■LDNFIX=米指標受けドル円は小反落、動意は局所的

2015/07/29(水) 00:20
 ロンドンフィックスにかけては小動き。米経済指標の強弱による局所的な振幅はみられたものの、明日まで開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの思いから、為替市場は様子見ムードが強かった。欧米の株価が反発し、中国株安の悪影響が広がらなかったことも、投資家に安堵感を与え、リスク回避に伴う取引を手控えさせた可能性はある。  ドル円は小幅に反落。米長期金利の上昇が2.25%付近で頭打ちとなったほか、さえない米消費者信頼感指数を受けて、NYタイム入りにかけてつけた123.80円を高値に123.50円台まで押し戻された。国際通貨基金(IMF)が「米ドルはファンダメンタルズが示唆する水準を小幅上回る」との見解を示したことも、ドルの上値を重くした一因。  米7月消費者信頼感指数は90.9と、市場予想100.0を下回ったほか、6月分は101.4から99.8へ下方修正された。また、米5月ケースシラー住宅価格指数は前年比で+4.94%と、市場予想+5.60%を下回った。  他通貨の値動きも限定的だった。米消費者信頼感指数の結果を受けたドル安を手掛かりに、他通貨はドルに対して瞬間強含んだ。ユーロドルは1.1060ドル近辺、豪ドル/ドルは0.7334ドル、NZドル/ドルは0.6700ドルまで上昇した。ただ、FOMCを控える中で、積極的に仕掛ける感じでもなく、買いの勢いは続かなかった。  クロス円は小動き。ユーロ円が、ドル円が下押ししたところで、136.39円までレンジ下限を広げたほかは、目立った動きは見られず。ドル円の動向と他通貨の動向に挟まれて、方向性は定まらなかった。
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