後場コメント No.5 荏原、三菱商事、千代田化工建設、アルプス電気、ＴＨＫなど
★13：22 荏原－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き下げ コンプレッサーの受注進ちょくは依然厳しい
荏原<6361.T>が大幅反発。ＳＭＢＣ日興証券では、コンプレッサーの受注進ちょくは依然厳しい状況と判断。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は670円→560円と引き下げた。
今16.3期1Q決算、取材を経て業績予想を見直し。今16.3期営業利益予想は329億円→317億円、来17.3期は286億円→266億円へ変更。同社コア事業であるコンプレッサーの受注進ちょくは厳しく、同社受注計画達成のハードルは高いと指摘。アップストリーム側の需要がより厳しくなることで、同社が得意領域とするエチレンなど石油化学、石油精製といった下流プラント向けでの価格競争が厳しくなることにも留意する必要があるとした。
しかし、同事業の収益源はアフターサービスであり、今期について大幅に会社計画営業利益が未達になるリスクは低い見込み。株価については短期的に割安感はあると考えているとしたが、コンプレッサー事業における受注底打ち、回復タイミングを見極めたいとした。
荏原<6361.T>が大幅反発。ＳＭＢＣ日興証券では、コンプレッサーの受注進ちょくは依然厳しい状況と判断。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は670円→560円と引き下げた。
今16.3期1Q決算、取材を経て業績予想を見直し。今16.3期営業利益予想は329億円→317億円、来17.3期は286億円→266億円へ変更。同社コア事業であるコンプレッサーの受注進ちょくは厳しく、同社受注計画達成のハードルは高いと指摘。アップストリーム側の需要がより厳しくなることで、同社が得意領域とするエチレンなど石油化学、石油精製といった下流プラント向けでの価格競争が厳しくなることにも留意する必要があるとした。
しかし、同事業の収益源はアフターサービスであり、今期について大幅に会社計画営業利益が未達になるリスクは低い見込み。株価については短期的に割安感はあると考えているとしたが、コンプレッサー事業における受注底打ち、回復タイミングを見極めたいとした。
★13：24 三菱商事－大幅続伸 シンガポールのオラムと提携 農産物のグローバル調達網拡充
三菱商事<8058.T>が大幅に3日続伸。同社は28日、在シンガポール農産物事業会社Olam International（オラム社）に20％出資し、Olam社と資本業務提携を締結したと発表した。
同社は、オラム社の創業家から8％相当の株式を取得するとともに、オラム社の第三者割当増資の引き受け（12％相当）により、合計20％の出資（総額約15.3億シンガポールドル、約1300億円）を行い、オラム社に取締役2名を派遣し、経営参画する。オラム社を戦略的事業パートナーとすることで、日本のみならず世界各国の消費者への安定的な食品の提供に貢献する。
三菱商事<8058.T>が大幅に3日続伸。同社は28日、在シンガポール農産物事業会社Olam International（オラム社）に20％出資し、Olam社と資本業務提携を締結したと発表した。
同社は、オラム社の創業家から8％相当の株式を取得するとともに、オラム社の第三者割当増資の引き受け（12％相当）により、合計20％の出資（総額約15.3億シンガポールドル、約1300億円）を行い、オラム社に取締役2名を派遣し、経営参画する。オラム社を戦略的事業パートナーとすることで、日本のみならず世界各国の消費者への安定的な食品の提供に貢献する。
★13：27 千代田化工建設－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き下げ 大型案件受注の期待は依然高い
千代田化工建設<6366.T>が大幅反発。ＳＭＢＣ日興証券では、原油安はリスクだが、大型案件受注の期待は依然高いと判断。投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は1100円→930円と引き下げた。
今16.3期1Q決算、取材を経て業績予想を見直し。今16.3期営業利益は250億円→229億円、来17.3期は351億円→313億円と下方修正。大型案件受注見通しを後ろ倒しにしたこと、海外子会社の収益性を下方修正したことが営業利益修正の主因。
モザンビークLNGのFID（最終投資決定）時期を2015年12月から2016年3月へ後ろ倒ししたものの、今期中に発注がなされる可能性が高いと予想（受注金額は3300億円を織り込んでいる）。従来から50％の受注確率を見込んでいたLake Charles LNGプロジェクトを前回予想の今16.3期4Qから来17.3期4Qへ後ろ倒しした結果（受注金額は2500億円分織り込む）、今16.3期受注金額は8100億円→5854億円に引き下げるとしたが、会社計画3500億円を大きく上回ると予想した。
千代田化工建設<6366.T>が大幅反発。ＳＭＢＣ日興証券では、原油安はリスクだが、大型案件受注の期待は依然高いと判断。投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は1100円→930円と引き下げた。
今16.3期1Q決算、取材を経て業績予想を見直し。今16.3期営業利益は250億円→229億円、来17.3期は351億円→313億円と下方修正。大型案件受注見通しを後ろ倒しにしたこと、海外子会社の収益性を下方修正したことが営業利益修正の主因。
モザンビークLNGのFID（最終投資決定）時期を2015年12月から2016年3月へ後ろ倒ししたものの、今期中に発注がなされる可能性が高いと予想（受注金額は3300億円を織り込んでいる）。従来から50％の受注確率を見込んでいたLake Charles LNGプロジェクトを前回予想の今16.3期4Qから来17.3期4Qへ後ろ倒しした結果（受注金額は2500億円分織り込む）、今16.3期受注金額は8100億円→5854億円に引き下げるとしたが、会社計画3500億円を大きく上回ると予想した。
★13：29 アルプス－岩井コスモが判断、目標株価を共に引き上げ
アルプス電気<6770.T>が大幅に4日続伸。岩井コスモ証券では、スマートフォン関連や車載用途の案件増加、そのほか円安効果も見込まれるとして、投資判断を「B+」→「A」に、目標株価を3900円→4300円に、それぞれ引き上げた。
保守的な会社予想に対して、想定為替レート（1ドル115円、1ユーロ125円）から円安効果が期待できるほか、年末商戦向けのスマートフォンへの案件増加など、為替と実需両面で業績が拡大する可能性が高いとした。
アルプス電気<6770.T>が大幅に4日続伸。岩井コスモ証券では、スマートフォン関連や車載用途の案件増加、そのほか円安効果も見込まれるとして、投資判断を「B+」→「A」に、目標株価を3900円→4300円に、それぞれ引き上げた。
保守的な会社予想に対して、想定為替レート（1ドル115円、1ユーロ125円）から円安効果が期待できるほか、年末商戦向けのスマートフォンへの案件増加など、為替と実需両面で業績が拡大する可能性が高いとした。
★13：36 ＴＨＫ－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き下げ 下期から来期にかけて不透明感が増しつつある
ＴＨＫ<6481.T>が大幅反発。ＳＭＢＣ日興証券では、今下期から来期にかけて不透明感が増しつつあると判断。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は3000円→2400円と引き下げた。
今16.3期1Q決算、取材を経て業績予想を見直し。今16.3期営業利益予想は298億円→274億円、来17.3期は252億円→240億円と変更。中国に関してはスマホ関連である小型工作機械に加え、中型、大型工作機械向けも一段と需要は減速。さらに、北米においてはSPE、特に前工程向けの需要が下がってきていると指摘。日本も同様の状況であることを考えると、今期会社計画は未達リスクが高いと考えているとした。
ＴＨＫ<6481.T>が大幅反発。ＳＭＢＣ日興証券では、今下期から来期にかけて不透明感が増しつつあると判断。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は3000円→2400円と引き下げた。
今16.3期1Q決算、取材を経て業績予想を見直し。今16.3期営業利益予想は298億円→274億円、来17.3期は252億円→240億円と変更。中国に関してはスマホ関連である小型工作機械に加え、中型、大型工作機械向けも一段と需要は減速。さらに、北米においてはSPE、特に前工程向けの需要が下がってきていると指摘。日本も同様の状況であることを考えると、今期会社計画は未達リスクが高いと考えているとした。
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