前場コメント No.3 三井物産、王将フード、フジ住宅、カワチ薬品、キッコーマンなど

2017/01/05(木) 11:30
★9:14  三井物産-反落 医療に1200億円投資 20.3期まで
 三井物産<8031.T>が反落。5日付の日経新聞朝刊で、同社が20.3期までをメドに、医療分野に1200億円を投資する方針だと報じられた。
 既に出資するアジアなどの病院や関連サービス、医薬品メーカーなどの事業基盤を厚くするという。非資源分野の強化の一環として、収益の柱の一つに育てるとされる。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。

★9:14  パナソニック-続伸 米ウォルト・ディズニーと映像分野で提携
 パナソニック<6752.T>が続伸。同社は1月4日、米ウォルト・ディズニーと映像分野で提携したと発表した。
 1月5日付け朝日新聞の報道によると、技術力のある日本の大手電機と、映像作品に強いディズニーが組むことで、テーマパークで新たなイベントを目指すもの。具体的には、建物などにアニメなどを投影する「プロジェクションマッピング」の技術で協力する。パナソニックのプロジェクターは2016年末から10年間、ディズニーの米フロリダ州とカリフォルニア州のテーマパークの「オフィシャル・テクノロジー(公式技術)」となる。

★9:15  王将フード-3日ぶり反落 12月既存店2.0%減収 雨の日が多く客数に影響
 王将フードサービス<9936.T>が3日ぶり反落。同社は4日、12月の月次売上高(速報値)で既存店売上高は前年同月比2.0%減、客数は2.2%減だったと発表した。全店ベースの売上高は0.6%減。
 昨年12月は平年に比べ雨の日が多く、客数に影響が出たという。10月度直営店売上高が過去最高を更新したことなどにより、10月から12月までの3Qにおける全店売上高対前年同月比は101.6%、既存店は同100.5%となった。
併せて、1月7日より「お客様感謝キャンペーン」を開催すると発表した。スタンプカードを配布し、割引券処理後税込300円毎にスタンプを1個押印。スタンプを12個集めると、税込300円割引券として使用できるという。

★9:20  フジ住宅-丸三が新規「買い」 好配当利回り・低株価バリュエーションのハウスメーカー
 フジ住宅<8860.T>がもみ合い。丸三証券では、好配当利回りかつ低株価バリュエーションの大阪ハウスメーカーと注目。投資判断「買い」、目標株価1000円として、新規カバレッジを開始した。
 注目ポイントは、(1)大阪府周辺に強固な事業基盤を持つこと、(2)賃貸および管理などストックビジネスの強化に取り組んでいること、(3)予想ROEの高さに対して低い株価バリュエーション(予想PER、PBR)、(4)3%超の予想配当利回りなど。全国展開する大手ハウスメーカーとの比較で割り引く必要はあるものの、来18.3期予想EPS9倍の水準である1000円の株価評価は可能との見方を示した。

★9:25  カワチ薬品-大幅続伸 12月度の既存店売上高2.3%増 全店では4.1%増
 カワチ薬品<2664.T>が大幅続伸。同社は4日の大引け後に、12月度の売上高対前年同月比の進ちょく状況を発表し、連結ベースで既存店では前年同月比2.3%増、全店では4.1%増となった。12月度は、季節外れの積雪などあったものの販売促進に努めたことや、昨年に比べ気温の低い日が続き季節関連商材が堅調に推移したことなどから、売上高が増加したとしている。

★9:26  キッコーマン-みずほが目標株価引き上げ 営業最高益更新が続く見通し
 キッコーマン<2801.T>がもみ合い。みずほ証券では、円安効果もあり、営業最高益更新が続くと予想。投資判断「中立」を継続も、目標株価は3590円→3660円と引き上げた。
 営業利益は今17.3期に前期比0.3%増と伸び悩むが、来18.3期は円安メリットもあり、前期予想比10.1%増と増益率のモメンタムが拡大すると予想。来18.3期の営業利益は、中計目標と同水準の360億円を予想。15.3期には7期ぶりに営業最高益を更新したが、最高益更新が続く見通しであるとした。
 今後は、自社株買いなどの株主還元の拡大にも注目。みずほでは、今後3年間のFCF665億円に対し、総株主還元額として529億円を予想。


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