前場コメント No.2 イビデン、TDK、イトーキ、SUMCO、アンジェスMGなど

2016/12/20(火) 11:30
★9:01  イビデン-売り気配 特損計上後の成長戦略に不確実性 上値限定的 「売り」へ引き下げ
 イビデン<4062.T>が売り気配。ゴールドマン・サックス証券では、特損計上後の成長戦略に不確実性があり、上値は限定的と判断。投資判断を「中立」→「売り」、目標株価を1400円→1350円と引き下げた。
 「売り」に変更する理由は、(1)今期大幅特別損失(固定資産減損と構造改革)計上後の17年度以降も、再成長戦略および業績急回復計画の不確実性が高い、(2)円安恩恵もセクター相対で小さい、(3)減価償却費の大幅低下でCF改善が抑制、(4)バリュエーションサポートが乏しいの4点。為替前提変更(102→115円/ドル、113→120円/ユーロ)で、16~18年度営業利益は従来比増額(0%/19%/18%)も、キャッシュ減少と減価償却費減少から目標株価は下方修正。

★9:01  コーナン商事-5日ぶり反発 上限20万株・5億円の自己株取得枠を設定
 コーナン商事<7516.T>が5日ぶり反発。同社は19日に、上限20万株・5億円の自己株取得枠を設定すると発表した。
 経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため。取得期間は2016年12月20日~2017年2月28日。上限20万株を取得した場合の発行済み株式総数(自己株式を除く)に対する割合は0.58%となる。

★9:02  TDK-3日続伸 今期営業益は計画上振れとの観測 中国向けスマホ部品好調
 TDK<6762.T>が3日続伸。17日付の日経新聞朝刊で、同社の17.3期の連結営業利益(米国会計基準)が、前期比19%減の760億円との会社予想から減益幅が数十億円縮小しそうだと報じられた。
 中国メーカー向けなどにスマートフォン(スマホ)部品が好調なほか、円相場が下期の想定為替レート(1ドル=100円)より円安で推移していることが寄与するという。同社は今期中に米クアルコムに高周波部品事業を売却し、1000億円を超える売却益を計上する見込みとされる。

★9:02  イトーキ-売り気配 通期営業益を下方修正 設備機器関連事業減収見込みで
 イトーキ<7972.T>が売り気配。同社は19日に、16.12期通期の連結営業利益予想を、従来の45.0億円から24.7億円(前期比45.1%減)へと引き下げると発表した。研究設備機器や店舗商業施設で大型設備投資意欲の減退の影響により、設備機器関連事業の売上高が前年を下回る見込みとなったとなどが響いた。

★9:02  SUMCO-売り気配 大和が「4」へ引き下げ これ以上の株価上昇余地は乏しいと判断
 SUMCO<3436.T>が売り気配。大和証券では、これ以上の株価上昇余地は乏しいとみて、投資判断を「3(中立)」→「4(アンダーパフォーム)」と引き下げた。目標株価は760円→1360円と引き上げた。
 300mmウエハーの価格上昇要因には、(1)需給関係に基づいた値戻し・値上げ交渉、(2)円安、(3)ハイエンド品の構成比上昇によるミックス改善が挙げられる。大和では(1)を年率4~5%程度の段階的な値上げと予想。今後の需要増に伴う業界全体の償却負担は1年あたり140~160億円程度と試算。300mmウエハーの金額市場に対して3~4%の値上げで回収できる見通し。
 中長期的な安定経営の観点から、着実に段階的なウエハー値上げを目指すことはリーズナブルな戦略と評価。一方、現株価は円安を考慮しても説明しづらい水準まで上昇したと判断。

★9:02  アンジェス-反発 クレディスイスに新株予約権割り当て 20億2257万円調達へ
 アンジェスMG<4563.T>が反発。同社は19日、クレディ・スイス証券を割当先とする第三者割当で行使価額修正条項付新株予約権を発行すると発表した。
 開発パイプラインの1つであるHGF遺伝子治療薬について、米国で新たな臨床試験を実施し、その開発を継続するための資金を調達する。同社はクレディ・スイス証券に新株予約権を8万個(潜在株式数800万株、当初行使価額253円)を割り当て、手取概算で20億2257万8000円を調達する。


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