前場コメント No.11 清水建設、戸田建設、トプコン、宇部興産、日新製鋼など
★10：29 清水建設－野村が目標株価引き上げ 引き続き業績は上振れ基調で推移しよう
清水建設<1803.T>が売り買い交錯。野村証券では、受注スタンス、顧客先に引き続き注目。レーティング「Buy」を継続、目標株価を1150円→1360円と引き上げた。
4～6月期の建築の粗利率は7.7％と順調に進ちょく。大型案件の受注を手控え、同社の得意とする中小型案件に注力するスタンスが奏功していると考えるとした。土木の粗利率は同業他社と比較するとやや低位ではあるが、過去に受注した低採算案件の悪影響が払しょくされることで中期的には改善する見込み。建築、土木ともに粗利率の見通しを引き上げて業績予想を上方修正。大型案件の受注スタンスや、足もとで旺盛である工場関連の受注に変化がないか引き続き注目するとした。
清水建設<1803.T>が売り買い交錯。野村証券では、受注スタンス、顧客先に引き続き注目。レーティング「Buy」を継続、目標株価を1150円→1360円と引き上げた。
4～6月期の建築の粗利率は7.7％と順調に進ちょく。大型案件の受注を手控え、同社の得意とする中小型案件に注力するスタンスが奏功していると考えるとした。土木の粗利率は同業他社と比較するとやや低位ではあるが、過去に受注した低採算案件の悪影響が払しょくされることで中期的には改善する見込み。建築、土木ともに粗利率の見通しを引き上げて業績予想を上方修正。大型案件の受注スタンスや、足もとで旺盛である工場関連の受注に変化がないか引き続き注目するとした。
★10：31 戸田建設－野村が目標株価引き上げ 会社予想比では上振れ基調
戸田建設<1860.T>が5日続伸。野村証券では、会社予想比では上振れ基調と判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は509円→613円と引き上げた。
4～6月期の単体粗利率は建築で8.9％、土木で11.7％と高水準。前年同期と比較して減少しているとはいえ、工事損失引当金の戻入による一過性の好影響は残ったと見られるとした。同様の理由により連結営業利益は前年同期比12％減であったが、会社予想と比較すると上振れ基調で推移していると推察。受注環境は良好に推移しており、施工力の上限が受注水準を決めている状況が続いていることから、足もとの受注案件の採算も引き続き改善傾向にあると考えるとした。計画の進ちょくや良好な事業環境を考慮し、建築の粗利率見通しを引き上げ、業績予想を上方修正。
戸田建設<1860.T>が5日続伸。野村証券では、会社予想比では上振れ基調と判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は509円→613円と引き上げた。
4～6月期の単体粗利率は建築で8.9％、土木で11.7％と高水準。前年同期と比較して減少しているとはいえ、工事損失引当金の戻入による一過性の好影響は残ったと見られるとした。同様の理由により連結営業利益は前年同期比12％減であったが、会社予想と比較すると上振れ基調で推移していると推察。受注環境は良好に推移しており、施工力の上限が受注水準を決めている状況が続いていることから、足もとの受注案件の採算も引き続き改善傾向にあると考えるとした。計画の進ちょくや良好な事業環境を考慮し、建築の粗利率見通しを引き上げ、業績予想を上方修正。
★10：32 ニチイ学館－反落 大連九鼎互聯科技発展をグループ会社化
ニチイ学館<9792.T>が6日ぶり反落。同社は8月31日の大引け後に、100％子会社であるニチイ香港を通じて、中国現地の事業法人である大連九鼎互聯科技発展（大連市）の持ち分を取得し、グループ会社化すると発表した。増資引き受けによって、持ち分の51％を取得する。大連九鼎互聯科技発展は、ソフトウェアの開発・販売などを行う。しかし、マーケットの反応は薄い。
ニチイ学館<9792.T>が6日ぶり反落。同社は8月31日の大引け後に、100％子会社であるニチイ香港を通じて、中国現地の事業法人である大連九鼎互聯科技発展（大連市）の持ち分を取得し、グループ会社化すると発表した。増資引き受けによって、持ち分の51％を取得する。大連九鼎互聯科技発展は、ソフトウェアの開発・販売などを行う。しかし、マーケットの反応は薄い。
★10：36 トプコン－大幅安 東芝が保有株をすべて売却へ 発行済み株式の30.39％
トプコン<7732.T>が大幅安。東芝<6502.T>は31日、グループが保有するトプコンの3284万4100株（発行済み株式総数の30.39％）をすべて売却すると発表した。
売却額（連結）は、およそ500億～600億円で、2016年3月期連結決算の税引前利益として300億～400億円を計上する見込み。グループの資産効率および財務体質改善を目的とする。今回の売却に伴い、同社は東芝の持ち分法適用会社から除外される。一方、東芝との協業関係は継続する方針とした。
トプコン<7732.T>が大幅安。東芝<6502.T>は31日、グループが保有するトプコンの3284万4100株（発行済み株式総数の30.39％）をすべて売却すると発表した。
売却額（連結）は、およそ500億～600億円で、2016年3月期連結決算の税引前利益として300億～400億円を計上する見込み。グループの資産効率および財務体質改善を目的とする。今回の売却に伴い、同社は東芝の持ち分法適用会社から除外される。一方、東芝との協業関係は継続する方針とした。
★10：41 宇部興産－反発 ポリイミドワニスで新ブランド「ユピア」を立ち上げ LiB用など開発
宇部興産<4208.T>が反発。1日付「化学工業日報」では、同社がポリイミド（PI）ワニスで新ブランド「ユピア」を立ち上げると報じた。
既存品をベースとした高耐熱製品に加え、リチウムイオン2次電池（LiB）バインダー用や、水系や環境負荷の低い有機溶剤を用いたグレードもラインアップ。新規顧客の開拓に取り組むとされる。なお、需要の増加に対応するため生産体制も従来比で2倍に増強した。ワニス分野を主力のフィルムに並ぶ事業へ育成するとの内容から、業績拡大期待による買いが優勢となっている。
宇部興産<4208.T>が反発。1日付「化学工業日報」では、同社がポリイミド（PI）ワニスで新ブランド「ユピア」を立ち上げると報じた。
既存品をベースとした高耐熱製品に加え、リチウムイオン2次電池（LiB）バインダー用や、水系や環境負荷の低い有機溶剤を用いたグレードもラインアップ。新規顧客の開拓に取り組むとされる。なお、需要の増加に対応するため生産体制も従来比で2倍に増強した。ワニス分野を主力のフィルムに並ぶ事業へ育成するとの内容から、業績拡大期待による買いが優勢となっている。
★10：41 日新製鋼－野村が目標株価引き下げ 在庫評価を除くベースでも下方修正
日新製鋼<5413.T>が続落。野村証券では、在庫評価を除くベースでも下方修正とコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は1700円→1300円と引き下げた。
今16.3期以降の経常利益予想を下方修正。ステンレスを中心に在庫評価損益を減額した影響は大きいが、在庫評価損益を除く実質ベースでも、今16.3期経常利益予想を202億円から176億円へ下方修正。来17.3期の大幅経常増益が予想され、ステンレス受注も今後徐々に回復してくる可能性があるため、現状の株価に一定の割安感はあると指摘。ただし、（1）ニッケル市況の反転などによるステンレスの買い控えの解消の兆し、（2）具体的な配当方針が見えてこない中で、積極的な投資スタンスは取りづらいとした。
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日新製鋼<5413.T>が続落。野村証券では、在庫評価を除くベースでも下方修正とコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は1700円→1300円と引き下げた。
今16.3期以降の経常利益予想を下方修正。ステンレスを中心に在庫評価損益を減額した影響は大きいが、在庫評価損益を除く実質ベースでも、今16.3期経常利益予想を202億円から176億円へ下方修正。来17.3期の大幅経常増益が予想され、ステンレス受注も今後徐々に回復してくる可能性があるため、現状の株価に一定の割安感はあると指摘。ただし、（1）ニッケル市況の反転などによるステンレスの買い控えの解消の兆し、（2）具体的な配当方針が見えてこない中で、積極的な投資スタンスは取りづらいとした。
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