後場コメント No.6 パイオニア、ディスコ、ドウシシャ、ゲオHD、ヒューリックなど

2016/11/29(火) 15:00
★14:07  パイオニア-続伸 安全運転管理ソリューション「自動安全コンサルティング」を提供開始
 パイオニア<6773.T>が続伸。同社は11月29日13時20分に、カーナビゲーションシステムを車両情報通信端末として使用する業務用車両向けのクラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」について、自動車事故削減につながる機能を強化した「自動安全コンサルティング」の提供を開始すると発表した。
 「自動安全コンサルティング」は、「ビークルアシスト」で提供している危険挙動警告やメール通知といった車載機やサーバーがドライバーの運転挙動を分析・評価する機能に加え、ひと目で指導ポイントが分かるレポート機能「安全運転管理アシスト」を新たに搭載。シンプルで継続的な安全運転管理を可能にすることで、企業における自動車事故削減をサポートするとともに、燃料費やCO2の削減にも貢献するとした。

★14:07  ディスコ-続伸 サファイアなど難削材のCMP対応フルオートマチックポリッシャーを開発
 ディスコ<6146.T>が続伸。同社は28日、サファイア、SiC、LT、LNなど難削材のCMP(化学的機械研磨)に対応したフルオートマチックポリッシャー「DFP8141」を開発したと発表した。
 カセットtoカセットでCMP加工が完了するフルオートマチック仕様。洗浄ステーションを備え、加工後のウェーハ洗浄・乾燥も自動で行う。標準のフルオート仕様のほか、搬送部の無いセミオートマチック仕様や難削材料向けグラインダDFG8830とのインライン仕様などを想定した設計になっている。今後の業績拡大への貢献が期待され、株価は上昇している。

★14:10  ドウシシャ-小動き レトロなデザインの家電展開 ブラウン管テレビ風
 ドウシシャ<7483.T>が小動き。29日付の日経産業新聞で、昭和を思い起こさせるレトロなデザインの家電を展開すると報じられた。
 1970年代のブラウン管テレビをモチーフにした20インチの液晶テレビを家電量販店などでこのほど発売した。実勢価格は7万9800円で、同じサイズのテレビの相場の3~4倍ほど。ブラウン管ならではの35センチメートルの奥行きは、収納スペースとして活用する。高齢者やデザインにこだわる若者向けに、今年度で3500台の出荷を見込んでいる。しかしながら、マーケットの反応は薄い。

★14:17  ヤマダエスバイエル-しっかり 17年度税制改正で住宅リフォーム減税を拡充する方針
 ヤマダ・エスバイエルホーム<1919.T>がしっかり。日本経済新聞・電子版で11月29日14時に、政府・与党が2017年度税制改正で住宅リフォーム減税を拡充する方針を固めたと伝えられ、思惑的な買いが入っているようだ。
 これまでは省エネや耐震性を高める工事が減税対象だったが、新たに耐久性向上のための工事を加えるもの。確定拠出年金は60歳以降にほかの年金制度から移った場合に退職所得控除を受けやすくし、利便性を高めると報じられた。

★14:17  ゲオHD-後場一段高 全国1068店舗でOCN、UQ mobile の格安SIMカードを「1円」で販売
 ゲオホールディングス<2681.T>が後場一段高。同社は29日14時に、全国のゲオ、ゲオモバイル1,068 店舗で、12月1日(木)からOCN、UQ mobileの格安SIMカードを「1円」で販売すると発表した。
 同社は、2009 年7月より中古携帯端末を取り扱い、現在は全国のゲオショップ1,300 店で買取・販売している。2014年4月からは、MVNO市場の拡大に伴い格安SIMカードも販売しており、今回の“1円キャンペーン”の実施により、一層の格安SIMの利用促進、中古携帯市場の活性化を図るとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★14:22  ヒューリック-後場下げ幅縮小 通期営業益・配当金を上方修正 賃貸・REIT関連堅調
 ヒューリック<3003.T>が後場下げ幅縮小。同社は29日14時、16.12期通期の連結営業利益予想を、従来の500億円から530億円(前期比26.2%増)へと引き上げると発表した。
 賃貸事業やREIT関連事業が堅調に推移しているほか、販売用不動産の売却も想定以上に進んでいる。
 併せて、従来16円としていた通期配当金を17円(前期は15.5円)へと引き上げた。商号をヒューリックに変更して10周年を迎え、記念配当を実施するもの。

★14:32  IHI-4日ぶり反落 発電用ガスタービンの整備事業拡大 海外市場を深耕
 IHI<7013.T>が4日ぶり反落。29日付の日刊工業新聞で、18年度に発電用ガスタービンのアフターサービス事業の売上高を15年度比約1.5倍の100億円に引き上げると報じられた。
 東南アジアやアフリカなど海外市場を深耕するほか、遠隔監視サービスに人工知能(AI)の採用を検討する。新規案件の受注積み増しとともに、安定収益が見込める整備事業を拡大するとしている。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。


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マーケットデータ
日経平均 37,068.35 -1011.35
TOPIX 2,626.32 -51.13
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NYダウ 37,986.40 +211.02
ナスダック総合 15,282.01 -319.49
ドル/円 154.42 -0.22
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