前場コメント No.9 三井化学、エンシュウ、鹿島、東邦ＨＤ、丸紅など
★9:50 三井化学－反落 欧州で車向け樹脂材料の生産拠点計画 19までに
三井化学<4183.T>が反落。20日付の日経新聞朝刊で、同社が2019年までに欧州に自動車向け樹脂材料の自社生産拠点を設けると報じられた。
主にバンパーに使う「ポリプロピレン（PP）コンパウンド」という材料で年に約2万トン生産するという。自動車各社は排ガス規制対応のため、車体の軽量化につながる樹脂の採用を増やしており、現地企業への製造委託から自社生産に切り替え、欧州メーカーの顧客を増やす。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
三井化学<4183.T>が反落。20日付の日経新聞朝刊で、同社が2019年までに欧州に自動車向け樹脂材料の自社生産拠点を設けると報じられた。
主にバンパーに使う「ポリプロピレン（PP）コンパウンド」という材料で年に約2万トン生産するという。自動車各社は排ガス規制対応のため、車体の軽量化につながる樹脂の採用を増やしており、現地企業への製造委託から自社生産に切り替え、欧州メーカーの顧客を増やす。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
★9:51 ツルハＨＤ－野村が目標株価引き上げ レデイ薬局の利益率改善とPB拡販で成長持続
ツルハホールディングス<3391.T>が4日ぶり反落。野村証券では、レデイ薬局の利益率改善とPB拡販で成長持続と想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価を13000円→13800円と引き上げた。
レデイ薬局との事業統合とPBの収益性強化に注力する成果で、利益率が向上していると評価。今17.5下期は推奨販売によるPB拡販と、レデイ薬局との一段の統合効果が見込まれ、今年度は売上シェアで業界2位、営業利益で業界最大手となる見込み。会社は中期でスケールメリットを活かしたPB戦略を強化するうえ、レデイ薬局含む西日本は来18.5期から出店加速の方針。野村の中期予想を上方修正するとした。
ツルハホールディングス<3391.T>が4日ぶり反落。野村証券では、レデイ薬局の利益率改善とPB拡販で成長持続と想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価を13000円→13800円と引き上げた。
レデイ薬局との事業統合とPBの収益性強化に注力する成果で、利益率が向上していると評価。今17.5下期は推奨販売によるPB拡販と、レデイ薬局との一段の統合効果が見込まれ、今年度は売上シェアで業界2位、営業利益で業界最大手となる見込み。会社は中期でスケールメリットを活かしたPB戦略を強化するうえ、レデイ薬局含む西日本は来18.5期から出店加速の方針。野村の中期予想を上方修正するとした。
★9:52 エンシュウ－4日ぶり反発 ロボとファイバーレーザー用いた金型補修システム開発
エンシュウ<6218.T>が4日ぶり反発。20日付の日刊工業新聞で、ロボットとファイバーレーザーを用いた金型補修システムを開発したと報じられた。
多関節ロボットがレーザーで肉盛り溶接を施し、型の損傷部を修復する。職人技とされる金型補修を自動化できる。ロボット先端のプローブ（探触子）で得た補修面のデータを基に、簡単に溶接プログラムを生成できる。中小企業でも使いやすいシステムとして製品化を目指すとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
エンシュウ<6218.T>が4日ぶり反発。20日付の日刊工業新聞で、ロボットとファイバーレーザーを用いた金型補修システムを開発したと報じられた。
多関節ロボットがレーザーで肉盛り溶接を施し、型の損傷部を修復する。職人技とされる金型補修を自動化できる。ロボット先端のプローブ（探触子）で得た補修面のデータを基に、簡単に溶接プログラムを生成できる。中小企業でも使いやすいシステムとして製品化を目指すとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
★9:55 鹿島－みずほが目標株価引き上げ 18.3期に増益モメンタムの鈍化は避けられない
鹿島<1812.T>が続落。みずほ証券では、来18.3期に増益モメンタムの鈍化は避けられないとみて、投資判断「中立」を継続した。目標株価は760円→910円と引き上げた。
業績予想を見直し、来18.3期にかけての増益率鈍化は避けられないとの見方を示した。今17.3期上期までの実績をみると、同社の完成工事総利益率（単体）は大手ゼネコン4社の中で最も高い水準となり、2016年4月1日～12月16日の株価は対TOPIXで1.6％ポイント増と、同業大手3社に比べて堅調に推移した。しかし、今17.3期に一部の国内建築案件で、追加設計変更の獲得などにより一時的に利益が膨らんだ反動減があるとみて、来18.3期営業利益は前期比横ばいを想定しているとした。
鹿島<1812.T>が続落。みずほ証券では、来18.3期に増益モメンタムの鈍化は避けられないとみて、投資判断「中立」を継続した。目標株価は760円→910円と引き上げた。
業績予想を見直し、来18.3期にかけての増益率鈍化は避けられないとの見方を示した。今17.3期上期までの実績をみると、同社の完成工事総利益率（単体）は大手ゼネコン4社の中で最も高い水準となり、2016年4月1日～12月16日の株価は対TOPIXで1.6％ポイント増と、同業大手3社に比べて堅調に推移した。しかし、今17.3期に一部の国内建築案件で、追加設計変更の獲得などにより一時的に利益が膨らんだ反動減があるとみて、来18.3期営業利益は前期比横ばいを想定しているとした。
★10:00 東邦ＨＤ－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き下げ 毎年薬価改定は収益安定化への契機との見方
東邦ホールディングス<8129.T>が反落。ＳＭＢＣ日興証券では、毎年薬価改定は収益安定化への契機とみて、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は3000円→2500円と引き下げた。
最近の毎年薬価改定の議論を踏まえて、今17.3期～19.3期業績予想を減額修正。主因は、医薬品卸売業における市場低迷と想定以上の価格低下。
政府は年内に薬価制度抜本改革の基本方針を決定する予定。全品目対象に毎年薬価改定を実施する方針だが、最近の医薬業界誌報道などによれば、全品目を薬価調査対象とするものの、薬価下げの対象は一定のかい離率（薬価差益率）以上の品目に絞られそう。また、毎年薬価改定となれば、かい離率が高い薬ほど薬価下げ幅が大きくなるルールだけに、医薬品卸としては、かい離率を圧縮する姿勢を強めると予想。メーカーもかい離率が拡大しないような仕切価施策を検討する見通しとした。
東邦ホールディングス<8129.T>が反落。ＳＭＢＣ日興証券では、毎年薬価改定は収益安定化への契機とみて、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は3000円→2500円と引き下げた。
最近の毎年薬価改定の議論を踏まえて、今17.3期～19.3期業績予想を減額修正。主因は、医薬品卸売業における市場低迷と想定以上の価格低下。
政府は年内に薬価制度抜本改革の基本方針を決定する予定。全品目対象に毎年薬価改定を実施する方針だが、最近の医薬業界誌報道などによれば、全品目を薬価調査対象とするものの、薬価下げの対象は一定のかい離率（薬価差益率）以上の品目に絞られそう。また、毎年薬価改定となれば、かい離率が高い薬ほど薬価下げ幅が大きくなるルールだけに、医薬品卸としては、かい離率を圧縮する姿勢を強めると予想。メーカーもかい離率が拡大しないような仕切価施策を検討する見通しとした。
★10:03 丸紅－続落 フィリピンのバタンガス州で石炭火力発電所に出資
丸紅<8002.T>が続落。20日付の日経新聞朝刊で、同社がフィリピン中部のバタンガス州で石炭火力発電所に出資すると報じられた。
約100億円を投じ、12月中に運営会社の株式20％を取得するという。同国のエネルギー省によると、人口増加や経済成長に伴い電力需要は2030年に15年比で約9割増える見通しとされる。現地電力会社のフィンマエナジーなど2社から株式を取得するとみられ、配当収入を得るほか、運営に参画して人員派遣も検討するとした。
丸紅<8002.T>が続落。20日付の日経新聞朝刊で、同社がフィリピン中部のバタンガス州で石炭火力発電所に出資すると報じられた。
約100億円を投じ、12月中に運営会社の株式20％を取得するという。同国のエネルギー省によると、人口増加や経済成長に伴い電力需要は2030年に15年比で約9割増える見通しとされる。現地電力会社のフィンマエナジーなど2社から株式を取得するとみられ、配当収入を得るほか、運営に参画して人員派遣も検討するとした。
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