〔Market Flash〕空運の2016年の株価低迷はファンダメンタルズとかい離で投資の好機~野村

2017/01/11(水) 12:50
【12:40】空運の2016年の株価低迷はファンダメンタルズとかい離で投資の好機~野村  野村証券では、運輸セクターのなかでは空運を最も推奨している。利益成長に加え、PER倍率の改善の可能性にも注目している。2016年は原油安一巡で事業環境は堅調だが、PERの倍率が低下して、東証33業種の中で最もアンダーパフォームとなった。ANAホールディングス(9202)、日本航空(9201)は原油が50~60ドル/バレルであれば、燃料サーチャージの効果や国際線の需要成長で、18.3期の営業増益の確度は高いとみている。(1)1-3月期に改善が顕著になる可能性がある中国人観光客の増加率、(2)2社とも2、3月に発表される中期計画における18.3期会社計画の開示―が株価のカタリストになると考えている。2社の株価パフォーマンスは大きく変わらないとみているが、利益成長の確度の高いANA、フリーキャッシュフローの創出力を重視する点で日本航空に注目している。 【11:00】米国株は短期調整局面入りの可能性~みずほ  みずほ証券のテクニカルレポートでは米国株について考察している。米国主要3指数は、NASDAQとSP500は史上最高値を更新したが、ダウ平均は2万ドル未達の状態が続いている。今週は上値が限定的で手じまい売りが膨らみ、短期調整局面に入ると想定している。ダウ平均は2万ドル超えの可能性は残るが、1月末頃に18500ドルから19000ドルで安値を形成する可能性があると考えている。1月末頃から2月上旬頃に安値圏でもみ合った後は、5月に向けて緩やかに上昇すると予想している。 【10:30】3Q決算では建設セクターのポジティブサプライズを予想~CS  クレディ・スイス証券では、建設・住宅・不動産セクターの短期トレードアイデアとして、3Q決算発表では、建設セクターのポジティブサプライズを予想している。単体の建築粗利率の改善を理由に挙げており、過去に生じた着工単価の上昇や鉄鋼価格の下落が、収益性の改善要因になるとみている。株価バリュエーションの割安感を考慮すると、長谷工コーポレーション(1808、決算発表予定日は2月10日)のポジティブサプライズの可能性が高いと考えている。ほか、不動産セクターでは東京建物(8804、同2月6日)、住宅セクターでは3月に4Q決算発表が予定されている積水ハウス(1928)のポジティブサプライズを予想している。また、短期的ではあるが、TOTO(5332、同1月31日)の評価も高まると予想している。 【10:15】「ドル高と原油高の並存」は持続可能か?~SMBC日興  SMBC日興証券では、原油を含むコモディティ全般は「意外に上昇する可能性があるのではないか」と考えている。原油価格に関しては、(1)60ドル/バレルを超えると米国のシェール業者の生産が再開される、(2)ドル高基調が維持される中では、逆相関の関係にある原油価格の上値は抑制される―といった点から、おおむね「60ドル/バレル前後が上限」との見方が多い。(1)の需給面からは原油価格が構造的に上昇しづらくなってはいるが、2014年以降の原油急落は需給の悪化のみでは説明できず、日銀とECBの追加緩和に伴うドル高と中国景気の急悪化が相当程度影響を及ぼしていたと考えている。そしてこれらの要素は既に後景に退いている。また、「ドル高と原油高の並存」は、景気回復を伴う米国利上げ局面では、これまで幾度も観察されてきた現象と指摘している。原油価格の需要サイドの方に目を転じると、原油価格の落ち着きどころは70~80ドル程度と考えている。 【9:15】主要行への強気スタンスを継続、三菱UFJ、みずほをトップピック~野村  野村証券では、主要銀行セクターに対する「強気」スタンスを継続している。足元のPBR(16.3期実績)0.7倍近辺の3メガバンクの株価バリュエーションには、グローバル銀行との比較の観点からも割安感が強いと指摘。業績・株主還元策ともに野村想定以上に健闘しており、内外機関投資家によるセクター・アンダーウエートの調整が想定されるなど、需給面からも当面底堅い株価展開が期待できるとみている。個別では、三菱UFJ(8306)、みずほ(8411)をトップピックとし、三井住友トラスト(8309)、新生銀行(8303)、三井住友(8316)も「Buy」で注目している。 【8:45】寄り前気配は日梱包、宇部興、ウシオ電、中部電が高い気配値  主力株の寄り前気配では、日梱包(9072)+20.21%、宇部興(4208)+11.07%、ウシオ電(6925) +4.30%、中部電(9502) +3.45%、セイノーHD(9076) +3.37%、スズケン(9987) +3.37%、大日印(7912) +3.19%、ユニプレス(5949) +3.15%、アンリツ(6754) +2.79%、みらかHD(4544) +2.64%などが高い気配値。  一方、中国銀(8382) -8.07%、博報堂DY(2433) -3.99%、三和HD(5929) -3.76%、大和工(5444) -3.20%、THK(6481) -2.89%、山合銀(8381) -2.80%、タダノ(6395) -2.42%、ツムラ(4540) -2.13%、宝HD(2531) -1.87%、池田泉州(8714) -1.83%などが安い気配値となっている。
関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ