後場コメント No.7 三井金属、村田製作所、青山商事、新日鉄住金、神戸製鋼所など
★13：51 三井金属－後場一段高 オービス・インベストメント・マネジメントが株式保有割合を増加
三井金属<5706.T>が後場一段高。7日13時15分公表の大量保有報告書（5％ルール）で、英国投資ファンドのオービス・インベストメント・マネジメントが同社の株式の保有割合を増加させていることが公表され、買い材料視されているようだ。保有割合は6.78％→7.85％と増加させている。
三井金属<5706.T>が後場一段高。7日13時15分公表の大量保有報告書（5％ルール）で、英国投資ファンドのオービス・インベストメント・マネジメントが同社の株式の保有割合を増加させていることが公表され、買い材料視されているようだ。保有割合は6.78％→7.85％と増加させている。
★13：52 村田製作所－みずほが「UP」へ引き下げ スマホのピークアウトをバリュエーションに反映
村田製作所<6981.T>が大幅続落。みずほ証券では、スマホのピークアウトをバリュエーションに反映させ、投資判断を「中立」→「アンダーパフォーム」、目標株価を19000円→13000円と引き下げた。
みずほでは､以前よりスマホ市場の15年後半以降の減速を予想してきたとしたが、今回、このシナリオを再確認したとコメント。業績予想と株価バリュエーションにより反映させたとしている。背景は、(1)中国スマホ市場の頭打ち感がより強まったこと、(2)これまでの一定の機能向上により、買い替え需要や部品点数増加のペースが鈍化する可能性があること、(3)iPhones6S/6S+の需要喚起は大きくないと感じられることなど。
村田製作所<6981.T>が大幅続落。みずほ証券では、スマホのピークアウトをバリュエーションに反映させ、投資判断を「中立」→「アンダーパフォーム」、目標株価を19000円→13000円と引き下げた。
みずほでは､以前よりスマホ市場の15年後半以降の減速を予想してきたとしたが、今回、このシナリオを再確認したとコメント。業績予想と株価バリュエーションにより反映させたとしている。背景は、(1)中国スマホ市場の頭打ち感がより強まったこと、(2)これまでの一定の機能向上により、買い替え需要や部品点数増加のペースが鈍化する可能性があること、(3)iPhones6S/6S+の需要喚起は大きくないと感じられることなど。
★13：53 青山商－続落 9月既存店売上高4.1％増も客数は減少
青山商事<8219.T>が続落。同社は7日10時30分、9月の既存店売上高が前年同月比4.1％増だったと発表した。全店ベースでは同6.4％増加した。ビジネスウェア事業における既存店売上高は4.2％増加、カジュアル・リユース事業における既存店売上高は1.2％増加した。既存店合計の客数増減率は0.4％減と、8月（2.4％増）から低下した。スーツやフォーマルが堅調に推移した。
青山商事<8219.T>が続落。同社は7日10時30分、9月の既存店売上高が前年同月比4.1％増だったと発表した。全店ベースでは同6.4％増加した。ビジネスウェア事業における既存店売上高は4.2％増加、カジュアル・リユース事業における既存店売上高は1.2％増加した。既存店合計の客数増減率は0.4％減と、8月（2.4％増）から低下した。スーツやフォーマルが堅調に推移した。
★13：58 オリエンタルランド－水戸が目標株価引き下げ 天候要因などから上期入園者数は▲3％
オリエンタルランド<4661.T>が続落。水戸証券では、天候要因などから上期入園者数が▲3％となったことを受け、レーティング「B+」を継続も、目標株価を9750円→8200円と引き下げた。
今16.3期は会社計画並みの売上高4703億円（+1％）、営業利益1061億円（▲4％）を予想。前回5月に予想した売上高4800、営業利益1130億円からは下方修正。下期のばん回によって、今期入園者数は会社計画並みを確保する見通し。
オリエンタルランド<4661.T>が続落。水戸証券では、天候要因などから上期入園者数が▲3％となったことを受け、レーティング「B+」を継続も、目標株価を9750円→8200円と引き下げた。
今16.3期は会社計画並みの売上高4703億円（+1％）、営業利益1061億円（▲4％）を予想。前回5月に予想した売上高4800、営業利益1130億円からは下方修正。下期のばん回によって、今期入園者数は会社計画並みを確保する見通し。
★14：04 新日鉄住金－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き下げ 鋼材輸出環境の悪化を織り込む
新日鉄住金<5401.T>が3日続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、鋼材輸出環境の悪化を織り込み、業績予想を下方修正。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続も、目標株価を4000円→3300円と引き下げた。
今16.3期経常利益予想を5000億円→3600億円へと下方修正。要因は（1）鋼材出荷量の減少（250億円の減益要因）、（2）アジアの鋼材市況の下落を受けた輸出価格の下落（単価下落要因で600億円の下方修正）、（3）主原料価格の下落に伴うたな卸資産評価差損の拡大（150億円の減益要因）など。特に、中国の鋼材市況に今のところ歯止めがかかっていないことで下期の輸出価格の下落は避けられなくなってきたとみるとした。シームレスパイプの出荷量も失速しているとみられるが、原油価格下落に伴うエネルギーコストの軽減で、一部は相殺可能と予想。
新日鉄住金<5401.T>が3日続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、鋼材輸出環境の悪化を織り込み、業績予想を下方修正。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続も、目標株価を4000円→3300円と引き下げた。
今16.3期経常利益予想を5000億円→3600億円へと下方修正。要因は（1）鋼材出荷量の減少（250億円の減益要因）、（2）アジアの鋼材市況の下落を受けた輸出価格の下落（単価下落要因で600億円の下方修正）、（3）主原料価格の下落に伴うたな卸資産評価差損の拡大（150億円の減益要因）など。特に、中国の鋼材市況に今のところ歯止めがかかっていないことで下期の輸出価格の下落は避けられなくなってきたとみるとした。シームレスパイプの出荷量も失速しているとみられるが、原油価格下落に伴うエネルギーコストの軽減で、一部は相殺可能と予想。
★14：08 神戸製鋼所－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き下げ 建機事業の収益が大幅に悪化
神戸製鋼所<5406.T>が大幅に6日続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、建機事業の収益が大幅に悪化していると判断。投資評価「3（アンダーパフォーム）」を継続、目標株価を200円→120円と引き下げた。
9月28日に会社計画の下方修正が発表されたことを受け、今16.3期のＳＭＢＣ日興予想を会社予想並みへ引き下げると同時に、来17.3期～18.3期予想も下方修正。同社は鋼材の輸出比率が高炉上位他社と比較して低いことから、直近のアジアの鋼材市況の下落に伴う輸出価格のビジネスへの影響は相対的に軽微にとどまっている。一方で、今回（1）加古川製鉄所でのトラブル（50億円の減益要因）、（2）鉄鋼事業の子会社の不振や棚卸資産評価差損の拡大（50億円の減益要因）、（3）コベルコ建機の中国などでの不振（70億円の減益要因）などが収益を下押ししていると指摘。
神戸製鋼所<5406.T>が大幅に6日続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、建機事業の収益が大幅に悪化していると判断。投資評価「3（アンダーパフォーム）」を継続、目標株価を200円→120円と引き下げた。
9月28日に会社計画の下方修正が発表されたことを受け、今16.3期のＳＭＢＣ日興予想を会社予想並みへ引き下げると同時に、来17.3期～18.3期予想も下方修正。同社は鋼材の輸出比率が高炉上位他社と比較して低いことから、直近のアジアの鋼材市況の下落に伴う輸出価格のビジネスへの影響は相対的に軽微にとどまっている。一方で、今回（1）加古川製鉄所でのトラブル（50億円の減益要因）、（2）鉄鋼事業の子会社の不振や棚卸資産評価差損の拡大（50億円の減益要因）、（3）コベルコ建機の中国などでの不振（70億円の減益要因）などが収益を下押ししていると指摘。
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