前場コメント No.11 スター精密、ＫＩＨＤ、昭和シェル、コスモエネルギー、ＪＸなど
★10：20 スター精密－みずほが目標株価引き下げ mPOSプリンタ回復や積極的な株主還元を評価すべき
スター精密<7718.T>が続伸。みずほ証券では、円高や工作機械減速よりも、mPOSプリンタ回復や積極的な株主還元を評価すべき局面として、投資判断「買い」を継続した。目標株価は2000円→1980円と引き下げた。
対ドルや対欧州通貨(ユーロ/ポンド/スイスフラン)での円高、工作機械受注減速を主因に業績予想を引き下げ。ただし、従来からみずほが注目してきた、(1)mPOS関連プリンタの回復、(2)積極的な株主還元を評価するという見方は不変。銅社は全社営業利益の7割を工作機械事業が稼ぐことから、株価も工作機械株との相関が高かったが、徐々にmPOS関連プリンターの回復/成長を織り込みにいくと考えるとした。
スター精密<7718.T>が続伸。みずほ証券では、円高や工作機械減速よりも、mPOSプリンタ回復や積極的な株主還元を評価すべき局面として、投資判断「買い」を継続した。目標株価は2000円→1980円と引き下げた。
対ドルや対欧州通貨(ユーロ/ポンド/スイスフラン)での円高、工作機械受注減速を主因に業績予想を引き下げ。ただし、従来からみずほが注目してきた、(1)mPOS関連プリンタの回復、(2)積極的な株主還元を評価するという見方は不変。銅社は全社営業利益の7割を工作機械事業が稼ぐことから、株価も工作機械株との相関が高かったが、徐々にmPOS関連プリンターの回復/成長を織り込みにいくと考えるとした。
★10：27 ＫＩＨＤ－4日ぶり反発 今期輸送機器1割強増益見込む 中国でモニターシステム・配電盤が拡大
ＫＩホールディングス<6747.T>が4日ぶり反発。26日付日経新聞朝刊で、同社の16.9期の輸送機器事業の部門営業利益（部門間の調整前）は55億円前後と前期実績49億円よりも1割強伸びそうだと報じられた。同事業は全社の連結営業利益予想59億円の約9割を占める見通し。
新幹線網の整備が進む中国で、車両のモニターシステムや台車に搭載する配電盤などの売り上げが伸びるもよう。
ＫＩホールディングス<6747.T>が4日ぶり反発。26日付日経新聞朝刊で、同社の16.9期の輸送機器事業の部門営業利益（部門間の調整前）は55億円前後と前期実績49億円よりも1割強伸びそうだと報じられた。同事業は全社の連結営業利益予想59億円の約9割を占める見通し。
新幹線網の整備が進む中国で、車両のモニターシステムや台車に搭載する配電盤などの売り上げが伸びるもよう。
★10：28 昭和シェル－みずほが目標株価引き上げ 割安感は限定的 統合協議の進展を注視
昭和シェル石油<5002.T>が続伸。みずほ証券では、収益力や財務健全性などの評価を継続するも割安感は限定的で、統合協議の進展を注視するとコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は1000円→1100円と引き上げた。
同社単独でみた場合､実質ROEはセクター内で高水準、財務体質も最も健全であり、高いFCF創出力を有している点などを引き続き評価が可能。ただし、石油セクターで株価評価のために参照しているPBRとROEの関係や配当利回りからみて、特段の割安感がない状況も続いているため、投資判断は「中立」を継続。太陽電池事業の収支悪化が引き続き個社としてのリスク要因だが、1Qは電力事業も含めたエネルギーソリューション事業（ES事業）の赤字幅は4億円程度に抑制されていると指摘。
昭和シェル石油<5002.T>が続伸。みずほ証券では、収益力や財務健全性などの評価を継続するも割安感は限定的で、統合協議の進展を注視するとコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は1000円→1100円と引き上げた。
同社単独でみた場合､実質ROEはセクター内で高水準、財務体質も最も健全であり、高いFCF創出力を有している点などを引き続き評価が可能。ただし、石油セクターで株価評価のために参照しているPBRとROEの関係や配当利回りからみて、特段の割安感がない状況も続いているため、投資判断は「中立」を継続。太陽電池事業の収支悪化が引き続き個社としてのリスク要因だが、1Qは電力事業も含めたエネルギーソリューション事業（ES事業）の赤字幅は4億円程度に抑制されていると指摘。
★10：28 コスモエネルギー－みずほが目標株価引き上げ 株主還元に意欲的な点は評価
コスモエネルギーホールディングス<5021.T>が反発。みずほ証券では、財務体質に課題は残るが、収益基盤強化が進んでいる点や株主還元に意欲的な点は評価。投資判断「中立」を継続、目標株価は1380円→1450円と引き上げた。
足元の市況動向や決算発表等を踏まえて、業績予想を見直し。財務体質がぜい弱な点や石油精製元売業界で2大グループへの再編が進む中で、同業他社比でみて規模の格差が広がる点には注意が必要。ただし、千葉製油所の安定操業や丸善石油化学の連結会社化などで収益基盤を強化している点、厳しい事業環境下でも株主還元拡充に意欲的な姿勢を評価。今17.3期配当予想50円をもとにした配当利回り3.3％は、銅社の過去水準からみて割安感がでてきているものの、石油精製元売セクター平均の水準からみて割安感がでてきているとまでは言えないことから、投資判断「中立」は継続。
コスモエネルギーホールディングス<5021.T>が反発。みずほ証券では、財務体質に課題は残るが、収益基盤強化が進んでいる点や株主還元に意欲的な点は評価。投資判断「中立」を継続、目標株価は1380円→1450円と引き上げた。
足元の市況動向や決算発表等を踏まえて、業績予想を見直し。財務体質がぜい弱な点や石油精製元売業界で2大グループへの再編が進む中で、同業他社比でみて規模の格差が広がる点には注意が必要。ただし、千葉製油所の安定操業や丸善石油化学の連結会社化などで収益基盤を強化している点、厳しい事業環境下でも株主還元拡充に意欲的な姿勢を評価。今17.3期配当予想50円をもとにした配当利回り3.3％は、銅社の過去水準からみて割安感がでてきているものの、石油精製元売セクター平均の水準からみて割安感がでてきているとまでは言えないことから、投資判断「中立」は継続。
★10：40 ＪＸ－みずほが目標株価引き下げ PBRや配当利回りで割安感が強まる
ＪＸホールディングス<5020.T>が続伸。みずほ証券では、PBRや配当利回りで割安感が強まっているとし、投資判断「買い」を継続した。目標株価は510円→490円と引き下げた。
足元の市況動向や直近の決算発表内容を踏まえ、業績予想を見直し。石油セクター内での株価パフォーマンスはアンダーパフォームしているが、PBRや配当利回りでみてセクター内で割安感が高まっている点に引き続き注目。
懸案事項であるチリ・カセロネス銅鉱山は、稼働率が8割台まで上昇、9月までのフル操業により赤字幅は縮小傾向を見込む。ＪＸ単独でみて､今後3年間の実質的な設備投資負担を減価償却の範囲内に抑制することを表明したことは、今後予定されている東燃ゼネラル石油との経営統合後の新体制のCF配分政策を見通す上で好材料とみているとした。
ＪＸホールディングス<5020.T>が続伸。みずほ証券では、PBRや配当利回りで割安感が強まっているとし、投資判断「買い」を継続した。目標株価は510円→490円と引き下げた。
足元の市況動向や直近の決算発表内容を踏まえ、業績予想を見直し。石油セクター内での株価パフォーマンスはアンダーパフォームしているが、PBRや配当利回りでみてセクター内で割安感が高まっている点に引き続き注目。
懸案事項であるチリ・カセロネス銅鉱山は、稼働率が8割台まで上昇、9月までのフル操業により赤字幅は縮小傾向を見込む。ＪＸ単独でみて､今後3年間の実質的な設備投資負担を減価償却の範囲内に抑制することを表明したことは、今後予定されている東燃ゼネラル石油との経営統合後の新体制のCF配分政策を見通す上で好材料とみているとした。
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