後場コメント No.2 三菱ＵＦＪ、高田工業所、三井住友トラスト、セブン銀行、ソニーなど
★12:40 三菱ＵＦＪ－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 円安・米長期金利上昇・米税率下げで優位
三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>が続落。ＳＭＢＣ日興証券では、円安・米長期金利上昇・米税率下げで相対優位と判断。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を695円→835円と引き上げた。
同社は（1）直近円安基調や日米イールドカーブ・スティープ化を受けた資金利益改善幅（従来予想比で18.3期以降を7～9％上方修正）、（2）米法人税率引き下げ（10ppt）に伴う連単差純利益改善幅（同9％前後上方修正）で明確な相対優位にあり、連結純利益は17.3期9185億円→18.3期9951億円→19.3期1兆0195億円と、再度1兆円強を展望可能と想定。また、来年初にもバーゼル3規制が最終化し、段階的な株主還元強化（17.3期総還元率48.6％/自社株買い2000億円→21.3期総還元率53.5％/自社株買い3000億円）や大規模M&A（北米地銀買収など）によるROE改善が期待できる点も好材料であるとした。
三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>が続落。ＳＭＢＣ日興証券では、円安・米長期金利上昇・米税率下げで相対優位と判断。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を695円→835円と引き上げた。
同社は（1）直近円安基調や日米イールドカーブ・スティープ化を受けた資金利益改善幅（従来予想比で18.3期以降を7～9％上方修正）、（2）米法人税率引き下げ（10ppt）に伴う連単差純利益改善幅（同9％前後上方修正）で明確な相対優位にあり、連結純利益は17.3期9185億円→18.3期9951億円→19.3期1兆0195億円と、再度1兆円強を展望可能と想定。また、来年初にもバーゼル3規制が最終化し、段階的な株主還元強化（17.3期総還元率48.6％/自社株買い2000億円→21.3期総還元率53.5％/自社株買い3000億円）や大規模M&A（北米地銀買収など）によるROE改善が期待できる点も好材料であるとした。
★12:40 高田工業所－一時ストップ高 三菱日立パワーシスと回転機器の電流診断システムを開発
高田工業所<1966.T>が一時ストップ高。同社は20日、三菱日立パワーシステムズ（横浜市）と、モーターなど回転機器の電流情報量診断システムを共同開発すると発表した。
同社が製品化している電流信号から機器の回転状態が診断できる計測装置の技術と、三菱日立パワーシステムズの診断ノウハウを組み合わせ、回転機器の予兆診断システム・サービスを高度化する考えとした。今後の業績への寄与が期待され、買いが殺到している。
高田工業所<1966.T>が一時ストップ高。同社は20日、三菱日立パワーシステムズ（横浜市）と、モーターなど回転機器の電流情報量診断システムを共同開発すると発表した。
同社が製品化している電流信号から機器の回転状態が診断できる計測装置の技術と、三菱日立パワーシステムズの診断ノウハウを組み合わせ、回転機器の予兆診断システム・サービスを高度化する考えとした。今後の業績への寄与が期待され、買いが殺到している。
★12:44 三井住友トラスト－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 株価は一定の構造改革を織り込む
三井住友トラスト・ホールディングス<8309.T>が続落。ＳＭＢＣ日興証券では、株価は一定の構造改革を織り込んでいるとみて、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は3500円→4600円と引き上げた。
同社は2Q決算で市場収益が急改善し、今後国際資金利益下振れ（外貨調達コスト上昇）を与信費用下振れ・株式損益上振れでカバー、今17.3期会社計画連結純利益1700億円をぎりぎり達成可能と予想。TOPIX銀行相対株価は過去1年間+2.2％、過去1ヵ月間-2.8％と「トランプ大統領」誕生以降の大手行ラリーでややアンダーパフォームとなっている。株価は1Q決算以降のアンダーパフォーム局面から一定の構造改革進展を織り込んだが、（1）17.3期本業収益が依然大手行内で相対劣後している点、（2）17.3期末に明確な還元方針（総還元率設定、配当性向引き上げ）が提示される可能性が低い点から、相対株価が一段とアウトパフォームしていくには力不足と考えているとした。
三井住友トラスト・ホールディングス<8309.T>が続落。ＳＭＢＣ日興証券では、株価は一定の構造改革を織り込んでいるとみて、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は3500円→4600円と引き上げた。
同社は2Q決算で市場収益が急改善し、今後国際資金利益下振れ（外貨調達コスト上昇）を与信費用下振れ・株式損益上振れでカバー、今17.3期会社計画連結純利益1700億円をぎりぎり達成可能と予想。TOPIX銀行相対株価は過去1年間+2.2％、過去1ヵ月間-2.8％と「トランプ大統領」誕生以降の大手行ラリーでややアンダーパフォームとなっている。株価は1Q決算以降のアンダーパフォーム局面から一定の構造改革進展を織り込んだが、（1）17.3期本業収益が依然大手行内で相対劣後している点、（2）17.3期末に明確な還元方針（総還元率設定、配当性向引き上げ）が提示される可能性が低い点から、相対株価が一段とアウトパフォームしていくには力不足と考えているとした。
★12:51 セブン銀行－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 株価は悪材料を織り込んだが好材料乏しい
セブン銀行<8410.T>が4日ぶり反落。ＳＭＢＣ日興証券では、株価は相当程度悪材料を織り込んだが、好材料にも乏しいとして、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は295円→320円と引き上げた。
同行株はATM総利用件数伸び率の大幅鈍化が鮮明化した5月13日以降、TOPIX銀行比44％アンダーパフォームし、成長プレミアムはく落が続いている。ＳＭＢＣ日興では、市場が（1）ゆうちょ銀行取引のファミリーマートへの流出、（2）三菱東京ＵＦＪ銀行（BTMU）取引のローソン銀行への流出を相当程度織り込みつつあると考えるが、来年4月に公表予定のセブン＆アイ・ホールディングスとの「金融事業強化戦略」以外に好材料に乏しい点も確かであり、銀行セクター内の相対株価は当面「横ばい～やや弱含み」が続く可能性が高いとの見方を示した。
セブン銀行<8410.T>が4日ぶり反落。ＳＭＢＣ日興証券では、株価は相当程度悪材料を織り込んだが、好材料にも乏しいとして、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は295円→320円と引き上げた。
同行株はATM総利用件数伸び率の大幅鈍化が鮮明化した5月13日以降、TOPIX銀行比44％アンダーパフォームし、成長プレミアムはく落が続いている。ＳＭＢＣ日興では、市場が（1）ゆうちょ銀行取引のファミリーマートへの流出、（2）三菱東京ＵＦＪ銀行（BTMU）取引のローソン銀行への流出を相当程度織り込みつつあると考えるが、来年4月に公表予定のセブン＆アイ・ホールディングスとの「金融事業強化戦略」以外に好材料に乏しい点も確かであり、銀行セクター内の相対株価は当面「横ばい～やや弱含み」が続く可能性が高いとの見方を示した。
★12:51 ソニー－反落 傘下が個人向けドローン関連事業開始 情報サイト立ち上げ
ソニー<6758.T>が反落。20日付の日経産業新聞で、傘下のインターネット広告事業、ソネット・メディア・ネットワークス（東京都品川区）は消費者向けのドローン（小型無人機）関連事業を始めると報じられた。
ドローンから撮影したコンテンツを提供する情報専門のサイトを設けたほか、ドローンの保険申請代行やメンテナンスなども請け負う。4月開設の40～50代男性向け情報サイトに次ぐ自社ネットメディア事業の強化策で、課金システムの導入などで収益事業に育てるとしている。しかし、マーケットの反応は限定的だ。
ソニー<6758.T>が反落。20日付の日経産業新聞で、傘下のインターネット広告事業、ソネット・メディア・ネットワークス（東京都品川区）は消費者向けのドローン（小型無人機）関連事業を始めると報じられた。
ドローンから撮影したコンテンツを提供する情報専門のサイトを設けたほか、ドローンの保険申請代行やメンテナンスなども請け負う。4月開設の40～50代男性向け情報サイトに次ぐ自社ネットメディア事業の強化策で、課金システムの導入などで収益事業に育てるとしている。しかし、マーケットの反応は限定的だ。
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