前場コメント No.8 浜松ホトニクス、NTTデータ、ACCESS、リゾートトラスト、日本金属など

2015/09/01(火) 11:30
★9:47  浜松ホトニクス-TIWが「2+」継続 16.9期も医用分野向けを中心に収益増が持続へ
 浜松ホトニクス<6965.T>が続落。投資情報会社のTIWでは、16.9期も医用分野向けを中心に収益増が持続すると想定。投資評価「2+(Outperform)」を継続した。
 株価は6月以降軟調な展開となっているが、高値後の短期的な調整局面と推察。好調な医用機器が来期も引き続き収益増をけん引すると予想されるほか、世界の高エネルギー物理実験向け光電子増倍管の本格収益貢献や、MEMSを使った超高感度センサーの成長ポテンシャルにも中期的に期待が可能。今後の株価見通しを変更する必要はないとの見方を示した。

★9:50  NTTデータ-5日ぶり反落 社内IT基盤の保守運用業務にウェアラブルデバイスを活用
 NTTデータ<9613.T>が5日ぶり反落。同社は8月31日、メガネ型コンピューターであるスマートグラスを用いた現場作業の支援システムを開発し、同社社内IT基盤での保守運用業務における利用を同日より開始すると発表した。
 開発した遠隔作業支援システムを使用することにより、確認者が現場へ出向くことなく、遠隔地から作業の進ちょく状況および結果を確認することが可能となり、作業コストの削減と作業品質の担保が期待できる。今後、海外拠点を含めた社内での活用を拡大し、2015年度中にソリューション提供を開始したい考え。また、同システムを含め、ウェアラブルデバイスを適用したシステムの提供により、2018年までに累計で50億円のビジネス創出を目指す方針。

★9:51  ACCESS-大幅に5日続伸 上期は営業赤字縮小 費用後ろ倒しに加えコスト削減が奏功
 ACCESS<4813.T>が大幅に5日続伸。ブラウザソリューションなどのIT関連サービスを手掛ける同社は31日、16.1期上期(2~7月)の連結営業損益が、1.4億円の赤字(前年同期は5.6億円の赤字)だったと発表した。
 同社グループのネットワークソフトウェア事業を行っているアイピー・インフュージョンにて、下期に見込んでいた一部案件を前倒しで早期に売上計上したことなどにより、売上高が増加した。一方で、上期に見込んでいた費用の一部を下期に後ろ倒ししたことに加え、グループ全体でコスト削減に取り組んだことも赤字縮小に寄与した。

★9:52 リゾートトラスト-5日続伸 みなとみらいに「横浜ベイコート倶楽部」建設へ
 リゾートトラスト<4681.T>が5日続伸。同社は8月31日の大引け後に、横浜市の「みなとみらい21中央地区20街区MICE施設整備事業」について、横浜市PFI事業審査委員会による審査を経て、竹中工務店を代表企業とするグループが落札者に選定されたと発表した。
 ホテル事業では、会員制リゾートホテル「横浜ベイコート倶楽部(仮称)」と一般高級ホテルを併設。一般高級ホテルは、MICE誘致の相乗効果を図るため、国際会議に出席する政府要人の宿泊にも対応可能な客室を有するホテルを予定しているとし、詳細は今後決定する。2020年春頃のホテル開業を目指すとした。

★9:58  日本金属-ストップ高 日本文理大学がモーター鉄心を開発で思惑
 日本金属<5491.T>がストップ高。日本文理大学の榎園正人特任教授らの産学の研究グループが、厚さ0.05ミリと薄い電磁鋼板を積層し、モーター回転時に発生する渦電流損を従来品の半分以下に減らせるモーター鉄心を開発したと、一部報道で伝えられたことが手がかり。鉄心には日本金属が開発した極薄鋼板が使用されており、買い材料視されているようだ。
 通常、鉄心は厚さ0.35ミリ~0.50ミリの素材が使われる。高速回転のモーターは渦電流損が発生。鋼板に厚みがあるほどモーターの効率は悪くなるとされ、そこで同0.05ミリ材の渦電流損を同0.35ミリ材と比較した結果、約50分の1となった。両材を鉄心にしたモーターも作製し、同0.05ミリ材は約20%効率が優れ、鉄心の発熱量は約4分の1に抑えられたと伝えられている。


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