後場コメント No.1 いすゞ、大東建託、トランザクション、ナノキャリア、日産自動車など

2017/01/12(木) 15:00
★12:30  いすゞ自動車-大和が目標株価引き上げ 国内トラック需要は堅調な増加が続くと想定
 いすゞ自動車<7202.T>が続伸。大和証券では、国内トラック需要は来期以降も堅調な増加が続くと想定。投資判断「1(買い)」を継続、目標株価は1600円→1800円と引き上げた。
 足元、日本ではカーゴ系トラック需要の好調が続いている。大和では、良好な買い替えサイクルのみならず、国内トラック保有台数が13年3月末以降増加に転じていることにも注目。中長期ではドライバー不足の課題があるとはいえ、Eコマース市場が拡大する中で、構造的にもトラック需要の拡大が期待できると考えているとした。
 加えて、主力海外事業であるタイ市場も主要産業である農業で、近年の天候不良が正常化。公共投資により建設需要も動き出しているもよう。なお、タイ国王崩御の影響も、自動車需要全般的に懸念されたほどのマイナス影響は出ていないもようとした。

★12:30  大東建託-3日続落 最近のマクロ動向は市場の転換点を示唆 「中立」に引き下げ
 大東建託<1878.T>が3日続落。シティグループ証券では、最近のマクロ動向は市場の転換点を示唆していると判断。投資評価を「1(買い)」→「2(中立)」、目標株価を21000円→19000円と引き下げた。
 最近の月次業績およびマクロ環境を踏まえ、投資評価を「中立」に引き下げた。ターゲットプライスについては事業環境の不透明感が高まったことからリスクプレミアムを見直し、19000円に引き下げ。アパートの供給増により金融機関がアパートローンに対して慎重になっており、これまで市場が好調に推移していた賃貸アパート建設については、今後ターニングポイントを迎えると判断。こうしたリスクの高まりから、同社株価は短期的に弱含む可能性があるとの見方を示した。

★12:31  トランザクション-後場買い気配 1:2の株式分割を実施
 トランザクション<7818.T>が後場買い気配。同社は12日前引け後、株式分割を行うと発表した。株式の流動性の向上を図るため。2月28日を基準日に、普通株式1株につき2株の割合で分割する。

★12:31  トランザクション-後場買い気配 1Qは47%営業増益 エコバッグ・タンブラーなど売れる
 トランザクション<7818.T>が後場買い気配。同社は12日、17.8期1Q(9-11月)の連結営業利益が4.1億円(前年同期比47.2%増)だったと発表した。
 エコバッグ、タンブラー・ボトルが引き続き堅調に推移したほか、モバイル製品も好調に推移した。新規事業であるVAPE(電子タバコ)事業でも、新規出店を進めた。

★12:32  ナノキャリア-後場プラス転換 核酸デリバリー技術 欧州特許庁からの特許査定
 ナノキャリア<4571.T>が後場プラス転換。同社は12日11時30分に、核酸医薬のデリバリーに適用可能なキャリアに関する物質特許出願が、欧州特許庁から特許査定を受けたと発表した。これにより、取得済みである製法特許および先⾏型の物質特許を補完でき、欧州地域でのさらなる権利強化が可能となったとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★12:34  日産自動車-大和が目標株価引き上げ 18.3期は為替差益とコスト削減主導での増益を想定
 日産自動車<7201.T>がもみ合い。大和証券では、来18.3期は為替差益とコスト削減主導での増益を想定。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は1100円→1270円と引き上げた。
 来18.3期の小売販売台数は前期比1%増を予想。市場拡大を見込むアセアン、新モデル効果が期待できる欧州、インドなどで増加を見込む一方、米国や中国では伸び悩むと想定。利益面では、三菱自動車(7211)とのシナジー効果を含め、高水準のコスト削減効果の継続も期待できるとした。シナジー効果は18.3期:240億円、19.3期:600億円(前期比+360億円)が見込まれるもよう。来18.3期からは新中期経営計画がスタートするとし、今後発表される内容にも注目であるとした。


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