前場コメント No.4 ダイセキ、伊藤園、東レ、オリンパス、積水ハウスなど

2016/12/28(水) 11:30
★9:06  高島屋-5日続落 3Q累計3%営業減益 消費低迷や円高響く
 高島屋<8233.T>が5日続落。同社は27日、17.2期3Q累計(3-11月)の連結営業利益が206億円(前年同期間比3.4%減)だったと発表した。中間層を中心とした消費の低迷や期初からの円高などが影響したという。

★9:07  ダイセキ-みずほが目標株価引き上げ 原油市況の回復や鉛価格上昇で事業環境は好転
 ダイセキ<9793.T>が反発。みずほ証券では、原油市況の回復、鉛価格上昇で事業環境は好転していると判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を2650円→3000円と引き上げた。
 3Q決算は2017年1月6日に公表される予定。原油価格の上昇、円安による鉛価格の上昇で事業環境は好転している。今17.2期は上期までは、原油市況や鉛価格の低位安定により、業況に明るさはなかった。しかし、下期以降、事業環境が好転し、来18.2期も現状の原油価格、鉛価格が継続すると、業績のビジビリティは明るいと判断。みずほの業績予想修正および評価期間の変更に伴い、目標株価を3000円に修正するとした。

★9:08  DCM-3日続伸 3Q累計営業益8.3%増 子会社DCMサンワの連結効果などで
 DCMホールディングス<3050.T>が3日続伸。同社は27日に、17.2期の3Q累計(3-11月)の連結営業利益は175.0億円(前年同期比8.3%増)だったと発表した。2015年7月に子会社化したDCMサンワの連結効果などもあり、売上高は増収となった。また、DCMブランド商品について、チラシ掲載やテレビCMなど販促強化に取り組んだ効果もあり、販売が好調に推移したことも寄与した。通期の会社計画193.0億円(前期比4.6%増)は据え置いた。

★9:09  伊藤園-続落 今期海外35%営業増益との観測 円安で北米・アジア収益拡大
 伊藤園<2593.T>が続落。28日付の日経新聞朝刊で、同社の17.4期の海外事業は、営業利益が前期比35%増の25億円前後になる見通しだと報じられた。
 会社の従来予想(12%増の20億円)から5億円上振れするという。足元の円安で北米やアジアの子会社の収益が膨らむとみられる。利益率の高い抹茶入りのティーバッグが北米やシンガポールで想定を上回るペースで伸びているのも寄与するもよう。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。

★9:09  東レ-反落 3Q累計7%営業減益との観測 航空機向け炭素繊維が苦戦
 東レ<3402.T>が反落。28日付の日経新聞朝刊で、同社の17.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益が、前年同期比7%減の1100億円前後になる見通しだと報じられた。
 炭素繊維の受注が主力の航空機向けなどで苦戦するほか、衣料用繊維も出荷が伸び悩むという。円高も重荷になるとされる。

★9:10  オリンパス-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 業績は増益基調で推移しよう
 オリンパス<7733.T>がもみ合い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、円安、新製品効果などにより業績は増益基調で推移するとみて、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は5300円→4920円と引き下げた。
 米国での医療制度改革、更新サイクルの長期化などのリスク要因を考慮し、業績予想を引き下げ。為替前提見直しによるプラス影響はあるが、今回より保守的な前提を置くとした。ただし、早期発見や低侵襲治療の推進による恩恵や、米国でのモルセレーター(子宮筋腫などを切除する手術で使用するデバイス)の投入などにより、来18.3期以降の営業利益は着実に増益基調で推移する見通し。

★9:13  積水ハウス-大和が目標株価引き上げ 金利の先高観と株高による住宅需要回復に期待
 積水ハウス<1928.T>が3日ぶり反発。大和証券では、金利の先高観と株高による住宅需要回復に期待。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を2100円→2300円と引き上げた。今17.1期連結営業利益は会社計画を上回る1830億円を予想。今後、住宅受注は回復感が増すとみて、来18.1期は8%営業増益を予想。


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