後場コメント No.6 日本信号、ゴールドウイン、藤森工業、東洋炭素、住友商事など

2016/12/01(木) 15:00
★13:50  タムラ製作所-続伸 強度を保てる接合材開発 枠狭めてスマホ大画面可能に
 タムラ製作所<6768.T>が続伸。1日付の日経産業新聞で、画面の大型化が進むスマホやタブレットなどで、ディスプレーと基板部分の接合強度を保てる新技術を開発したと報じられた。
 この技術により画面周りの枠部分を狭くする「狭額縁」の製品が作りやすくなる。狭額縁を実現する鍵となるのは新開発した導電性の接合材「SAM32―401E―13」で、このほど量産を始めた。デジタル端末は多機能化が進んで内部の部品点数が増えており、端末をよりコンパクトに設計したいメーカーに売り込むとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★13:51  日本信号-続伸 4カ国語対応券売機を開発 京浜急行バス向け
 日本信号<6741.T>が続伸。同社は1日、京浜急行バス(東京都港区)向けに4カ国語対応の新型自動券売機を開発したと発表した。
 羽田空港と横浜駅東口バスターミナルに順次納入するという。日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語に対応している。中国語ピンイン検索(中国語での発音をアルファベットで表記したもの)・韓国語検索(子音と母音の組み合わせでハングルに対応)からの停留所名・目的地の検索機能を初めて導入し、検索のしやすさが向上したとしている。今後の業績への貢献が期待され、株価は上昇している。

★13:56  ゴールドウイン-3日ぶり反発 中国アルペンスキーチームとサポート契約
 ゴールドウイン<8111.T>が3日ぶり反発。1日付の日経新聞朝刊で、同社が中国のアルペンスキー代表チームとサポート契約を結んだと報じられた。
 自社ブランド「ゴールドウイン」の耐水・透湿加工をしたジャケットや保湿性の高いウエアなどを提供するという。知名度を高めて中国市場での売り上げ増加を目指す考えのもよう。

★13:57  藤森工業-反発 情報電子事業の拡大へ向けた基盤を強化と報じられる
 藤森工業<7917.T>が3日ぶり反発。12月1日付け化学工業日報で、同社が液晶ディスプレイの製造工程に用いられる偏光板用(光学用)プロテクトフィルム、パソコンやゲーム機などのICに使用される層間絶縁フィルムの電子回路用材など、情報電子事業の拡大へ向けた基盤を強化すると伝えられた。
 12月1日付けで組織再編を実施し、新規ビジネスによる領域拡大と将来事業の育成を強力に推進する。グローバル展開については、当面の重要市場の1つと位置付ける中国におけるマーケティング体制を強化するため、深センに構える現地法人の分公司を近く上海に新設する計画で、従来の華南地区に加え、華東地区を開拓する体制を整備すると報じられた。

★14:03  東洋炭素-反発 黒鉛シートの用途開拓を加速 新規分野への展開に注力と報道
 東洋炭素<5310.T>が反発。12月1日付け化学工業日報で、同社が黒鉛シートの用途開拓を加速すると伝えられた。
 ガスケットやシーリングをはじめ金型の保護材や離型材などで実績のある素材で、耐熱性や耐薬品性、可とう性、クッション性に優れる機能性を生かして、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)向けのリチウムイオン2次電池(LiB)の保護材といった新規用途への提案に力を入れる。一部のユーザーではすでに評価が進んでおり、既存の供給先が好調なうちに新規分野への展開を図り、長期的に事業継続を目指すと報じられた。

★14:09  住友商事-続伸 タイで変電所の建設受注 契約金額42億円
 住友商事<8053.T>が続伸。同社は1日に、タイの変電所の土木据付込み一括請負工事契約について、住友商事などのコンソーシアムがタイ発電公社より受注したと発表した。
 契約金額は約42億円で、2018年11月に完工予定。同社はコンソーシアムリーダーならびに500キロボルトおよび230キロボルトガス絶縁開閉装置一式の輸出を担当するとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。


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