前場コメント No.3 いすゞ、三菱ケミカル、小野薬品、ルネサス、一蔵、あみやき亭など

2017/01/04(水) 11:30
★9:35  いすゞ-3日ぶり大幅反発 トラック生産拠点を刷新 90億円投資
 いすゞ自動車<7202.T>が3日ぶり大幅反発。3日付の日経新聞朝刊で、同社がトラックの主力生産拠点である藤沢工場(神奈川県藤沢市)を刷新すると報じられた。

 敷地内に販売会社の整備拠点を併設し、顧客の声を製品の改良に反映しやすい体制をつくるという。工場などで使う部品を扱う物流センターも新設し、総投資額は約90億円の見通しとされる。国内外の生産拠点のマザー工場と位置づける藤沢工場の生産性や品質の向上につなげる考えのもよう。

★9:37  三菱ケミカル-3日ぶり大幅反発 中国でケーキ配合剤の生産強化
 三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が3日ぶり大幅反発。3日付の日経新聞朝刊で、同社がケーキの食感をよくする配合剤「乳化油脂」を中国での生産能力を倍増すると報じられた。

 上海市近郊の工場を2019年までに拡張し、生産能力を年5000トンに高めるという。中国で高級感のあるケーキを好む消費者が増えていることに対応するとされる。現地の配合剤メーカーの買収も検討しており、20年には中国での配合剤の売上高を現在の4倍の20億円に増やす計画のもよう。

★9:39  小野薬品-岩井コスモが「B+」へ引き下げ オブジーボの50%薬価改定織り込む
小野薬品工業<4528.T>が反落。岩井コスモ証券では、オブジーボの50%薬価改定を織り込み業績予想を下方修正。投資判断を「A」→「B+」、目標株価を4000円→2800円へと引き下げた。

 来期の国内オブジーボの見通しは、数量ベースでは、新規患者の使用浸透や既に使用している患者の継続、適用拡大により成長する見通しであるものの、薬価改定の影響を鑑みれば減収となる可能性もあると指摘。ただし、国内新製品の寄与やBMS社からのロイヤリティ収入の増加が期待できることも含め、全体収益は増収増益を確保すると岩井コスモでは予想している。

★9:58  ルネサス-大幅続伸 完全自動運転車を試作
 ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が大幅続伸。3日付の日経新聞朝刊で、同社が運転手のいない完全自動運転のクルマを試作したと報じられた。

 「走る」「曲がる」「止まる」といった車体制御に必要となる周辺状況の把握のための主要な半導体を自社製品でまかなったという。自動運転に関わる幅広い半導体を1社で提案できることを強みとし、完成車や部品メーカーからの受注獲得を狙う考えのもよう。

★10:01  一蔵-岩井コスモが新規「A」 「ハレ消費・コト消費」恩恵享受 今期も2桁収益拡大続く
 一蔵<6186.T>が6日ぶり反落。岩井コスモ証券では、堅調な「ハレ消費」と「コト消費」の恩恵を享受、今期も2桁の収益拡大が続くと判断。投資判断「A」、目標株価2000円として、新規カバレッジを開始した。

 結婚式などお祝い事に積極的な消費を楽しむ「ハレ消費」や、成人式などのイベント・体験を買う「コト消費」の恩恵を享受し、今期も前期(単独決算)比2桁の増収増益基調が継続する見通し。中期的にも京都きもの学院の買収による相乗効果やインバウンドブライダルの取り込み、沖縄でのリゾート型結婚式の開業などにより、和装事業とウエディング事業の両輪で収益拡大が続くと指摘している。

★10:06  あみやき亭-続伸 3Q累計10%営業減益も地合い底堅く
 あみやき亭<2753.T>が続伸。同社は4日取引時間前、17.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益が21.5億円(前年同期間比10.2%減)だったと発表した。

 依然として高水準で推移している国産牛肉相場の影響による原価上昇に加え人件費関連コスト等販管費の増加などが響いた。しかし、堅調な地合いが寄与し、株価は上昇している。


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