前場コメント No.10 三菱ガス化学、近畿車両、東邦ＨＤ、住友大阪セメント、スズケンなど
★10：05 パルコ－3日続伸 アパレルウェブと資本・業務提携 持ち分法適用会社化
パルコ<8251.T>が3日続伸。同社は8月3日の大引け後に、アパレル・ファッションに特化したWebマーケティング支援を行う、アパレルウェブ（東京都中央区）と資本・業務提携を締結すると発表した。
アパレルウェブの第三者割当増資を引き受け、約4億円を出資し、持ち分法適用会社化する。国内では店舗事業の優位性拡大に向けたICT活用「オムニチャネル販売」の促進、海外では海外成長取り込みとして越境ECとリアル店舗を受け皿にした専門店海外進出支援、インバウンド対応の強化について提携する。国内専門店ならびに商業施設運営事業者向けのサービスを拡大する狙い。
パルコ<8251.T>が3日続伸。同社は8月3日の大引け後に、アパレル・ファッションに特化したWebマーケティング支援を行う、アパレルウェブ（東京都中央区）と資本・業務提携を締結すると発表した。
アパレルウェブの第三者割当増資を引き受け、約4億円を出資し、持ち分法適用会社化する。国内では店舗事業の優位性拡大に向けたICT活用「オムニチャネル販売」の促進、海外では海外成長取り込みとして越境ECとリアル店舗を受け皿にした専門店海外進出支援、インバウンド対応の強化について提携する。国内専門店ならびに商業施設運営事業者向けのサービスを拡大する狙い。
★10：09 三菱ガス化学－野村が目標株価引き上げ 円安と機能化学品で野村予想は上方修正
三菱ガス化学<4182.T>が4日ぶり反落。野村証券では、メタノール安で経常減益も化学品各事業は改善傾向と判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は700円→790円と引き上げた。
円安（118円→121円、対ドル1円安で経常利益7億円増）に見直したことに加え、ポリカーボネート樹脂の採算改善を織り込んだとした。1Qはメタノール市況が低下したため持ち分法投資損益が悪化し、経常減益となったが、天然ガス、芳香族、機能化学品の各事業では原料安効果が発現し、収益が大幅に改善。ただし、減速感を示す事業もあり、電子材料の動向には注視が必要であるとした。
三菱ガス化学<4182.T>が4日ぶり反落。野村証券では、メタノール安で経常減益も化学品各事業は改善傾向と判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は700円→790円と引き上げた。
円安（118円→121円、対ドル1円安で経常利益7億円増）に見直したことに加え、ポリカーボネート樹脂の採算改善を織り込んだとした。1Qはメタノール市況が低下したため持ち分法投資損益が悪化し、経常減益となったが、天然ガス、芳香族、機能化学品の各事業では原料安効果が発現し、収益が大幅に改善。ただし、減速感を示す事業もあり、電子材料の動向には注視が必要であるとした。
★10：14 近畿車－小幅高 75億円投じ鉄道車両を増産
近畿車両<7122.T>が小幅高。4日付「日経新聞」では、同社が国内外で鉄道車両を増産すると報じた。市場は報道を頼りに小幅に買いで反応している。
2016年夏をメドに軽量アルミを使った最新車両の生産能力を本社工場（東大阪市）で年240両規模と現在の2倍にする。米国工場（カリフォルニア州）でも一貫生産体制を整える。投資額は合計で75億円程度。東京五輪向けに鉄道各社が計画する車両の更新需要のほか、海外での受注拡大に対応すると報じられている。
近畿車両<7122.T>が小幅高。4日付「日経新聞」では、同社が国内外で鉄道車両を増産すると報じた。市場は報道を頼りに小幅に買いで反応している。
2016年夏をメドに軽量アルミを使った最新車両の生産能力を本社工場（東大阪市）で年240両規模と現在の2倍にする。米国工場（カリフォルニア州）でも一貫生産体制を整える。投資額は合計で75億円程度。東京五輪向けに鉄道各社が計画する車両の更新需要のほか、海外での受注拡大に対応すると報じられている。
★10：15 東邦ＨＤ－野村が目標株価引き上げ 7～9 月期以降はC型肝炎薬が販売加速へ
東邦ホールディングス<8129.T>が大幅反落。野村証券では、堅調な決算と判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を3500円→3900円と引き上げた。
4～6月期の堅調な業績進ちょくに加え、7～9月期以降はC型肝炎薬ソバルディの拡販、顧客支援システムを通じたフィービジネスの拡大が進むことを踏まえ、野村予想は若干上方修正。医薬品セクターのPERが上昇していることから適用PERを20倍→22倍へ引き上げ、目標株価を引き上げるとした。野村予想には織り込んでいないとしたが、7月に承認されたC型肝炎薬（遺伝子タイプ1型）ハーボニー配合錠の取り扱いが始まると、さらなる業績の上積みが期待できると指摘。
東邦ホールディングス<8129.T>が大幅反落。野村証券では、堅調な決算と判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を3500円→3900円と引き上げた。
4～6月期の堅調な業績進ちょくに加え、7～9月期以降はC型肝炎薬ソバルディの拡販、顧客支援システムを通じたフィービジネスの拡大が進むことを踏まえ、野村予想は若干上方修正。医薬品セクターのPERが上昇していることから適用PERを20倍→22倍へ引き上げ、目標株価を引き上げるとした。野村予想には織り込んでいないとしたが、7月に承認されたC型肝炎薬（遺伝子タイプ1型）ハーボニー配合錠の取り扱いが始まると、さらなる業績の上積みが期待できると指摘。
★10：16 住友大阪セメント－小動き 1Q営業益15％増観測 石炭価格の下落で採算改善
住友大阪セメント<5232.T>が小動き。4日付「日経新聞」では、同社の2015年4～6月期の連結営業利益が、前年同期比15％増の40億円超となったようだと報じた。主力のセメント事業は国内需要の低迷で出荷が伸び悩んだが、原燃料の石炭価格の下落で採算改善した。セメントの保管施設のトラブルで前年同期に運搬費が増えた影響もなくなったとポジティブな内容が伝わったものの、市場の反応は薄い。
住友大阪セメント<5232.T>が小動き。4日付「日経新聞」では、同社の2015年4～6月期の連結営業利益が、前年同期比15％増の40億円超となったようだと報じた。主力のセメント事業は国内需要の低迷で出荷が伸び悩んだが、原燃料の石炭価格の下落で採算改善した。セメントの保管施設のトラブルで前年同期に運搬費が増えた影響もなくなったとポジティブな内容が伝わったものの、市場の反応は薄い。
★10：18 スズケン－野村が目標株価引き上げ 1Q業績は堅調でソバルディの拡販に期待
スズケン<9987.T>が5日ぶり反落。野村証券では、おおむね堅調な進ちょくを確認できたとコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は4300円→4800円と引き上げた。
4～6月期は医薬品卸売事業で大きな採算悪化を招くことなく、医薬品市場と同等以上の成長を確認できるとして、野村予想を若干上方修正。C型肝炎治療薬ソバルディ(Sovaldi)は医療費助成が進む7～9月期後半から拡販を見込むとした。ソバルディの売上高は、4～6月期は10数億円程度にすぎないが、今後医療費助成を実施する自治体が増えるにつれて拡販が進む見通し。
スズケン<9987.T>が5日ぶり反落。野村証券では、おおむね堅調な進ちょくを確認できたとコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は4300円→4800円と引き上げた。
4～6月期は医薬品卸売事業で大きな採算悪化を招くことなく、医薬品市場と同等以上の成長を確認できるとして、野村予想を若干上方修正。C型肝炎治療薬ソバルディ(Sovaldi)は医療費助成が進む7～9月期後半から拡販を見込むとした。ソバルディの売上高は、4～6月期は10数億円程度にすぎないが、今後医療費助成を実施する自治体が増えるにつれて拡販が進む見通し。
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