前場コメント No.4 パナソニック、大成建設、コナカ、栗田工業、トッパン・F、FVCなど

2017/01/04(水) 11:30
★10:19  パナソニック-3日ぶり反発 17年内に米で次世代交通システムの実証実験開始
 パナソニック<6752.T>が3日ぶり反発。4日付の日刊工業新聞で、2017年内に米国で次世代交通システムの実証実験を始めると報じられた。

 デンバー国際空港周辺のスマートシティー開発計画の一環。車と歩行者、インフラ設備を無線で結び、車車間、歩車間、路車間の相互通信システム「V2X」を実証。自動集荷・配送車や無人バスなどの自動運転車の導入に活用するという。自動運転で先行する米国で実証を進め、現地での事業拡大につなげるとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★10:23  大成建設-続伸 新国立競技場の基礎部分で採用決定
 大成建設<1801.T>が続伸。4日付の日経新聞朝刊で、同社が新国立競技場(新宿区)の基礎部分での採用を決めたと報じられた。

 清水建設<1803.T>は鉄骨などを組み合わせた工法でもコストや工期を即座に計算できるシステムを開発し、活用を後押しするという。人手不足で建設作業員の省力化や工期の短縮が求められることが利用拡大の背景にあるとみられる。

★10:35  コナカ-反発 中国・シンガポールから撤退 タイ好調で5年で店舗2倍を計画
 コナカ<7494.T>が反発。4日付の日経新聞朝刊で、同社が販売不振のシンガポールと中国からは撤退し、好調なタイの店舗を5年で2倍の20店に増やすと報じられた。

 同国では現地の会社員のスーツ需要が伸びているという。生産拠点もあり、機動的に商品を供給できる利点を生かすとみられる。海外での販売をタイに絞り込んで成長市場を掘り起こす考えのもよう。

★10:38  栗田工業-反発 米国の水処理薬品の製造・販売会社であるFremont社を子会社化
 栗田工業<6370.T>が反発。同社は4日8時に、子会社であるKurita America Holdingsを通じて米国の水処理薬品の製造・販売会社であるFremont社の全持分を取得し、子会社化することを発表した。
 
 今後は既存の海外事業会社との協働により水処理薬品の販売・サービスネットワークを拡充し、米国全土へと広げることで、同国における事業展開をさらに加速させていくとしている。持分の取得は2017年1月3日に完了しており、購入価額は約4000万米ドル。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★10:54  トッパン・F-続伸 スマホで簡単に履歴管理できる温度記録計開発 4月発売
 トッパン・フォームズ<7862.T>が続伸。4日付の日刊工業新聞で、無線識別(RFID)に対応し、スマホで簡単に履歴を管理できる温度記録計「オントレイシス タグ」を開発し、4月に発売すると報じられた。

 同社製品の保冷剤や保冷箱などと組み合わせ「RFID温度履歴管理システム」として利用する。輸送品質や温度管理が厳格な医薬品、食料品の物流向けに提供し、2017年度の売り上げは4億円を見込んでいる。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★10:56  FVC-大幅続伸 米国でシェアオフィス事業開始
 フューチャーベンチャーキャピタル<8462.T>が大幅続伸。同社は30日、全米9カ所でシェアオフィスを運営するGalvanize(コロラド州)からフォートコリンズ市内の1施設の運営を引き継ぎ、米国でのシェアオフィス事業を開始すると発表した。

 これに伴って同社グループとして新たなブランドを立ち上げることとし、「FVC Mesh」として運営するという。今後の収益貢献が期待され、買いが入っている。


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