前場コメント No.7 日立物流、UACJ、豊田自動織機、前田建設、栗本鉄工所など

2016/12/19(月) 11:30
★9:39  日立物流-大和が目標株価引き上げ 生産性向上や構造改革による持続成長を見込む
 日立物流<9086.T>が続伸。大和証券では、生産性向上や構造改革による持続成長を想定。投資判断「3(中立)」を継続も、目標株価は1900円→2500円と引き上げた。
 足元での生産性向上を受け、大和利益予想を増額修正。技術開発先行投資や構造改革費用取り込みはカバー可能と判断。中計目標達成に向けては、SGHグループとの具体策を見極めたいとした。

★9:40  UACJ-野村が目標株価引き上げ 中期成長性はおもしろいが積極投資は重し
 UACJ<5741.T>がもみ合い。野村証券では、中期成長性はおもしろいが積極投資は重しとみて、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は290円→330円と引き上げた。
 国内需要などの堅調な推移に鑑み、業績予想を上方修正。今17.3期、来18.3期営業増益が高い確度で期待できる点や、需要の伸びる分野や海外に進出することで中期的な成長性に優れる点は評価できるが、積極的な設備投資の影響で財務体質改善が緩やかにとどまる点も考量し、投資判断は「Neutral」を継続。タイ事業の損益改善などで、投資した事業からのリターンに対する期待が十分に高まるまでは、株価の本格的な上昇は難しいと判断。

★9:45  日立製作所-4日ぶり反落 新EV向け電池技術を開発 充電1回で400キロ走行
 日立製作所<6501.T>が4日ぶり反落。19日付の日経新聞朝刊で、同社が1回の充電で約400キロメートルを走行できる電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池技術を開発したと報じられた。
 従来の電池に比べて容量が2倍になり、現在の電気自動車より走行距離は4割ほど延びるという。電極にニッケルの合金などを使い、厚みを増すなどの工夫で、大量の電気を蓄えられるようにしたとされる。耐久性を高めて充放電をくり返しても性能が落ちないようにしたとみられ、2020年の実用化を目指すもよう。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。

★9:46  豊田自動織機-SMBC日興が目標株価引き上げ 為替前提の円安化で予想を上方修正
 豊田自動織機<6201.T>が3日ぶり反落。SMBC日興証券では、為替前提の円安化で業績予想を上方修正。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は5000円→5900円と引き上げた。
 SMBC日興では12月15日、世界シェア生産40%を有するカーエアコン用コンプレッサーのマザー工場である刈谷工場(愛知県刈谷市)を訪問。とりわけ電動コンプレッサーの製造ラインは4本あり、月産15.4万台の生産キャパは世界のHV/PHV/EV向けに需要旺盛で、実質的にフル操業状態。新型PHV用製品も立ち上げつつあり、増産は新たな業績ドライバーとして大いに期待されるとした。

★9:46  前田建設-大和が目標株価引き上げ 18.3期も増益モメンタムに減速感はない
 前田建設工業<1824.T>が続伸。大和証券では、来18.3期も増益モメンタムに減速感はないと想定。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は1100円→1260円と引き上げた。今17.3期は海外土木の損失が大きいものの、来18.3期は赤字が縮小する見込み。来18.3期は27%営業増益を予想、ゼネコンの中でも増益確度は高いとの見方を示した。

★9:48  栗本鉄工所-反落 炭素繊維強化プラ製の車部品製造受託に参入
 栗本鉄工所<5602.T>が反落。19日付の日経新聞朝刊で、同社が炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製の自動車部品の製造受託に参入すると報じられた。
 CFRP部品を製造する加工システムを開発中で、この技術を応用するという。同社は現在、CFRP加工システムを2種類開発し、将来的に外販することを計画しているとみられる。いずれのシステムも従来の加工方法に比べて、成型に必要な時間が短く、製造コストを低減できるとした。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。


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