前場コメント No.11 飯田GHD、青山商事、光陽社、三菱ケミカル、東京エレクトロンなど

2017/01/10(火) 11:30
★10:39  飯田GHD-SMBC日興が目標株価引き上げ 今後は株主還元の充実が求められる
 飯田グループホールディングス<3291.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、収益力は回復しており、今後は株主還元の充実が求められるとコメント。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は2600円→2700円と引き上げた。
 来18.3期を初年度とする次期中期経営計画に注目。株式市場の期待は、主要事業子会社の統合とそれによる収益性向上、さらには株主還元性向の引き上げにあると指摘。他方で、同社は現行体制で国内市場のシェアアップにより収益力を強化し、海外などの新規事業の育成を目指す方針を掲げると想定。配当性向の引き上げなど、株式市場に部分的にでも応える内容を期待。

★10:42  青山商事-下げ幅拡大 12月既存店売上高0.1%減 ビジネスウェア事業はやや前年を下回る
 青山商事<8219.T>が下げ幅拡大。同社は1月10日10時30分に、12月の月次売上高を発表し、既存店ベースでは前年同月比0.1%減となった。11月の既存店ベースは同2.5%減だったので減少幅は縮小した。カジュアル・リユース事業が好調に推移するも、ビジネスウェア事業はやや前年を下回る結果となった。全店は同0.1%増だった。

★10:42  光陽社など-印刷株高い 政府が新元号入り検討 2019年から
 光陽社<7946.T>、野崎印刷紙業<7919.T>、光村印刷<7916.T>、三浦印刷<7920.T>、図書印刷<7913.T>、共同印刷<7914.T>など、印刷株が高い。10日付の産経ニュースで、天皇陛下が譲位を希望されていることを受け、政府が2019年1月1日(元日)に皇太子殿下の天皇即位に伴う儀式を行い、同日から新元号とする方向で検討に入ったと報じられた。印刷サービス需要の拡大が期待され、買いが向かっている。カワセコンピュータサプライ<7851.T>やアイレックス<6944.T>など情報システム株の一角も高い。

★10:43  ポーラオルビスHD-JPモルガンが新規「OW」 デジタル化時代に打ち勝つ品質
 ポーラ・オルビスホールディングス<4927.T>が5日続伸。JPモルガン証券では、デジタル化時代に打ち勝つ品質と評価。投資判断「Overweight」、目標株価12600円として、新規カバレッジを開始した。
 世代変化による差別化消費欲求の高まり、デジタル化がもたらすコモディティ化の潮流の中で、メーカーが生き残るための価値主張の最後の砦は品質。JPモルガンでは、厚生労働省認定「しわ改善」機能を搭載した「リンクルショット メディカル セラム」をポーラのブレークスルー材料として注目しているとした。

★10:44  三菱ケミカル-反発 ドイツ素材大手の米国炭素繊維工場を買収
 三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が反発。10日付の日経新聞朝刊で、同社が4月までにドイツの素材大手SGLグループが米国に持つ炭素繊維の工場を買収すると報じられた。
 設備や人材を引き継いで年1000トンの生産能力を獲得するという。需要拡大が進む風力発電機や自動車向けに素早く増産対応できるようにするとされる。炭素繊維で高いシェアを持つ東レや帝人も投資を拡大しており、新たな用途開発などを通じて中韓勢などを引き離す考えのもよう。

★10:46  東京エレクトロン-JPモルガンが目標株価引き上げ 中期営業利益2000億円超えを予想
 東京エレクトロン<8035.T>が3日ぶり反発。JPモルガン証券では、中期営業利益2000億円超えを予想。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を11000円→15000円と引き上げた。
 2017年は、半導体市場とFPD関連設備投資の好調を背景に、同社の受注環境と収益性は前年以上に向上すると予想。業績予想と目標株価を引き上げるとした。17年度はロジック・ファンドリーの堅調、DRAMの底打ち、3D NAND関連投資の増加により、連結売上高は+8.6%と予想。


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