前場コメント No.2 三菱製鋼、良品計画、東和フード、カルビー、ダイドードリンコなど

2016/11/29(火) 11:30
★9:01  三菱製鋼-岩井コスモが「A」へ引き上げ 原料炭価格上昇の価格転嫁が進む
 三菱製鋼<5632.T>が大幅続伸。岩井コスモ証券では、原料炭価格上昇の価格転嫁が進み、来期以降収益回復を想定。投資判断を「B+」→「A」、目標株価を190円→290円と引き上げた。
 今上期業績は、売上高で前年同期比11%減の483億円、営業利益で同17%減の14.1億円、経常利益で同55%減の6.7億円と2ケタの減収減益。円高進行による海外子会社売上の円換算影響や外貨建資産評価の目減り等が大きく影響した。
 もっとも、足もとの円安の進行により為替差損が減少すると想定され、今期の経常利益は大幅な上振れを想定。また、来期は製品価格への転嫁が進みマージンの改善が見込まれるほか、トランプ次期米大統領によるインフラ投資の政策により、建設機械需要の増加で同社特殊鋼需要も回復が期待されるとした。

★9:02  良品計画-反発 3Q累計2割営業増益で過去最高との観測 食品売れる
 良品計画<7453.T>が反発。29日付の日経新聞朝刊で、同社の17.2期3Q累計(3-11月)連結営業利益が、前年同期比2割増の310億円強となり、同期間として最高益を更新する見通しだと報じられた。
 食品の販売が好調だという。客数が回復傾向にあり、客単価の低下を補い既存店売上高が伸びるとみられる。前年同期に比べた円高で国内店舗の仕入れの採算も改善するほか、中国の新店での販売が計画を上回るもよう。

★9:02  東和フード-反落 上限4万1000株・9000万円の自己株取得枠を設定
 東和フードサービス<3329.T>が反落。同社は28日、上限4万1000株・9000万円の自己株取得枠を設定すると発表した。
 将来、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策が遂行できるようにするため。取得期間は2016年12月1日~2017年1月31日。上限4万1000株を取得した際の自己株式を除いた発行済み株式総数に対する割合は1.00%。

★9:02  JMC-買い気配スタート/マザーズ上場 寄り前1560円
 試作品メーカーのJMC<5704.T>はきょう、東京証券取引所のマザーズ市場に新上場した。公開価格960円の買い気配で始まり、差し引き約33万株の買い越し。直前の寄り前気配は1560円程度だった。
 主幹事は野村証券で、公開株数は115万株。3D(立体)プリンターおよび砂型鋳物による試作品、各種部品・商品を製造、販売している。

★9:02  カルビー-大和が「2」へ引き下げ 北海道の台風被害と北米の回復遅れが収益を圧迫
 カルビー<2229.T>が反落。大和証券では、北海道の台風被害と北米の回復遅れが収益を圧迫すると想定。投資判断を「1(買い)」→「2(アウトパフォーム)」、目標株価を5100円→3900円と引き下げた。
 大和の営業利益予想は今17.3期300億円、来18.3期350億円に引き下げ。ジャガイモの収穫減を反映した販売調整の影響や販促経費の増加、北米事業の回復の遅れを反映したもの。同社のジャガイモの年間使用量は30万トン程度であり、今回の台風被害で2.6万トン程度の不足が発生したとのことだが、輸入やスポットでの調達により不足分の対応についてのメドがたったとのこと。年末ごろから売上回復を目指す販売戦略に転換するとしており、来18.3期1Qには通常の収益環境に戻る可能性がでてきたと考えるとした。一方、北米事業は、大手小売店のへ販売攻勢を強めるため、営業・マーケティングを含めて経営体制を再構築しているが、成果が出るまで時間がかかる見込み。大和では、来18.3期からの回復を予想。

★9:02  ダイドードリ-続伸 3Q累計営業益10.7%増 増収や原価低減に向けた取り組みの推進で
 ダイドードリンコ<2590.T>が続伸。同社は28日に、17.1期3Q累計(1月21日-10月20日)の連結営業利益は44.2億円(前年同期比10.7%増)だったと発表した。
 飲料販売部門においてミネラルウォーター類をはじめとする止渇飲料やボトル缶入りコーヒー飲料の出荷が好調に推移したことに加えて、海外飲料事業子会社5社を連結対象としたことなどにより前年同期比で増収となったことや、原価低減に向けた取り組みを推進したことが寄与した。


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