前場コメント No.3 Hamee、オンコリス、かんぽ生命、牧野フライス、村田製作所など

2016/12/12(月) 11:30
★9:02  Hamee-買い気配 通期営業益を上方修正 積極的な新商品のリリースで
 Hamee<3134.T>が買い気配。同社は9日に、17.4期通期の連結営業利益予想を従来の5.3億円から7.7億円(前期比70.8%増)に引き上げると発表した。積極的な新商品のリリースが奏功し、コマース事業の売上高に占める自社企画商品の比率が当初計画を上回って推移していることが寄与する。17.4期上期(5-10月)の連結営業利益は3.9億円(前年同期比2.7倍)だった。

★9:02  オンコリス-5日続落 メリルリンチに新株予約権割り当て 20億5319万円調達へ
 オンコリスバイオファーマ<4588.T>が5日続落。同社は9日、メリルリンチ日本証券を割当先とする第三者割当で行使価額修正条項付新株予約権を発行すると発表した。
 テロメライシン単剤と免疫チェックポイント阻害剤に関する研究費などに充当する。同社はメリルリンチ日本証券に新株予約権を1万8400個(潜在株式数184万株、当初行使価額1114円)を割り当て、手取概算で20億5319万2000円を調達する。

★9:03  かんぽ生命-大和が「2」へ引き上げ 上場生保内で株価の出遅れ感は鮮明
 かんぽ生命保険<7181.T>が5日続伸。大和証券では、上場生保内で株価の出遅れ感は鮮明と判断。投資判断を「3(中立)」→「2(アウトパフォーム)」、目標株価を2230円→2810円と引き上げた。
 ポイントは3点。(1)金利感応度は高く、超長期の金利上昇に対する期待は大きい。16/9末のEVレポートでは金利感応度(50bp上昇時)が14%まで上昇。16/9末のEVは、金利上昇と保険料改定(16年8月)を主因に16/6末比40%増加。(2)価格戦略の点では、17年4月の保険料改定に向けて前向きな姿勢を示している。仮に値上げ幅を小幅にとどめる場合には責任準備金の繰入負担が重くなるため会計上の損益に対する懸念があったが、11/21の会社説明会では「ボトムを確保し、配当をしっかり出していくことが最重要」とコメント。16年8月に続く保険料改定となるが、相応の値上げが想定される。(3)商品戦略の点では、17年1月に基幹系システムの更改を予定しており、来年度には新サービス・新商品の提供も容易となる。養老および終身保険に特約の医療保障を付加していくことが基本的な姿勢であり、医療保障の充実については他の大手生保からは問題ないとの感触を受けているとのこと。

★9:03  牧野フライス-買い気配 三菱UFJMSが「OW」へ引き上げ 業績急回復で株価はさらなる上昇へ
 牧野フライス製作所<6135.T>が買い気配。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、業績急回復で株価はさらなる上昇を想定。投資判断を「Neutral」→「Overweight」、目標株価を630円→1200円と引き上げた。
 エクイティストーリーをポジティブサイドに変更。従来のエクイティストーリーは、受注環境は同業他社比で堅調だが、円高影響などが大きく、18.3期以降も業績回復は緩慢との見方。今回、為替前提を円安方向に修正。さらに、IT、航空機向けに対して出遅れていたエンジン加工などの自動車向け受注が、環境規制強化などを背景に、今下期以降、回復に向かうと想定。18.3期以降の業績予想を上方修正し、18.3期、19.3期ともにコンセンサスを大幅に上回るとの見方を示した。

★9:04  村田製作所-岩井コスモが「A」へ引き上げ 成長をけん引する製品・事業が育ちつつある
 村田製作所<6981.T>が続伸。岩井コスモ証券では、足もとの為替相場の状況から今期業績に増額の可能性が高まってきたこと、中期成長をけん引する新製品や新事業が育ちつつあることを評価。投資判断を「B+」→「A」、目標株価を16000円→18000円と引き上げた。
 円高が響いて上期の営業利益は前年同期比3割近い減益となり、期初計画を下振れて着地。会社側は通期業績予想を下方修正したが、為替相場の前提が保守的であり、上振れの公算もあると注目。リチウムイオン電池事業を取得し、中期成長を支える有望な新製品も育ってきたとの見方を示した。


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