前場コメント No.5 東ソー、住友ゴム、リクルート、神戸物産、高島屋など
★9:17 東ソー－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ 株価は利益成長を完全には織り込んでいない
東ソー<4042.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、株価は18.3期以降の利益成長を完全には織り込んでいないと判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価は730円→940円と引き上げた。
7月以降の株価急上昇は、塩ビとMDIのマージン拡大によるコンセンサス予想EPSの切り上がりが主因と推察。一方、同期間のコンセンサスPERは市場平均の上昇に対して劣後しており、マージン拡大が一時的な市況要因だと市場がとらえている可能性が高いとした。MDI価格のピークアウトを想定しても、円安進行（対ドル1円安で7億円の増益要因、会社推定）と塩ビの好調持続で会社計画を上回る増益は可能であり、予想EPS増応分の株価上昇余地は十分あると予想。
2017年1～3月は好悪両面の見方が交錯するが、主力の機能商品での能力増強効果で来期以降の業績拡大期待が加わるため、強気な投資判断を変更する必要はないと判断。
東ソー<4042.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、株価は18.3期以降の利益成長を完全には織り込んでいないと判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価は730円→940円と引き上げた。
7月以降の株価急上昇は、塩ビとMDIのマージン拡大によるコンセンサス予想EPSの切り上がりが主因と推察。一方、同期間のコンセンサスPERは市場平均の上昇に対して劣後しており、マージン拡大が一時的な市況要因だと市場がとらえている可能性が高いとした。MDI価格のピークアウトを想定しても、円安進行（対ドル1円安で7億円の増益要因、会社推定）と塩ビの好調持続で会社計画を上回る増益は可能であり、予想EPS増応分の株価上昇余地は十分あると予想。
2017年1～3月は好悪両面の見方が交錯するが、主力の機能商品での能力増強効果で来期以降の業績拡大期待が加わるため、強気な投資判断を変更する必要はないと判断。
★9:18 住友ゴム－反落 海外のダンロップブランド事業を買収
住友ゴム工業<5110.T>が反落。同社は27日、英国のスポーツダイレクトインターナショナル（ＳＤＩ）から、海外のDUNLOP商標権とDUNLOPブランドのスポーツ用品事業およびライセンス事業を買収すると発表した。
買収金額は1億3800万ドル（約161億円）。これにより、タイヤ事業で欧米やインド、豪州などを除き全世界のDUNLOP商標権の所有権者になるという。またＳＤＩが展開するDUNLOPブランドのスポーツ用品を製造・販売するスポーツ用品事業と、DUNLOPブランドのライセンス事業も買収するとした。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。
住友ゴム工業<5110.T>が反落。同社は27日、英国のスポーツダイレクトインターナショナル（ＳＤＩ）から、海外のDUNLOP商標権とDUNLOPブランドのスポーツ用品事業およびライセンス事業を買収すると発表した。
買収金額は1億3800万ドル（約161億円）。これにより、タイヤ事業で欧米やインド、豪州などを除き全世界のDUNLOP商標権の所有権者になるという。またＳＤＩが展開するDUNLOPブランドのスポーツ用品を製造・販売するスポーツ用品事業と、DUNLOPブランドのライセンス事業も買収するとした。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。
★9:22 リクルート－野村が目標株価引き上げ カタリストが豊富
リクルートホールディングス<6098.T>が変わらずを挟んで6日続伸。野村証券では、Indeed、Airレジ、オンライン予約といったカタリストが豊富と注目。レーティング「Buy」を継続、目標株価を4800円→5600円と引き上げた。
短期業績の上振れ、Indeedの成長力、Airレジのマネタイズの進展、ホットペッパー予約の拡大をカタリストに、さらなる株価パフォーマンスの上昇が見込まれる。
Indeedの売上拡大は引き続き注目が可能。特に今後は米国以外の地域の収益化に期待が持てる。英語圏では、英国、カナダ、欧州圏では、ドイツ、オランダ、フランスなどがクライアント獲得期に入る。また「Airレジ」のポテンシャルにも17年度は注目できる。10月から開始された業務支援パックの登録数は2カ月で1万件を超え、短期間で大きく拡大しており、今後の動向に期待が持てるとした。
リクルートホールディングス<6098.T>が変わらずを挟んで6日続伸。野村証券では、Indeed、Airレジ、オンライン予約といったカタリストが豊富と注目。レーティング「Buy」を継続、目標株価を4800円→5600円と引き上げた。
短期業績の上振れ、Indeedの成長力、Airレジのマネタイズの進展、ホットペッパー予約の拡大をカタリストに、さらなる株価パフォーマンスの上昇が見込まれる。
Indeedの売上拡大は引き続き注目が可能。特に今後は米国以外の地域の収益化に期待が持てる。英語圏では、英国、カナダ、欧州圏では、ドイツ、オランダ、フランスなどがクライアント獲得期に入る。また「Airレジ」のポテンシャルにも17年度は注目できる。10月から開始された業務支援パックの登録数は2カ月で1万件を超え、短期間で大きく拡大しており、今後の動向に期待が持てるとした。
★9:23 神戸物産－大幅反発 11月個別売上高11.2％増 既存店8.0％増
神戸物産<3038.T>が大幅反発。同社は27日、月次IRニュースで11月度の個別売上高が前年同月比11.2％増の185億円だったと発表した。
商品出荷実績として既存店売上高は8.0％増、全店では12.1％増となった。「業務スーパー」の店舗数は、出店が直轄エリアで1店舗、地方エリアで2店舗あったが、退店が地方エリアで3店舗あったため、総店舗数は全国で747店舗と前月から変化はなかった。
神戸物産<3038.T>が大幅反発。同社は27日、月次IRニュースで11月度の個別売上高が前年同月比11.2％増の185億円だったと発表した。
商品出荷実績として既存店売上高は8.0％増、全店では12.1％増となった。「業務スーパー」の店舗数は、出店が直轄エリアで1店舗、地方エリアで2店舗あったが、退店が地方エリアで3店舗あったため、総店舗数は全国で747店舗と前月から変化はなかった。
★9:29 高島屋－みずほが目標株価引き上げ 販売基調に強い回復はみられず
高島屋<8233.T>が5日続落。みずほ証券では、販売基調に強い回復はみられないと判断。2四半期連続の営業減益を受け、投資判断「中立」を継続した。目標株価は840円→1000円と引き上げた。
今17.2期3Q（9～11月）業績は､営業利益が前年同期比9.1％減となった。記録的な天候不順もあり、9～10月の販売が不振であったことが減益の主因だが､みずほ予想（6.1％営業減益）と比較して大きなサプライズはなし。
3Q業績を受けてみずほ予想を若干下方修正するが、株式市況が好転していることを考慮し、目標株価は1000円に変更。同社は「まちづくり戦略」として国内外に積極的な投資を行う計画を示しているが、物件を取得した新宿店が苦戦するなど、投資採算面で課題が多い。株価のさらなる評価には、投資採算の厳格管理や資本政策の見直しなどが不可欠と指摘。
高島屋<8233.T>が5日続落。みずほ証券では、販売基調に強い回復はみられないと判断。2四半期連続の営業減益を受け、投資判断「中立」を継続した。目標株価は840円→1000円と引き上げた。
今17.2期3Q（9～11月）業績は､営業利益が前年同期比9.1％減となった。記録的な天候不順もあり、9～10月の販売が不振であったことが減益の主因だが､みずほ予想（6.1％営業減益）と比較して大きなサプライズはなし。
3Q業績を受けてみずほ予想を若干下方修正するが、株式市況が好転していることを考慮し、目標株価は1000円に変更。同社は「まちづくり戦略」として国内外に積極的な投資を行う計画を示しているが、物件を取得した新宿店が苦戦するなど、投資採算面で課題が多い。株価のさらなる評価には、投資採算の厳格管理や資本政策の見直しなどが不可欠と指摘。
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