後場コメント No.3 タカタ、日本精工、ネットイヤー、きちり、伊予銀行など

2016/12/19(月) 15:00
★13:10  タカタ-反落 JCRが長期発行体格付けを「B-」へ3段階引き下げ
 タカタ<7312.T>が4日ぶり反落。格付け会社の日本格付研究所(JCR)は12月16日に、同社の長期発行体格付けを「BB-」→「B-」へ引き下げると発表した。格付けの見通しは「ネガティブ」。
 足元の収益は堅調に推移。しかし、一部自動車メーカーからの新規受注停止が長引いており、中期的な収益減少の可能性が高まっていると指摘。財務面では銀行からの借入金残高が維持されているものの、17年に償還期日を迎える社債償還資金を確保できるか予断を許さない。スポンサー選定に時間を要しており、経営基盤の安定化に向けた進ちょくがみられないことを懸念し、長期格付けを3段階引き下げるとした。

★13:17  ハイデイ日高-4日ぶり反発 3Q累計単独営業益は3年連続過去最高との観測
 ハイデイ日高<7611.T>が4日ぶり反発。17日付の日経新聞朝刊で、同社の17.2期3Q累計(3-11月)は、単独営業利益が前年同期比4%増の37億円程度になったと報じられた。
 同期としては3年連続で過去最高になるという。夏場の天候不順が影響し既存店客数は減ったが、好採算の酒類販売が伸び利益を押し上げたとみられる。売上高は5%増の286億円強になったとされる。

★13:19  日本精工-3日ぶり反落 次世代車向け変速機付きインホイールモーター開発
 日本精工<6471.T>が3日ぶり反落。19日付の日刊工業新聞で、次世代自動車向け変速機付きインホイールモーターを開発したと報じられた。
 軸受やクラッチユニットなどの構成部品の製品化につなげることが狙い。2台のモーターを用い小型でも高い駆動性能を得られる独自方式を、自動車メーカーなどに提案する。今後、数年をかけて、各構成部品を事業化する考え。しかし、マーケットの反応は限定的だ。

★13:22  ネットイヤー-小安い ビッグデータ統合・分析ツール『NEURON DMP』販売開始
 ネットイヤーグループ<3622.T>が小安い。同社は12月19日11時ごろ、ビックデータの統合・分析をするためのデータマネジメントプラットフォーム(DMP)を小規模かつ迅速に導入、運用可能な『NEURON DMP(ニューロン ディエムピー)』の販売を開始すると発表した。
 『NEURON DMP』の活用により、顧客ごとの最適なカスタマーエクスペリエンス(CX)を設計し、顧客生涯価値(LTV)を向上させ、売上アップや企業の成長戦略に貢献するとした。導入から運用、施策提案・実施まで専門スタッフがトータルで支援することで、効果的なデータドリブンマーケティングが可能。

★13:29  きちり-3日ぶり反落 通期営業益38.5%減見込む 新規出店計画の見直などで
 きちり<3082.T>が3日ぶり反落。同社は16日に、17.6期通期の連結営業利益予想を、従来の5.5億円から2.6億円(前期比38.5%減)に引き下げると発表した。
 2Qにおける売上減少に伴う利益減少や事業拡大を見越した人材採用費などの経費の増加、また新規出店計画の見直しが響く。

★13:30  伊予銀行-3日続伸 割安感が顕著な出遅れ銘柄 出航間近 新規「買い」
 伊予銀行<8385.T>が3日続伸。シティグループ証券では、割安感が顕著な出遅れ銘柄であり、「出航間近」と判断。投資評価「1(買い)」、目標株価1100円として、新規カバレッジを開始した。
 同行は海運関連へのエクスポージャーに特色を持つ、四国地方を代表する地方銀行であるが、株価は2015年10月以降、銀行セクターおよびTOPIXを大幅にアンダーパフォームした状態が続いている。銀行セクターの時価総額上位30社の年初来株価パフォーマンスで見れば、同銘柄は下落率が最も大きい銘柄の1つ。 愛媛県の主要産業の1つである海運関連産業に対する懸念の高まり、日銀のマイナス金利政策、トランプ・ラリーにおける大手銀行主導の相場回復などがその背景にあると推察。同行のPB倍率は0.4倍強に過ぎず、株価はまだに割安な水準にあると判断。


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