前場コメント No.6 AKIBA、カイオム、クラレ、日立建機、三機サービスなど

2016/12/28(水) 11:30
★9:27  帝人-野村が目標株価引き上げ ユーロ安ドル高も業績にプラス
 帝人<3401.T>が3日ぶり反発。野村証券では、ユーロ安ドル高も業績にプラスと判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を2250円→2720円と引き上げた。
 今後の為替前提を103円→115円/ドルに、1.10ドル→1.05ドル/ユーロに見直したことを主因に、野村予想を増額修正。従来より同社に関し、来18.3期の営業増益要因が多いことから注目してきたが、DCFを用いた目標株価も引き上げ、レーティング「Buy」を継続するとした。来18.3期は高尿酸血症治療剤フェブリクの販売好調持続やフィルムの事業見直し効果などで、前期比での増益要因が多い点が魅力。また、野村予想には織り込んでいないが、会社が今17.3期中に意思決定したいとしている米在宅医療の事業見直しがなされれば、さらに業績の上振れが期待できるとした。

★9:29  AKIBA-急騰 HPCテックを子会社化 新規事業領域における技術の獲得と高度化図る
 AKIBAホールディングス<6840.T>が急騰。同社は27日に、HPCテック(東京都中央区)の株式を取得し子会社化すると発表した。
 HPCテックがグループに加わることにより、個別業績による収益の増加にとどまらず、ハードウェア領域においては、販路の拡大、Deep Learningやビックデータ解析などの新規事業領域における技術の獲得と高度化が図れ、ソフトウェア領域においては、研究開発機関など従来とは異なる属性の顧客への販路拡大が見込まれるとしている。株式取得日は2017年1月16日を予定し、取得価額は3000万円。

★9:32  カイオム-続伸 中外製薬との共同研究期間を1年延長
 カイオム・バイオサイエンス<4583.T>が続伸。同社は27日、中外製薬<4519.T>との共同研究業務の契約期間を2017年12月31日まで1年間延長すると発表した。

★9:33  クラレ-大和が目標株価引き上げ 製品ごとに好不調はあるものの業績は総じて順調
 クラレ<3405.T>が小安い。大和証券では、製品ごとに好不調はあるものの、業績は総じて順調と判断。投資判断「3(中立)」を継続も、目標株価は1440円→1830円と引き上げた。
 エバール、水溶性ポバールフィルム、建材用PVBフィルムが好調。北米のPVA樹脂増産の安定稼働は、来期に持ち越しとなる見込み。高シェア製品の価格安定性から、来期以降も着実な増益を予想するとした。

★9:40  日立建機-野村が目標株価引き上げ 再評価のカギは利益安定度
 日立建機<6305.T>が反発。野村証券では、来期大幅増益はポジティブも、再評価のカギは利益安定度とし、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は1820円→2700円と引き上げた。
 115円/ドルを前提として営業利益予想を増額修正。野村では建設・鉱山機械需要について、今17.3期に増加に転じた中国のインフラ建設(建機・稼働時間の回復に表れる)が、来18.3期に新興国建機、鉱山機械の部品、その後は新車の回復へ波及すると見込むとした。来18.3期営業利益は数量増と円安で大きく回復する可能性が高い。留意点は利益予想が振れやすいことで、売上高営業利益率が今17.3期予想4%と低く、限界利益率が約30%で営業レバレッジが7~8倍と大きいため、数量、為替変動に伴う利益変化が大きい。費用管理を継続して利益水準が上がれば、振れは小さくなる。リスクは新興国通貨安、同経済の不安定化。中国経済の安定でリスクは小さいと見るが注意は続けるとコメント。

★9:41  三機サービス-急騰 上期営業益を上方修正 新規の大型トータルメンテナンス契約開始などで
 三機サービス<6044.T>が急騰。同社は27日に、17.5期の上期(6-11月)の連結営業利益予想について従来の2.1億円から2.7億円に(前年同期比49.7%増)に引き上げると発表した。新規の大型トータルメンテナンス契約が開始したことや、R22冷媒空調機の更新工事を想定以上に受注した事などが寄与する。


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