前場コメント No.2 ベステラ、グリーンペプタイド、HIS、野村HD、九州電力など

2016/12/12(月) 11:30
★9:01  ベステラ-売り気配 3Q累計36%営業減益 株式分割も発表
 ベステラ<1433.T>が売り気配。同社は9日、17.1期3Q累計(2-10月)の営業利益が1.8億円(前年同期間比36.0%減)だったと発表した。
 進行基準を適用している工事で、顧客先から仕様変更があったことでその分の売上高計上がされていない一方、追加原価は計上した。
 併せて、1:3の株式分割も発表している。

★9:01  ベステラ-売り気配 1:3の株式分割を実施
 ベステラ<1433.T>が売り気配。同社は9日、株式分割を行うと発表した。株式の流動性の向上と投資家層の拡大を目的としている。2017年1月31日を基準日に、普通株式1株につき3株の割合で分割する。

★9:01  グリーンペプタイド-買い気配 ネオアンチゲンペプチドワクチンの開発開始
 グリーンペプタイド<4594.T>が買い気配。同社は9日に、神奈川県立病院機構が有する特許「上皮成長因子受容体(EGFR)のT790M点突然変異に由来する抗原ペプチド」の譲渡を受け、非小細胞肺がんを適応症とするネオアンチゲンペプチドワクチンの開発を開始すると発表した。
 直近でEGFR-T790M変異に対応するチロシンキナーゼ阻害薬が上市されており、その分子標的の臨床有効性からブロックバスター化が予想され後続品も開発されていることから、EGFR-T790M変異に対応する薬剤は、世界の肺がん治療の大きな一画を占めていくことが想定されるという。同社は、これらの低分子化合物とは作用メカニズムの異なるがんワクチンとして、差別化された製品開発を行い、2017年中の臨床試験入りを目指すとしている。

★9:01  HIS-買い気配 今期40%営業増益見込む 前期29%減益着地
 エイチ・アイ・エス<9603.T>が買い気配。同社は9日、17.10期通期の連結営業利益予想を200億円(前期比40.1%増)とすると発表した。
 ハウステンボスで、第7の王国として仮想現実(VR)や拡張現実(AR)技術を使った「夢と冒険の王国」を新たにオープンする。
 16.10期通期の営業利益は143億円(前の期比28.5%減)だった。燃油サーチャージの減額や各国でのテロによる欧州旅行の減少などが響いた。

★9:02  野村HD-5日続伸 海外トップライン改善で実効税率も低下へ 「中立」へ引き上げ
 野村ホールディングス<8604.T>が5日続伸。ゴールドマン・サックス証券では、海外トップライン改善で実効税率も低下すると想定。投資判断を「売り」→「中立」、目標株価は360円→600円と引き上げた。
 海外利益回復を主因に、17.3期~19.3期当期純利益予想を2/34/32%上方修正。下値余地縮小から投資判断も「中立」に引き上げるとした。同社は2016年年初に海外のリストラクチャリングを発表、固定費削減プログラムに着手した。17.3期上期はGS想定よりもトップラインは好調であり、仮に今後、米国において金融規制の緩和が実行された場合には、さらなるトップラインの改善も期待できる。同社の海外事業は長年の赤字により繰越欠損金がたまっており、トップラインの改善は直接的に税率の改善を通じてボトムラインを大きく改善させるレバレッジがかかった状況であり、海外改善のインパクトは大きいと指摘。

★9:02  九州電力-三菱UFJMSが「OW」へ引き上げ 川内原発再稼働シナリオに変更
 九州電力<9508.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、川内原発再稼働シナリオに変更。投資判断を「Neutral」→「Overweight」、目標株価を1140円→1570円と引き上げた。
 原子力利用率の前提の引き上げ(燃料費減少)などにより、17.3期~19.3期の経常利益予想を上方修正。エクイティストーリーを変更。報道によると、12月8日に鹿児島県にある川内原発1号機が原子炉を起動した。これにより、原子力利用率の予想を見直し(従来予想は川内原発の再稼働なし)、前提を17.3期28.0%(従来22.0%)→18.3期35.0%(従来33.0%)→19.3期75.0%(従来38.0%)に修正。福岡高等裁判所は、すでに川内原発の運転差止仮処分申し立てを却下した。川内原発に関する司法リスクは相対的に低い点に注目するとしている。


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