後場コメント No.6 トーセイ、フリービット、チヨダ、横浜ゴム、帝人など

2017/01/12(木) 15:00
★13:54  トーセイ-大幅に3日続落 今期8%営業増益見込む 前期35%増益着地
 トーセイ<8923.T>が大幅に3日続落。同社は11日、17.11期通期の連結営業利益予想を100億円(前期比7.8%増)とすると発表した。
 ポートフォリオを意識しながら、流動性が高く安定的な需要が見込める10億円未満の中小規模不動産の取り扱い拡大と、収益性の高い20億円以上の大型不動産の取得を目指すという。
 16.11期通期の営業利益は93億円(前の期比34.6%増)だった。不動産流動化事業で収益オフィスビルや賃貸マンションなどの一棟販売を順調に進めたほか、不動産開発事業では、商業施設・戸建住宅の販売・開発を推進した。

★14:08  アドバンストメディア-もみ合い 音声認識エンジン「AmiVoice」がシムトップスに採用
 アドバンスト・メディア<3773.T>がもみ合い。同社は1月12日12時30分ごろ、音声認識エンジン「AmiVoice」が、シムトップス(東京都目黒区)のペーパーレス『現場帳票』記録・報告・閲覧ソリューション「ConMas i-Reporter」に採用されたと発表した。
 今春よりオプションサービスとして販売を開始する予定。1月18日~20日に東京ビッグサイト(千葉市)で開催される「第3回ウェアラブルEXPO」の自社ブース内でデモ機を展示するとした。

★14:09  フリービット-続落 オーダーメイド栄養提供の「healthServer」開発会社に出資
 フリービット<3843.T>が続落。同社は12日、子会社のフリービットインベストメント(渋谷区)が、ユーザーの健康状態に合わせてオーダーメイドな栄養素を提供する「healthServer(ヘルスサーバ)」を開発するドリコス(東京都文京区)に出資したと発表した。
 healthServerは、ドリコス経営陣のエレクトロニクスと医療分野での専門性を基に開発されており、本体付属のセンサーによるセンシングに加え、拡張性のあるインターフェースを通じ、既存機器とのIoT連携やスマートフォンアプリなどから得られる生体情報を解析し、一人ひとりの「いま」の健康状態に合わせ、オーダメイド栄養素を提供し、飲むだけで健康に近づくプラットフォームになることを目指しているという。しかし、地合いの悪い中で株価は下落している。

★14:20  ニプロ-続落 人工腎臓を日本・インド・中国で増産 北米受注急増で
 ニプロ<8086.T>が続落。12日付の日刊工業新聞で、血液透析関連製品のダイアライザー(人工腎臓)をインドや中国、大館工場で増産すると報じられた。
 北米で受注が急増し生産が追いつかないほか、成長著しいインドや中国の今後の受注増に対応する。3工場を合わせて2021年3月期までに、現在の月産700万本から約29~43%増の同900万~1000万本まで生産能力を高める。また、今後の北米の受注増を見ながら現地工場の建設も検討するとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★14:21  チヨダ-大幅続落 3Q累計17%営業減益 値引き増加で利益率低下
 チヨダ<8185.T>が大幅続落。同社は11日、17.2期3Q累計(3-11月)の連結営業利益が65.2億円(前年同期比17.4%減)だったと発表した。
 不採算店の積極的な閉店と客数の伸び悩みにより減収となった。相対的に利益率の低い商品群の販売が伸び、在庫水準の適正化や価格競争の優位性確保を目的とした値引き販売も増加したことから、売上総利益率も前年同期を下回って推移したという。

★14:31  横浜ゴム-5日続落 ヒストリックカー向けタイヤ市場に参入
 横浜ゴム<5101.T>が5日続落。同社は12日、今秋に日本で同社商品「ADVAN HF Type D」を復活させ、ヒストリックカー向けタイヤ市場に参入すると発表した。
 ヒストリックカーは主に数十年以上前に製造された車両で、その歴史的価値や現代にないデザイン、操作感などに惹かれ所有する愛好家が多く存在するという。一方、商品性の時代的変化や需要の衰退、タイヤに対する法規や技術規格の規制などから、現在の市場では適切な補修用タイヤの購入や確保が難しくなっており、ヒストリックカーユーザーより商品開発の要望が挙がっていたとしている。

★14:32  帝人-反落 圧電体を組紐状にしたウェアラブルセンサー「圧電組紐」を世界で初めて開発
 帝人<3401.T>が反落。同社は12日に、関西大学システム理工学部の田實佳郎教授と共同でポリ乳酸繊維を使用の圧電体を組紐状にしたウェアラブルセンサー「圧電組紐」を世界で初めて開発したと発表した。
 今回開発した圧電組紐は、日本の伝統工芸である「組紐」の技術を用いることにより、1本の紐で「伸び縮み」「曲げ伸ばし」「ねじり」といった動きのセンシングを可能にした世界初の組紐状ウェアラブルセンサーという。また、柔軟かつ屈曲性のある紐状のセンサーであるため、目的に合わせて様々な太さや長さ、形状に調節することができるとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。


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