前場コメント No.1 タダノ、キヤノン、ゼビオ、UACJ、日本製鋼所など

2016/12/02(金) 11:30
★9:00  タダノ-買い気配 JPモルガンが「OW」へ引き上げ 自助努力と需要回復の合わせ技で1本
 タダノ<6395.T>が買い気配。JPモルガン証券では、「自助努力と需要回復の合わせ技で1本」とコメント。投資判断を「Neutral」→「Overweight」、目標株価を1300円→1900円と引き上げた。
 株価は旧目標株価に達したが、原油価格の上昇や北米、中東など海外需要の底打ちで、来18.3期減益予想から一転、増益の業績回復を予想。株価は本格的な上昇局面を迎えるとの見方を示した。国内売上の改善余地は限定的だが、海外需要の回復を予想し、自助努力と併せた増益を背景に割安と判断。Analyst Focus ListのMost Preferred Stockに追加するとした。

★9:00  キヤノン-9日続伸 宇宙ロケットに参入 JAXAと協力
 キヤノン<7751.T>が9日続伸。2日付の日経新聞朝刊で、同社が宇宙ロケット事業に参入すると報じられた。
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が手掛けるミニロケットの開発に参画するという。精密機器で蓄積したノウハウを生かし、機体の制御システムを供給するとみられる。

★9:00  ゼビオ-JPモルガンが「Neutral」へ引き上げ 業績下振れと株価調整懸念は後退した
 ゼビオホールディングス<8281.T>が3日続伸。JPモルガン証券では、最も厳しい時期の終了で、さらなる業績下振れと株価調整懸念は後退したと判断。投資判断を「Underweight」→「Neutral」、目標株価を1650円→1700円と引き上げた。
 JPMの新予想は市場予想線。今後の増益基調は継続と予想するものの、資本収益性は不十分な水準とした。これらを勘案し、現株価はフェアバリュー圏と見て、投資評価を「Neutral」に変更。
 14.3期まで6%以上にあった営業利益率は、その後2%台まで急激に悪化し、現状は緩やかな回復途上。業績悪化の主因として、(1)需要伸び悩み(部活需要減など)と競合影響(同業・ネット通販に加え、スポーツアパレル・靴では異業種との競合も激化)、(2)組織変更と複数のM&A(合併・買収)による経費率悪化、(3)PB商品戦略の軟調と為替影響・在庫問題などがあったと想定。現状、これらの課題がキレイに解決したわけではないが、急激な業績悪化時期は終了と認識するとした。ただし、現時点では従来のような高収益性への回復は予想しづらいとコメント。

★9:01  UACJ-岩井コスモが「B」へ2段階引き下げ 投資により財務リスクが懸念される
 UACJ<5741.T>が4日続落。岩井コスモ証券では、投資により有利子負債増加など財務リスクが懸念されるとコメント。投資判断を「A」→「B」、目標株価を390円→340円と引き下げた。
 11月29日、同社はタイに370億円、米国に180億円の合計550億円の投資により、タイ・ラヨン製造所と米国TAAの生産能力を増強すると発表。来期の大幅な増益予想に変化はないものの、今回の追加投資実行によりタイ工場の先行投資負担が増加することや、金利が上昇局面にある中での有利子負債増加など、財務リスクの高まりが懸念されるとした。

★9:01  日本製鋼所-SMBC日興が「2」へ引き上げ 過度な期待値が修正されたため
 日本製鋼所<5631.T>が続伸。SMBC日興証券では、過度な期待値が修正されたため、投資評価を「3(アンダーパフォーム)」→「2(中立)」と引き上げた。目標株価は2100円→2000円と引き下げた。
 今17.3期営業利益予想を144億円→126億円、来18.3期を125億円→136億円と変更。セクター内相対評価に基づく投資評価を「2」へ引き上げるとした。レーザーアニール装置への過度な期待が今17.3期2Q決算発表後修正されたことに加え、素形材・エネルギー事業の厳しさが全社業績に与える影響も、ある程度織り込まれたものと判断。割高感も払しょくされたため、投資評価を引き上げているとした。


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