後場コメント No.3 パナソニック、東京製綱、クレディセゾン、豊田合成、西武HDなど

2016/03/07(月) 15:00
★12:49 パナソニック-3日ぶり反発 米NCRにリチウムイオン電池を大量供給
 パナソニック<6752.T>が3日ぶり反発。7日付「日経新聞」で、同社がインドで、ATM世界最大手の米NCRにリチウムイオン電池を大量供給すると報じたことが材料視され、地合いの悪いなかでも株価はプラス圏で推移している。
 インドではATMの設置台数が2020年に14年の2倍強に増える見通しで、中でも停電時も利用できる電池搭載型の伸びが見込まれる。同社はNCRを皮切りに顧客を拡大し、20年に10万台への搭載を目指すと伝わっている。

★12:49 東京製綱-底堅い エジプトで炭素繊維複合材料を使った送電実験を実施
 東京製綱<5981.T>が底堅い。6日付「日経新聞」では、同社がエジプトで炭素繊維複合材料を使った送電実験を行うと報じた。
 現地の電力会社や電線メーカーと共同で1年間送電。炭素繊維複合材料を使うとケーブルの芯材を減らして電線を増やすことができ、送電容量を2倍に増やせるとされる。試験結果を生かしてエジプトのインフラ整備需要を取り込むとの内容から、業績寄与に期待する買いが株価を支えている。

★12:52  クレディセゾン-SMBC日興が目標株価引き下げ カード事業での収益力向上に注目
 クレディセゾン<8253.T>が5日続伸。SMBC日興証券では、当面はカード事業での収益力向上に注目。投資評価「3(アンダーパフォーム)」を継続、目標株価を2300円→1800円と引き下げた。
 中期業績予想は上方修正したものの、目標株価を引き下げた理由は(1)バリュエーション基準年度の変更、(2)市場全体の期待収益率の上昇であるとした。再評価には(1)2016年後半稼動予定の新システムの正常稼動後のカード事業の拡大余力、(2)独立系ノンバンクとしての国内カード事業以外の事業拡大が必要。まずは、(1)のカード事業での収益力向上に注目とした。

★12:53  インフォテリア-大幅反落 「Biware ASTERIAアダプタ」の提供を開始
 インフォテリア<3853.T>が大幅反落。同社は3月7日の前場引け後に、アダプター開発支援プログラムによるASTERIA WARP専用アダプター「Biware ASTERIAアダプタ」の提供を開始すると発表した。3月7日より、インフォテリアの販売パートナーを通じて提供する。しかし、マーケットの反応は薄い。

★13:00  豊田合成-SMBC日興が目標株価引き下げ IMVビジネス拡大で営業利益は微増ペース
 豊田合成<7282.T>が4日続伸。SMBC日興証券では、IMVビジネス拡大で営業利益は今来期とも微増ペースと判断。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は2900円→2400円と引き下げた。
 業績予想の各利益を下方修正。営業利益は今16.3期予想を会社ガイダンス(420億円)水準まで減額。ガイダンスを上回る実力はあるが、愛知製鋼工場事故の影響で売上高約50億円、営業利益で約15億円がオポチュニティロスになると予想したため。
 為替差損の発生により経常利益は420億円(4.1%減)となる見通し。特別損失には既に事業整理損失12億円が計上されているが、欧州事業再編に伴い追加的に損失が発生する可能性は残っていると指摘。

★13:01  西武HD-底堅い 旧赤プリ跡地の再開発が利益けん引 株価は2300円の節目がサポート
 西武ホールディングス<9024.T>が底堅い。5日付「日経新聞」では、同社の2018年3月期は旧赤坂プリンスホテル跡地(東京都千代田区)の再開発でできる複合施設が利益を押し上げそうだと報じた。
 経営指標として重視するEBITDA(償却前の営業利益)で80億~90億円の増益要因と見込む。今期の連結EBITDA(1046億円)の1割近い水準となり利益成長のけん引役となりそうと伝えている。株価は2300円の心理的節目がサポートしており、底堅い推移となっている。


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