前場コメント No.13 エボラブル、沢井製薬、フィックスターズ、オークマ、ヤマハなど

2016/11/16(水) 11:30
★10:50  エボラブルアジア-5日続伸 「かんざしクラウド」のかんざしを共同設立
 エボラブルアジア<6191.T>が5日続伸。同社は15日、ファーストキャメル(渋谷区)、アビリティコンサルタント(渋谷区)との合弁会社としてかんざし(渋谷区)を設立すると発表した。
 これまでファーストキャメルが、ホテル・旅館向けの一括プラン登録システム「かんざしクラウド」を開発・運営・営業していた。同社のシステム開発力、法人向け営業力、ファーストキャメルのツール運営ノウハウ、ホテル・旅館への販売ルート、アビリティコンサルタントの企画力を結集し、「かんざしクラウド」事業を伸長させるとしている。

★10:53  沢井製薬-野村が目標株価引き下げ 18.3期に向けて3つの新製品と米国GE発売に注目
 沢井製薬<4555.T>が3日ぶり反落。野村証券では、来18.3期に向けて3つの新製品と米国GE発売に注目。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は7100円→6600円と引き下げた。
 業績予想を下方修正。10~12月期以降は来18.3期の新製品発売に備え、工場稼働率改善が予想されるが、同社の在庫管理は厳格であり、東和薬品ほど粗利益の変動要因になると考えないとした。今後の注目点は、新製品の浸透と米国GE販売の展望。
 同社は米国でpitavastatinのGEを発売するため、14年6月にANDA申請を実施。会社によると、早くても17年11月の発売を予定。係争中の特許侵害訴訟の動向には注意する必要があると指摘。

★10:59  フィックスターズ-丸三が目標株価引き上げ データの高速処理は時代の流れ
 フィックスターズ<3687.T>が大幅反発。丸三証券では、目先のマクロ環境に不透明感はあるが、データの高速処理は時代の流れと注目。投資判断「買い」を継続、目標株価は3700円→3900円と引き上げた。
 目標株価の引き上げは、バリュエーションの適用決算期を17.9期→18.9期へ移行したため。今回の決算のポイントは以下。(1)16.9 期4Q(7~9月)は2%増収であったが、売上計上のタイミングによる模様であること、(2)今期会社計画は保守的なものになっていると考えられること。丸三では、高速処理が必要なデータの増大は時代の流れと考えているとし、「ビッグデータ関連で相対的に評価できる企業」として引き続き同社に注目しているとした。

★11:02  オークマ-5日続伸 工作機械用制御装置に搭載できるAI開発
 オークマ<6103.T>が5日続伸。16日付の日経新聞朝刊で、同社が、工作機械を動かす数値制御(NC)装置に搭載する人工知能(AI)技術を開発したことを明らかにしたと報じられた。
 インターネットなどに接続しなくても、機械が自律的に自らの異常を予見できるという。来年春から国内製の全ての工作機械にAI機能を内蔵させるとみられる。開発した「OSP-AI」は学習能力を持った診断技術で、工具を取り付ける主軸の動きや軸受けに異常がないかを蓄積した稼働データなどをもとに、アルゴリズム(計算手法)で判定するとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★11:04  ヤマハ-野村が目標株価引き上げ 楽器や音響機器が順調に販売を伸ばす
 ヤマハ<7951.T>が変わらずを挟んで続伸。野村証券では、楽器や音響機器が順調に販売を伸ばしていると判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は3100円→3300円と引き上げた。
 主力の楽器と音響機器を中心に順調な業績推移が続いている。中期的にも、先進国におけるシェアの上昇、新興国における楽器演奏人口の拡大などを背景に、安定した利益成長が続くと予想。
 会社は今17.3期通期の営業利益予想を420億円で据え置いたが、上期決算が従来計画に対して上ぶれていることなどからやや慎重な印象であるとコメント。野村の営業利益予想は、会社計画よりも10億円高い430億円に上方修正。一方、リゾート施設の営業終了に伴う特別損失の計上を織り込み、親会社株主利益予想は下方修正。来18.3期以降については、楽器と音響機器のグローバルな販売拡大と収益性の改善が続くという方向感に変更はないとした。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,385.73 +29.67
TOPIX 2,730.88 -0.07
グロース250 643.52 -15.74
NYダウ 39,558.11 +126.60
ナスダック総合 16,511.18 +122.94
ドル/円 155.63 -0.78
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ