後場コメント No.4 豊田自動織機、ホンダ、いすゞ自動車、コーナン商事、住友商事など

2015/10/07(水) 15:00
★12:59 豊田自動織機-CSが目標株価引き下げ エンジンの下振れを産業車両の上振れで補完
 豊田自動織機<6201.T>が反発。クレディ・スイス証券では、エンジンの下振れを産業車両の上振れで補完していると判断。投資評価「OUTPERFORM」を継続した。目標株価は8200円→7800円と引き下げた。
 今16.3期営業利益予想1350億円は据え置き、来17.3期を1530億円から1500億円へ減額修正。今16.3期はトヨタの新型IMVの立ち上がりがやや緩やかに進む中でGDなどのエンジン台数はやや下振れる見込み。一方、産業車両は米欧を中心に販売は好調で通期でも数千台上振れとなる見通し。下期にかけては買収発表済みのTailift フォークリフト事業、TMCC フォークリフト販売金融部門も一部収益寄与する見込み。来17.3期からIFRS会計基準の導入が予定されており、表向きのマージンは大幅に改善すると予想。

★13:06  ホンダ-CSが目標株価引き上げ 不透明要因は残る 様子見のスタンスを継続
 ホンダ<7267.T>が続伸。クレディ・スイス証券では、不透明要因は残るとして、様子見のスタンスを継続。投資評価「NEUTRAL」を継続、目標株価は4000円→4100円と引き上げた。
 IFRS会計基準を適用した営業利益予想は、今16.3期が7850億円(従来7120億円、米国会計基準)、来17.3期は8750億円(同8160億円、同)。今期1Qは一過性要因による増減益影響があったが、北米などでPilot/HR-Vといった新型車の限界利益効果が見られたのも確かとコメント。また、足もとの中国販売も好調が継続。一方で、国内販売の下振れや、新興国通貨安、エアバッグリコール問題といった不透明要因は残っており、様子見のスタンスを続けるとした。

★13:08 いすゞ自動車-CSが目標株価引き下げ 販売面は変わらず新興国通貨安は懸念材料
 いすゞ自動車<7202.T>が6日続伸。クレディ・スイス証券では、販売面は変わらず、新興国通貨安は懸念材料と判断。投資評価「NEUTRAL」を継続、目標株価は1750円→1450円と引き下げた。
 今16.3期営業利益予想を1860億円(従来1910億円)、来17.3期を2030億円(同2120億円)に減額修正。販売面の見方は大きく変わらず。国内CV需要は上振れるとみられるが、タイ/インドネシアのCV需要は回復が遅れる見込み。収益面では新興国通貨安影響が懸念されるとした。

★13:12 コーナン商事-続伸 9月既存店売上高は3.7%増 3カ月連続のプラス
 コーナン商事<7516.T>が続伸。関西が地盤のホームセンター大手である同社は6日、9月の既存店売上高が3.7%増だったと発表した。3カ月連続のプラス。客単価が5.3%上昇し、客数の1.6%減を補った。全店売上高は6.0%増加した。

★13:12 住友商事-CSが「NEUTRAL」へ引き下げ ビジビリティの改善を待ちたい
 住友商事<8053.T>が3日ぶり反落。クレディ・スイス証券では、資源・非資源ともにビジビリティの改善を待ちたいとコメント。投資評価を「OUTPERFORM」→「NEUTRAL」、目標株価を1600円→1140円と引き下げた。
 CSのの資源価格予想前提更新を踏まえて業績予想を見直し。純利益(NP)予想を今16.3期2330億円→2200億円(インドネシア自動車金融会社再編影響は含まない)、来17.3期を2530億円→2100億円へ変更。同社は前期中に多額の減損をしたこともあり、一般的に資源エクスポージャーが比較的小さいとみられている。しかし、他商社があまり持たない銀・亜鉛・鉛の価格下落や、アンバトビーニッケルプロジェクトや豪州石炭事業の収益低迷が続くことによる全社収益への影響が懸念されると指摘。また、非資源事業でもTBC (米国タイヤ事業)の収益改善が進むかどうかを含めて、利益に対するビジビリティはあまり高くないとした。

★13:16 C&R-大幅に3日続伸 上期は2.3%営業減益 IT分野で大型案件減
 クリーク・アンド・リバー社<4763.T>が大幅に3日続伸。医師や弁護士といった専門家に対する仕事紹介サービスなどを手掛ける同社は7日12時30分、16.2期上期(3~8月)の連結営業利益が、9.1億円(前年同期比2.3%減)だったと発表した。会社の通期予想(15.0億円)に対する進ちょくは、60.5%となった。一方、売上高は128.7億円(同9.2%増)と増収での着地となった。
 クリエイターを対象としたエージェンシー事業は順調に推移するも、IT分野における大型案件の減少や、人員採用を先行して行ったことなどから、全体では営業減益となった。株価は前場から強い動きで、減益決算発表を受け一時上げ幅縮小の場面もあったが、ネガティブ視する動きは限定的で、高値圏での推移となっている。


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