前場コメント No.9 タムラ製作所、昭和シェル、シーアールイー、三洋化成、サンケン電気など

2017/01/12(木) 11:30
★9:37  タムラ製作所-三菱UFJMSが「Hold」へ引き下げ 目標株価とのかい離は縮小
 タムラ製作所<6768.T>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、昨年後半以降の株価上昇で新たな目標株価とのかい離は縮小し、業績の安定的向上以外にカタリストもないとして、投資判断を「Buy」→「Hold」と引き下げた。目標株価は450円→480円と引き上げた。
 エクイティストーリーは、不採算事業の見直しなど着実な事業体質の改善効果と、利益率の高い電子化学材料・実装関連の下支えによる安定成長の実現。現状、高成長を期待できる製品群は乏しく、為替感応度(為替変動の業績影響は軽微)も低いものの、不採算事業からの撤退、事業効率化などで営業利益の水準はピーク更新がみえつつあると指摘。
 ただし、株価は体質改善や業績回復を反映し上昇してきた。市場のリスク許容度の高まりで上値余地は残されているが、成長加速など業績面でのサポート要因は乏しいと判断。

★9:40  昭和シェル石油-大和が目標株価引き上げ 予想配当38円/株を踏まえると株価は妥当
 昭和シェル石油<5002.T>が続伸。大和証券では、予想配当38円/株を踏まえると株価はおおむね妥当とみて、投資判断「3(中立)」を継続した。目標株価は900円→1030円と引き上げた。今17.12期は精製マージン改善で増益を予想。ES事業は赤字が続く見込み。出光興産との合併の実現性や時期は不透明。

★9:42  シーアールイー-もみ合い 北海道で物流施設「ロジスクエア千歳」開発に着手
 シーアールイー<3458.T>がもみ合い。同社は1月11日の大引け後に、北海道千歳市において開発用地を取得し、物流施設「ロジスクエア千歳」の開発に着手したと発表した。テナント企業はすでに確定しており、当該企業の専用センターとして、2018年1月の竣工に向けて開発プロジェクトを始動。

★9:42  三洋化成-CSが目標株価引き上げ SAP増強や自動車材料拡大で最高益更新は続く
 三洋化成工業<4471.T>が3日続伸。クレディ・スイス証券では、SAP増強や自動車材料拡大で最高益更新は続くと想定。投資評価「OUTPERFORM」を継続、目標株価を5450円→6440円と引き上げた。
 同社の高吸水性樹脂(SAP)は、主にプレミアム紙おむつ向け高グレード品を大手メーカーに供給しているため、価格競争の影響を受けにくい。同社のSAPの中国における生産能力(年産23万トン)は、全社合計(同36万トン)の64%と高く、中国およびアジアでの紙おむつ需要拡大の恩恵を受ける。18年夏にはマレーシアでのSAP工場(年産8万トン)が稼動する予定で、中期的にSAPの数量拡大効果が見込まれる。自動車向けには、エコカー用潤滑油添加剤や自動車内装表皮材用ウレタンビーズの需要が中期的に拡大する見通し。来18.3期CS予想ベースのPERは10.5倍で、化学セクターカバレッジ平均(13倍)と比べて割安な水準にあると指摘。

★9:45  サンケン電気-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 円安で営業利益予想を引き上げ
 サンケン電気<6707.T>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、円安で営業利益予想を引き上げ。投資判断「Buy」を継続、目標株価を380円→600円と引き上げた。
 営業利益予想は、前提為替レートの変更(1ドル100円→115円)、米アレグロの業績堅調などを考慮し、大幅に上方修正。
 中長期のエクイティストーリーは、米アレグロの成長と、国内およびその他事業の構造改革の進展。具体的には、採算管理の徹底と実行、16.3期営業赤字に転落した単独業績の改善策が焦点とみているとした。

★9:49  フジコーポ-TIWが「2」継続 冬タイヤの出だしが良く上方修正期待あり
 フジ・コーポレーション<7605.T>が売り買い交錯。投資情報会社のTIWでは、冬タイヤの出だしが良く上方修正期待ありとコメント。投資評価「2(Neutral)」を継続した。
 前16.10期は冬タイヤの売り上げが伸びず足を引っ張った。16年11月、12月の売上(会社側月次実績報告書)を見ると、15年と異なり販売数量が伸びており期待可能。ただし、円安が売上数量を伸ばしているアジアンタイヤのマージンを下げることがリスクと指摘。


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