後場コメント No.3 三井化学、竹内製作所、日産化学、帝人、東建コーポなど
★12:55 三井化学－続落 台湾プラスチックスとの電解液合弁の設備増強
三井化学<4183.T>が続落。同社は21日、台湾プラスチックス（台北市）との折半出資の合弁会社、台塑三井精密化学でのリチウムイオン電池向け電解液の設備能力を増強すると発表した。
リチウムイオン電池はノートブックパソコン、スマートフォン、タブレット端末の普及に伴って市場が拡大してきたが、今後は環境への負荷が小さいプラグインハイブリッド車や電気自動車の普及が見込まれており、中国を中心に今後とも大きな市場拡大が期待されているという。同社は台湾プラスチックスとともに、需要拡大が見込まれる中国市場のニーズに対応するべく、電解液に関する技術と知見を生かし、台塑三井精密化学に高品質な電解液の生産設備を建設し、7月に営業運転を開始した。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
三井化学<4183.T>が続落。同社は21日、台湾プラスチックス（台北市）との折半出資の合弁会社、台塑三井精密化学でのリチウムイオン電池向け電解液の設備能力を増強すると発表した。
リチウムイオン電池はノートブックパソコン、スマートフォン、タブレット端末の普及に伴って市場が拡大してきたが、今後は環境への負荷が小さいプラグインハイブリッド車や電気自動車の普及が見込まれており、中国を中心に今後とも大きな市場拡大が期待されているという。同社は台湾プラスチックスとともに、需要拡大が見込まれる中国市場のニーズに対応するべく、電解液に関する技術と知見を生かし、台塑三井精密化学に高品質な電解液の生産設備を建設し、7月に営業運転を開始した。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
★12:57 竹内製作所－水戸が新規「B+」 今17.2期は会社計画の上振れを予想
竹内製作所<6432.T>が続落。水戸証券では、今17.2期は会社計画の上振れを予想。レーティング「B+」、目標株価3100円として、新規カバレッジを開始した。
今17.2期は会社計画の売上高805億円（▲6％）、営業利益130億円（▲20％）に対し、水戸では売上高840億円（前期比▲1％、会社計画比+35億円）、営業利益146億円（同▲10％、同+16億円）を予想。足もとの為替水準が続けば、売り上げ・利益に対してプラスに働く見通し。
円安は主要地域での価格競争力向上にもつながると思われるため、シェアアップも期待可能。北米は住宅関連市場の堅調が続くとみられ、販売網を拡充した効果も引き続き見込まれる。欧州は市場が復調する見通しであり、同社の販売台数も増加すると考えるとした。
竹内製作所<6432.T>が続落。水戸証券では、今17.2期は会社計画の上振れを予想。レーティング「B+」、目標株価3100円として、新規カバレッジを開始した。
今17.2期は会社計画の売上高805億円（▲6％）、営業利益130億円（▲20％）に対し、水戸では売上高840億円（前期比▲1％、会社計画比+35億円）、営業利益146億円（同▲10％、同+16億円）を予想。足もとの為替水準が続けば、売り上げ・利益に対してプラスに働く見通し。
円安は主要地域での価格競争力向上にもつながると思われるため、シェアアップも期待可能。北米は住宅関連市場の堅調が続くとみられ、販売網を拡充した効果も引き続き見込まれる。欧州は市場が復調する見通しであり、同社の販売台数も増加すると考えるとした。
★13:02 日産化学－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ 農業化学品への期待は織り込まれた
日産化学工業<4021.T>が4日ぶり反落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、農業化学品への期待はすでに織り込まれ、上値余地に乏しいとして、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は3200円→3600円と引き上げた。
10月以降の株価急上昇の背景は、バリュエーションのストレッチ。金利は下がりきっているため、業績の期待成長率の高まりがその背景と考えられるとした。しかし、農業化学品は期待を若干上回るが、化学品事業の減速で業績全体の成長率は期待ほどではない。加えて、為替感応度が低いために、円安の恩恵を享受できない。したがって、過去10年間で最高値を付けているコンセンサスPERが、今後さらに上昇する可能性は低く、株価の上昇余地も小さいと判断。
日産化学工業<4021.T>が4日ぶり反落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、農業化学品への期待はすでに織り込まれ、上値余地に乏しいとして、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は3200円→3600円と引き上げた。
10月以降の株価急上昇の背景は、バリュエーションのストレッチ。金利は下がりきっているため、業績の期待成長率の高まりがその背景と考えられるとした。しかし、農業化学品は期待を若干上回るが、化学品事業の減速で業績全体の成長率は期待ほどではない。加えて、為替感応度が低いために、円安の恩恵を享受できない。したがって、過去10年間で最高値を付けているコンセンサスPERが、今後さらに上昇する可能性は低く、株価の上昇余地も小さいと判断。
★13:03 帝人－3日ぶり反発 子会社が色落ちしないデニム調素材「INDI5」開発
帝人<3401.T>が3日ぶり反発。同社は21日に、子会社の帝人フロンティア（大阪市中央区）が藍染の産地であるの第一合繊（新潟県見附市）および見附染工（新潟県見附市）とのコラボレーションにより、藍の色や外観を再現した合繊素材「INDI5」（インディゴ）を開発したと発表した。
「INDI5」は、合繊素材の持つ軽量性、快適性、イージーケア性に加え、洗濯しても色落ちしないという特長があり、さらには綿のデニムのようなナチュラルな斑模様を表現することができるとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
帝人<3401.T>が3日ぶり反発。同社は21日に、子会社の帝人フロンティア（大阪市中央区）が藍染の産地であるの第一合繊（新潟県見附市）および見附染工（新潟県見附市）とのコラボレーションにより、藍の色や外観を再現した合繊素材「INDI5」（インディゴ）を開発したと発表した。
「INDI5」は、合繊素材の持つ軽量性、快適性、イージーケア性に加え、洗濯しても色落ちしないという特長があり、さらには綿のデニムのようなナチュラルな斑模様を表現することができるとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
★13:06 東建コーポ－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ 完工粗利益率上昇で予想増額
東建コーポレーション<1766.T>が4日ぶり反落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、完工粗利益率上昇で業績予想を増額。投資判断「Hold」を継続も、目標株価は9000円→9300円と引き上げた。
今17.4期上期（5～10月）営業利益は前年同期比19％増と好調。受注増加に加え、高い入居率を確保していることから、今17.4期以降の営業増益予想を小幅増額。
15年1月からの相続増税により、住宅各社のアパート受注、貸家着工が増え、市場空室率の上昇懸念が引き続き高まっている。また、金融庁が地方銀行のアパート融資を調査するなど融資厳格化が進む見込み。しかし、同社は仲介店舗「ホームメイト」によるIT活用など入居あっせんに強みを持ち、16/10末入居率が前年同期比0.3ポイント増の96.4％と高水準を維持しており、土地有効活用の受注拡大が持続できるとの見方を示した。
東建コーポレーション<1766.T>が4日ぶり反落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、完工粗利益率上昇で業績予想を増額。投資判断「Hold」を継続も、目標株価は9000円→9300円と引き上げた。
今17.4期上期（5～10月）営業利益は前年同期比19％増と好調。受注増加に加え、高い入居率を確保していることから、今17.4期以降の営業増益予想を小幅増額。
15年1月からの相続増税により、住宅各社のアパート受注、貸家着工が増え、市場空室率の上昇懸念が引き続き高まっている。また、金融庁が地方銀行のアパート融資を調査するなど融資厳格化が進む見込み。しかし、同社は仲介店舗「ホームメイト」によるIT活用など入居あっせんに強みを持ち、16/10末入居率が前年同期比0.3ポイント増の96.4％と高水準を維持しており、土地有効活用の受注拡大が持続できるとの見方を示した。
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