前場コメント No.9 プレサンス、中国電力、オートバックス、ABCマート、コムシスなど

2016/12/08(木) 11:30
★9:57  プレサンス-野村が目標株価引き上げ 東海地域の中堅デベロッパーを買収 地盤固める
 プレサンスコーポレーション<3254.T>が3日続伸。野村証券では、東海地域の中堅デベロッパーを買収し、地盤を固めていると注目。レーティング「Buy」を継続、目標株価を1390円→1790円と引き上げた。
 目標株価を引き上げるのは、9月末時点で来18.3期に売上計上を予定する「堺筋本町タワー(総戸数337戸)」の契約進捗率が68%、8月から発売開始し、19.3期売上計上予定の「琵琶湖(486戸)」が同35%と順調な上に、事業エリアを広島・福岡と拡大し、ホテル向けも含めて順調に開発用地の仕入れが進んでいるため。また、11月25日には人口が比較的多い割には競合が少ない東三河地区や静岡県浜松で営業展開する中堅のマンションデベロッパー「三立プレコン(マンションのブランド名は「シティライフ」」を買収し、東海エリアの営業基盤を強化なものとしたことも注目できるとした。

★9:57  中国電力-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 高水準な配当金が相対的にポジティブ
 中国電力<9504.T>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、高水準な配当金が相対的にポジティブと判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を1680円→1780円と引き上げた。
 エクイティストーリーは変更なし。三菱UFJMS予想の今17.3期配当金見通しが50円/株と高水準である点が、相対的にポジティブと判断。また、自己株式取得も注目。11月29日のプレスリリースによると、自己株式の取得は上限280億円、上限1825万株(発行済み株式総数(自己株式を除く)に対する割合5.03%)。
 なお、今17.3期経常利益予想は下方修正。主な要因は、原油価格前提の変更により、タイムラグ影響である差損を100億円(従来は差益144億円)に修正したこととした。

★10:01  初値決定-グッドコムAは32%高の2582円
 東京証券取引所のJASDAQスタンダード市場にきょう上場したグッドコムアセット<3475.T>の初値は、公開価格の1950円を32.41%上回る2582円で付いた。
 初値出来高は29万0500株で、売買代金は約7.5億円。公開株式数に対する売却率は45.76%だった。

★10:02  オートバックス-続伸 11月既存店売り上げ5.4%増 降雪による冬季商品好調で
 オートバックスセブン<9832.T>が続伸。同社は7日、11月の国内(全業態)既存店売り上げ(速報値)が前年同月比5.4%増だったと発表した。全店ベースでは5.7%増。
 降雪によりスタッドレスタイヤやタイヤチェーンなど冬季商品が好調となった。また、車検・整備は2回目以降の車検対象台数の増加や継続的な店舗での案内強化により好調を維持した。

★10:02  ABCマート-野村が目標株価引き下げ 中長期的な経営戦略の明確化が必要
 エービーシー・マート<2670.T>が続伸。野村証券では、中長期的な経営戦略の明確化が必要とコメント。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は7850円→7250円と引き下げた。
 野村予想はやや下方修正するが、今17.2期で14期連続増益を見込むとした。TVCMの効果などでPB商品にも底打ち兆候が出る中で、SC(ショッピングセンター)への複数店出店などで新規出店も加速している。中期は成長戦略の明確化が必要だが、ネットや潤沢な資金の活用余力を評価するとした。

★10:03  コムシスHD-SMBC日興が目標株価引き上げ 下半期減速を想定
 コムシスホールディングス<1721.T>が反発。SMBC日興証券では、上半期受注は順調だったが、下半期減速を想定するとし、投資評価「3(アンダーパフォーム)」を継続した。目標株価は1680円→1780円と引き上げた。
 自己株式取得を含む高水準の株主還元は、株価の下支え要因と想定。他方で、NTTグループ関連工事の受注モメンタムは、前年同期水準を踏まえると今17.3期下半期から鈍化すると想定され、また、中長期的な通信会社の設備投資抑制傾向に変わりはないとみるとした。NTT西日本エリアの再編進展を期待。


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