前場コメント No.7 日本航空電子、薬王堂、出光興産、レイ、サイゼリヤなど

2017/01/13(金) 11:30
★9:56  日本航空電子-みずほが目標株価引き上げ 業績動向やTOB後の調整リスクで慎重スタンス
 日本航空電子工業<6807.T>が反発。みずほ証券では、業績動向やTOB後の調整リスクから慎重スタンスを維持するとし、投資判断「アンダーパフォーム」を継続した。目標株価は920円→1390円と引き上げた。
 為替前提を115円/ドル(従来105円)と円安方向に変更したことで、業績予想を見直し。同社は為替感応度が高く、円安メリットは大きいが、実態ベースではスマホ領域で成長ピークアウトとの見方は不変。株価をみると、2016年6月以降、NECによるTOBがサポート要因となってきた。TOB終了後は実態に即した株価バリュエーションへ調整が進む見通し。

★9:57  薬王堂-続伸 3Q累計営業益32.3%増 小商圏ドミナント出店の推進で
 薬王堂<3385.T>が続伸。同社は12日に、17.2期の3Q累計(3-11月)の連結営業利益は26.2億円(前年同期比32.3%増)だったと発表した。販売価格や品ぞろえの強化を図り、来店客数および販売数量の増加に取り組むとともに、小商圏ドミナント出店を推進したことが奏功した。通期の会社計画29.7億円(前期比12.0%増)は据え置いた。

★10:03  出光興産-三菱UFJMSが「OW」で調査再開 在庫影響の差益が会社計画より大きいと予想
 出光興産<5019.T>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、在庫影響の差益が会社計画より大きいと予想。投資判断「Overweight」、目標株価3690円として、カバレッジを再開した。今17.3期営業利益は会社計画1130億円を上回る見通し。
 2016年12月19日に、同社はロイヤル・ダッチ・シェルから昭和シェル石油(5002)株式(31.3%議決分)の取得を完了。三菱UFJMSでは、この株式取得を経営統合に向けた一歩として、ポジティブに評価。両社の経営統合時期は未定だが、両社の競争力を高めるための経営統合にむけた協議は継続中。まずは、出光創業家などの一部の出光興産株主との経営統合などに関する協議の進ちょく状況を見守りたいとした。

★10:04  インターアクション-急落 通期経常益を下方修正 子会社譲渡の影響踏まえ
 インターアクション<7725.T>が急落。同社は12日、17.5期通期の連結経常利益予想を従来の5.6億円から5.5億円(前期比25.0%増)へと引き下げると発表した。連結子会社のBIJの全株式売却の影響を踏まえたもの。
 17.5期上期(6-11月)の経常利益は2.4億円(前年同期比46.7%増)だった。

★10:05  レイ-大幅に3日続落 3Q累計営業益74.1%減 大型プロジェクト頓挫による赤字取引で
 レイ<4317.T>が大幅に3日続落。同社は12日に、17.2期の3Q累計(3-11月)の連結営業利益は1.6億円(前年同期比74.1%減)だったと発表した。、2Qにおいて発生した大型プロジェクトの頓挫による赤字取引の影響が出た。なお、通期の会社計画2.0億円(前期比57.3%減)は据え置いた。

★10:09  サイゼリヤ-三菱UFJMSが目標株価引き上げ アジアの収益改善がカタリスト
 サイゼリヤ<7581.T>が大幅反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、アジアの収益改善、新業態含む国内出店加速が今後のカタリストと注目。投資判断「Hold」を継続も、目標株価は2200円→2800円と引き上げた。
 最大のカタリストは引き続き、アジア事業の復調。1Qにおいては、低迷していた上海や広州において既存店売上高の下げ止まりの傾向がみえてきているもよう。積極的なスクラップ&ビルドが寄与。三菱UFJMS予想には大きな改善をまだ織り込んでおらず、この海外事業の収益モメンタム改善がプラスサイドのカタリスト。
 海外に加えて、国内の出店拡大にも注目。新業態のパスタ専門店「Mariano」に加え、現在進めているサイゼリヤ業態における小商圏立地対応の実験がうまくいけば、国内の店舗増ペースが加速していく可能性もあるとした。


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