前場コメント No.8 ブラザー、丸紅、日本無線、三菱マテリアル、積水ハウスなど

2016/11/24(木) 11:30
★9:33  ブラザー-続伸 複数の工作機械と搬送装置で構成する量産ラインの一括受注に本格参入
 ブラザー工業<6448.T>が続伸。24日付の日刊工業新聞で、自動車関連メーカーの開拓に向け、複数の工作機械と搬送装置で構成する量産ラインを一括で製作する「ターンキー」受注に本格参入すると報じられた。
 工作機械を製造する刈谷工場内にターンキー専用工場を設け、営業体制も拡充する。足元の工作機械事業の売上高は半分弱がIT業界向けだが、IT向け以外の売上高で2割増を目指すとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★9:36  丸紅-みずほが「買い」へ引き上げ リスクプレミアム低下の可能性を評価
 丸紅<8002.T>が続伸。みずほ証券では、実質レバレッジの持続的な削減から、リスクプレミアム低下の可能性を評価。投資判断を「中立」→「買い」、目標株価を530円→750円と引き上げた。
 同社は今17.3期上期決算説明会において、ハイブリッドを除くベースでレバレッジを持続的に改善したいと言及。持続的な実質レバレッジの改善を、同社の経営上の優先事項に位置づけたとみずほでは判断。株式市場の同社株に対する要求リスクプレミアム低下の可能性から、投資判断を引き上げ。実質レバレッジが極めて高位にある同社に対して、株式市場が現状暗に要求している株式リスクプレミアムは高水準にあるが、財務リスクの軽減とともに要求リスクプレミアムは低下(株価は上昇)するとみるとした。

★9:39  日本無線-続落 R&Iが格付けの方向性を「ネガティブ」に変更
 日本無線<6751.T>が続落。格付け会社の格付投資情報センター(R&I)は11月22日の大引け後に、同社の発行体格付け「BBB+」を維持したうえで、格付けの方向性を「安定的」→「ネガティブ」に変更すると発表した。
 主力事業の収益環境の悪化が目立つと指摘。海上機器事業は環境規制強化前の船舶建造の駆け込み需要が一段落し、大型商船向け市場の深刻な冷え込みで収益が低迷。収益力・キャッシュフロー創出力を思うように回復できるか不透明感が強いため、格付けを維持したものの、方向性は「ネガティブ」に変更したとしている。

★9:39  三菱マテリアル-三菱UFJMSが目標株価引き上げ インフラ投資期待感も
 三菱マテリアル<5711.T>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、インフラ投資期待感もファンダメンタルズを伴うには時期尚早と判断。投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は2900円→3090円と引き上げた。
 長期のエクイティストーリーは『北米セメント・生コンストーリー』という見方で変更なし。今17.3期下期は生コンにおいて、そのポテンシャルの一部を確認できそう。しかし、米大統領選以降やや期待感が先行しており、(1)国内セメントの収益悪化により好調な北米セメント・生コンの収益が相殺、(2)成長ドライバーである超硬工具はまだ需要回復の兆しが見えないことなどにより、今17.3期以降のファンダメンタルズを反映した株価の継続的上昇にはもう少し時間が必要であるとみているとした。

★9:40  積水ハウス-反発 IoT住宅の実現に向け異業種連携によるコンソーシアム立ち上げ
 積水ハウス<1928.T>が反発。24日付の日刊工業新聞で、IoT住宅の実現に向けた異業種連携によるコンソーシアムを立ち上げると報じられた。
 家電や自動車メーカーのほか、ベンチャーを含むIT企業の参加や官民協業を想定。IoT住宅の前提となる通信環境や情報セキュリティーなどの技術の確立、実装する生活関連サービスの開発を検討する。同社は17年中をめどに国内の複数地点でIOT受託の実証を始めるとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★9:40  八十二銀行-大和が目標株価引き上げ 預貸業務の見通し厳しい 2ケタ減益が継続
 八十二銀行<8359.T>がもみ合い。大和証券では、預貸業務の見通しが厳しく、2ケタ減益が続いているとして、投資判断「3(中立)」を継続した。目標株価は550円→590円と引き上げた。今年度は銀行計画並みを見込むも、2ケタ減益が継続しそう。長野県内の法人貸出が弱く、預貸業務の見通しは厳しいとした。


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