16.3期に全社黒字化・復配へ~SMBC日興  SMBC日興証券では、電力・ガスセクターの業種格付け「強気」を継続している。電力料金の再値上げや原発再稼働の寄与に加え、2014年秋以降の原油価格及びLNG価格の下落により、短期的なスライド差益が生じる可能性が高いとみており、16.3期1Q決算では、前年同期比で九州電力(9508)で300億円、関西電力(9503)で600億円、中部電力(9502)で700億円程度の増益要因として寄与する可能性があると試算している。16.3期通期では、15.3期に経常赤字を計上した北海道電力(9509)、関西電力、九州電力も収益を回復させ、全社が黒字化して期末に配当を実施すると予想している。 【12:55】不動産セクター 18年オフィス大量供給懸念は杞憂~大手外資系証券  ゴールドマン・サックス証券では不動産セクターに関して、東京建物(8804)、三菱地所(8802)、東急不動産HD(3289)、NTT都市開発(8933)の「買い」を再強調している。当面オフィス新規供給による空室率上昇リスクは小さく、空室率の改善は継続すると予想している。2018年以降のオフィス大量供給に対する懸念が高まっているが、GSでは大型再開発事業に伴う既存ビル取り壊しによる滅失面積と建設コスト上昇による竣工遅延で15-20年の東京主要5区におけるオフィス大量供給リスクは限定的とみている。大企業を中心に業績は堅調に推移しており、既に07.3期経常利益の水準を超えていることから、賃料増額を受け入れるテナント比率が昨年よりも高まると予想している。 【10:45】建設・住宅セクター 清水と長谷工のガイダンスがポジティブ~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では建設・住宅セクターに関して、各社の16.3期ガイダンスは総じて保守的ではあったが、全体としてはポジティブな印象と捉えており、なかでも清水建設(1803)と長谷工(1808)の内容を評価している。次のカタリストは1Q決算とみており、年度会社計画に対する利益進捗率、マージン動向などに注目している。各社の株価動向をみると、バリュエーション面での魅力は薄らいでおり、今後は企業収益の拡大によって株価が形成されていくと予想している。また、株主還元に関しては依然として不十分であるが、これまでの低位安定配当から増配志向を強めていることはポジティブな事象と考えている。 【10:25】カーエレクトロニクス業界は変革期、パナソニックを推奨~野村  野村証券では、次世代自動車の開発が加速するなか、カーエレクトロニクス業界も大きな変革期を迎えていると指摘している。既存のオーディオ・ナビの販売動向に加え、テレマティクス、次世代コックピット、先進運転支援システム(ADAS)などの開発動向にも注視していく必要があるとみている。業界内では、快適・安全・環境領域のそれぞれにおいて高い成長が狙え、戦略投資にも積極的なパナソニック(6752) の投資魅力が最も高いと考えている。 【9:50】野村不動産系3リートが合併を発表、今後の先行事例に~UBS  UBS証券では野村マスターファンド(3285、NMF)、野村オフィス(8959、NOF)、野村レジデンシャル(3240、NRF)の3リートが10月1日に合併すると発表したことを受け、中長期では新リートの成長が加速するなどメリットが享受できる可能性はあるが、大きな含み損を抱え成長戦略が描きにくかったNOFの救済合併の印象で、NMFにはやや不利な合併と捉えている。ただし、メリット・デメリットが混在しており、短期株価への影響は限定的とみている。また、J-REIT初の「正ののれん」を伴う合併となる見通しで、今後も同様のスキームでJ-REIT間の合併が生じる可能性があると考えている。 【9:20】日本株は上値は追い難い状況、強気の利益計画を出した会社に注目~SMBC日興  SMBC日興証券では、日本株の12カ月先予想PERは16倍前後と、2009年以降のレンジ上限近辺となっており、業績予想の上方修正を伴わなければ、一段の上値は追い難いと考えている。日本経済の先行指標が総じて弱含んでいることや、新年度の会社計画が保守的であったことから、短期的にはコンセンサス予想はむしろ切り下がる公算が大きく、こうした中では強気の利益計画を出した会社に注目している。会社計画が事前コンセンサス対比で上振れた銘柄の株価パフォーマンスをみると、7月頃までアウトパフォームする傾向があるとのこと。特にアナリスト予想の最大値をも超える会社計画を出したものは、比較的長い期間、大幅にアウトパフォームする傾向がみられると指摘している。 【8:45】寄り前気配は塩野義、ユー・エス、ライオン、富士重などが高い気配値  主力株の寄り前気配では、塩野義(4507) +2.80%、ユー・エス・ (4732) +2.79%、ライオン(4912) +2.77%、富士重(7270) +2.77%、スルガ銀(8358) +2.66%、日通(9062) +2.55%、ネクソン(3659) +2.47%、丸井G(8252) +2.41%、良品計画(7453) +2.32%、科研薬(4521) +2.19%などが高い気配値。  一方、NKSJHD(8630) -4.65%、島忠(8184) -2.82%、ソニーFH(8729) -2.68%、スタートトゥ(3092) -2.20%、イズミ(8273) -1.82%、石油資源(1662) -1.77%、住友電(5802) -1.76%、ホトニクス(6965) -1.68%、きんでん(1944) -1.49%、DENA(2432) -1.43%などが安い気配値となっている。
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