前場コメント No.10 ファーストロジック、リミックス、Uアローズ、日本光電、トラストテックなど

2016/12/21(水) 11:30
★10:11  ファーストロジック-続落 いちよしが「先行投資フェーズとの見方は不変」
 ファーストロジック<6037.T>が続落。いちよし経済研究所では、レーティングやフェアバリューは未付与ながら、「17.7期1Q:従来予想を大幅に上回る着地だが、先行投資フェーズとの見方は不変」と題したレポートを公表しており、材料視されているようだ。
 今17.7期1Q(8~10月)はいちよし予想を大きく上回って着地したが、物件掲載数の増加ペースが鈍化しており、シェア拡大の加速には課題が残るとした。いちよしでは業績予想を上方修正するが、2Q(11~1月)以降は投資強化により利益率が低下する可能性には留意が必要と考えるとした。

★10:11  リミックスポイント-急落 通期営業益を下方修正 代表取締役の異動も発表
 リミックスポイント<3825.T>が急落。同社は20日に、17.3期通期の連結営業利益予想を、従来の2.4億円から0.5億円(前期比85.8%減)へと引き下げると発表した。価格競争の激化などにより、顧客の新規開拓が当初予定どおりに進展しなかったことが響く。
 併せて、同社代表取締役社長 國重惇史氏より、経営責任の明確化など図るため代表取締役社長および取締役の職を辞任した旨の申し出があり、取締役会にて承認したと発表した。後任の代表取締役社長には代表取締役副社長であった小田玄紀氏が就任した。

★10:17  ユナイテッドアローズ-野村が目標株価引き上げ GLRやネット好調で上方修正
 ユナイテッドアローズ<7606.T>が3日ぶり反発。野村証券では、GLRやネットの好調で業績予想を上方修正。レーティング「Buy」を継続、目標株価を3500円→4000円と引き上げた。
 短期的な注目点は、(1)業績モメンタムの変化:17.3期上期の未達減益から、下期は上振れ増益が見込まれる。(2)中期的な収益性重視の構造改革:18.3期以降は店舗・事業再編やサプライチェーン改革などが見込まれる。
 野村予想は小幅に上方修正。今17.3期上期営業利益は前年同期比53%減益と、計画未達の減益となったが、下期は同3%増益と若干ながら増益転換して会社予想を上回ると想定。百貨店と比べて中小型株であるがゆえに株価反発に出遅れ感はあるが、来春に向けて増益転換や中期計画を確認する中で株価上昇を期待できるとした。

★10:22  日本光電工業-SMBC日興が目標株価引き上げ 消耗品展開への取り組みを進めつつある
 日本光電工業<6849.T>が続伸。SMBC日興証券では、消耗品展開に向けた取り組みを徐々に進めつつあると注目。投資評価「3(アンダーパフォーム)」を継続も、目標株価は2400円→2500円と引き上げた。
 業績予想を変更し、目標株価は引き上げ。従来予想との差は為替前提の変更(1ドル=100円→110円、1ユーロ=110円→120円)が主な要因。同社の売上高の75%を占める国内病院の経営状況が厳しい点は変わらず、セクター内相対で投資評価「3」を継続。
 同社は消耗品の拡販に向け、富岡第二工場を拡張するなど、消耗品への注力度合いは高まっており、変化の兆しは見えてきた点は評価できる。今後は営業投資を上回る海外成長がみえるかどうかがポイントとした。

★10:25  トラストテック-みずほが新規「買い」 技術者派遣業界内に残る業績拡大余地をとらえる
 トラスト・テック<2154.T>が3日続伸。みずほ証券では、技術者派遣業界内に残る業績拡大余地を、着実にとらえていると判断。投資判断「買い」、目標株価2200円として、新規カバレッジを開始した。
 (1)派遣技術者数の増加ペースが業界平均を大きく上回っていること、(2)中堅・中小の派遣会社のM&A(合併・買収)戦略が奏功していることに注目。高水準の技術者数の増加により、同業他社を上回る増益が今後も続く見込みであることに加えて、追加的なM&Aによるさらなる増益の可能性もある。それにも関わらず、同社の現状の株価バリュエーションは、技術者派遣業界および人材サービス業界の平均程度にとどまっており、株式市場は今後、成長性を織り込むものと判断。


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