前場コメント No.13 電通、トランコム、塩野義、アルフレッサ、三菱食品など
★10:42 電通-SMBC日興が目標株価引き下げ M&Aによる体制強化の効果を待ちたい
電通<4324.T>が続伸。SMBC日興証券では、M&A(合併・買収)による体制強化の効果を待ちたいとコメント。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価7000円→5900円と引き下げた。
9月に買収を行ったマークル社の貢献により売上高予想は上方修正するも、3Qにおける海外事業の売上総利益の成長ペースの低下や3Qまでの円高影響を反映して、営業利益は下方修正。四半期ごとの海外事業の売上総利益のオーガニック成長率は、16.12期1Qが4.5%増→2Qが7.2%増→3Qが5.2%増と3Qに若干減速。EMEAが英国の減速の影響などで10.7%増→5.0%増→5.0%増、APACも中国の影響により5.2%増→16.8%増→5.3%増と減速傾向がみられると指摘。Americasについては2.0%減→2.4%増→5.4%増と上向いてきているが、15.12期に獲得した新規クライアント関連の取り扱い増の効果が従来想定ほど発現していない印象とした。
電通<4324.T>が続伸。SMBC日興証券では、M&A(合併・買収)による体制強化の効果を待ちたいとコメント。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価7000円→5900円と引き下げた。
9月に買収を行ったマークル社の貢献により売上高予想は上方修正するも、3Qにおける海外事業の売上総利益の成長ペースの低下や3Qまでの円高影響を反映して、営業利益は下方修正。四半期ごとの海外事業の売上総利益のオーガニック成長率は、16.12期1Qが4.5%増→2Qが7.2%増→3Qが5.2%増と3Qに若干減速。EMEAが英国の減速の影響などで10.7%増→5.0%増→5.0%増、APACも中国の影響により5.2%増→16.8%増→5.3%増と減速傾向がみられると指摘。Americasについては2.0%減→2.4%増→5.4%増と上向いてきているが、15.12期に獲得した新規クライアント関連の取り扱い増の効果が従来想定ほど発現していない印象とした。
★10:44 日清紡HD-続伸 子会社が太陽光で発電と温水供給を同時に実現するシステム実証開始
日清紡HD<3105.T>が続伸。同社は25日に、子会社の日清紡メカトロニクス(東京都中央区)と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が太陽光で発電と温水供給を同時に実現するシステムの実証を始めると発表した。
太陽光パネルの裏に水を加温する配管を設置する。実証では、112枚の太陽光パネルの裏の配管に水道水を流して加温。お湯は温浴施設に供給する。来年2月まで実証し、実用化を目指す。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
日清紡HD<3105.T>が続伸。同社は25日に、子会社の日清紡メカトロニクス(東京都中央区)と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が太陽光で発電と温水供給を同時に実現するシステムの実証を始めると発表した。
太陽光パネルの裏に水を加温する配管を設置する。実証では、112枚の太陽光パネルの裏の配管に水道水を流して加温。お湯は温浴施設に供給する。来年2月まで実証し、実用化を目指す。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
★10:47 トランコム-野村が目標株価引き下げ 7~9月期の業績悪化は一時要因が大きい
トランコム<9058.T>が続落。野村証券では、7~9月期の業績悪化は一時要因が大きいとみて、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は7700円→7000円と引き下げた。
7~9月期の業績不振を踏まえ、野村予想を引き下げるものの、一時的な費用増が主因で中長期の利益成長が続く見方に変更はないとした。今17.3期は物流情報サービスで、ビッグデータを活用したシステムにより顧客とトラックのマッチング率が向上し、国内の生産低迷から貨物輸送需要が伸び悩む中でも、同社の成約件数は7~9月期に前年同期比8%増(4~6月期は同6%増)と好調だった。従来と比べて中型の大きさの荷物を取り扱い始めている成果も出ているとみられ、今後も成長が続く見込みとした。
トランコム<9058.T>が続落。野村証券では、7~9月期の業績悪化は一時要因が大きいとみて、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は7700円→7000円と引き下げた。
7~9月期の業績不振を踏まえ、野村予想を引き下げるものの、一時的な費用増が主因で中長期の利益成長が続く見方に変更はないとした。今17.3期は物流情報サービスで、ビッグデータを活用したシステムにより顧客とトラックのマッチング率が向上し、国内の生産低迷から貨物輸送需要が伸び悩む中でも、同社の成約件数は7~9月期に前年同期比8%増(4~6月期は同6%増)と好調だった。従来と比べて中型の大きさの荷物を取り扱い始めている成果も出ているとみられ、今後も成長が続く見込みとした。
★10:54 塩野義-反発 徳島大学とライセンス契約締結 ボツリヌス使用の新規治療法で
塩野義製薬<4507.T>が反発。同社は24日、徳島大学とライセンス契約を結んだと発表した。徳島大が開発中の「ボツリヌス毒素」を使った新規治療法に対して同社が全世界での開発、販売権を取得する。同社は脳卒中後の体のまひの軽減を目的とした新規治療薬を開発するとされる。
塩野義製薬<4507.T>が反発。同社は24日、徳島大学とライセンス契約を結んだと発表した。徳島大が開発中の「ボツリヌス毒素」を使った新規治療法に対して同社が全世界での開発、販売権を取得する。同社は脳卒中後の体のまひの軽減を目的とした新規治療薬を開発するとされる。
★10:54 アルフレッサ-みずほが目標株価引き下げ 今期は医薬品市場が低調で業績不振
アルフレッサホールディングス<2784.T>が反落。みずほ証券では、今期は医薬品市場が低調で業績不振も、薬価改定がない来18.3期は大幅増益を予想。投資判断「中立」を継続も、目標株価は2200円→1900円と引き下げた。
医療用医薬品市場の伸びが低調であることを主因に、業績予想を下方修正。注目点は来18.3期にどの程度の業績回復が見込めるかという点。
セルフメディケーション卸の上期実績は、堅調なインバウンド需要などに支えられて売上高、営業利益ともに計画をやや上回った。しかし、医療用医薬品卸事業が長期収載品から後発品への切り替えが進み、市場の伸びが低調であったため、計画を下振れ。2Qの弱いトレンドは下期も続くとみられ、みずほでは今17.3期業績予想を下方修正した。
アルフレッサホールディングス<2784.T>が反落。みずほ証券では、今期は医薬品市場が低調で業績不振も、薬価改定がない来18.3期は大幅増益を予想。投資判断「中立」を継続も、目標株価は2200円→1900円と引き下げた。
医療用医薬品市場の伸びが低調であることを主因に、業績予想を下方修正。注目点は来18.3期にどの程度の業績回復が見込めるかという点。
セルフメディケーション卸の上期実績は、堅調なインバウンド需要などに支えられて売上高、営業利益ともに計画をやや上回った。しかし、医療用医薬品卸事業が長期収載品から後発品への切り替えが進み、市場の伸びが低調であったため、計画を下振れ。2Qの弱いトレンドは下期も続くとみられ、みずほでは今17.3期業績予想を下方修正した。
★10:58 三菱食品-野村が目標株価引き上げ 低温・菓子事業の業績予想を上方修正
三菱食品<7451.T>が3日続落。野村証券では、低温、菓子事業の業績予想を上方修正。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は3000円→3500円と引き上げた。
食品インフレも終息に向かいつつあり、食品卸各社は従前より厳しい事業環境が予想されるが、同社は同業界の中では堅調な業績。着実に保有有価証券の売却を進めている点は評価。
今17.3期上期の営業利益は前期比11%増益の80億円と、減益となる上場同業他社が多いなかでは堅調に推移。今後の注目点は引き続き次世代ITシステム「MILAI」の活用であり、詳細の発表を待ちたいとした。
三菱食品<7451.T>が3日続落。野村証券では、低温、菓子事業の業績予想を上方修正。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は3000円→3500円と引き上げた。
食品インフレも終息に向かいつつあり、食品卸各社は従前より厳しい事業環境が予想されるが、同社は同業界の中では堅調な業績。着実に保有有価証券の売却を進めている点は評価。
今17.3期上期の営業利益は前期比11%増益の80億円と、減益となる上場同業他社が多いなかでは堅調に推移。今後の注目点は引き続き次世代ITシステム「MILAI」の活用であり、詳細の発表を待ちたいとした。
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