米アムジェン-下落 1Q決算は予想を上回る増収増益も新薬保険適用問題を嫌気
4月29日 終値 前日比 前日比(%)
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AMGN 158.30 -2.26 -1.41%
4月29日の取引で米製薬大手のアムジェン(NASDAQ:AMGN)の株価が下落した。第1四半期決算は市場予想を上回る増収増益となったが、開発中の脂質異常症治療薬の保険適用が難航していることが嫌気されたもよう。
第1四半期決算は、売上高が前年同期比9.8%増の55億2700万ドル(市場予想:52億9300万ドル)、純利益は同17.1%増の19億ドル、調整後の一株当たり利益は2.90ドルと市場予想の2.59ドルを上回った。
製品別の売上高は、主力のリウマチ治療薬「エンブレル」が前年同期比24%増の13億8500万ドル、化学療法を受けるがん患者が使用する「ニューラスタ」が同4%増の11億8300万ドルとなったほか、買収したオニキスの主力製品である多発性骨髄腫治療薬「カイプロリス」が43%増の1億800万ドルとなった。
会社側は2016年通期の見通しについて、売上高を前年比2.5-4.3%増となる222億-226億ドルとし、調整後一株当たり利益を10.60-11.00ドルと従来の見通しを据え置いた。
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