前場コメント No.9 JX、イオン、アイケイ、シンワアート、インベスコなど

2017/01/13(金) 11:30
★10:32  JX-三菱UFJMSが「Neutral」で調査再開 中期経営計画の発表を待つ
 JXホールディングス<5020.T>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、中期経営計画の発表を待つとコメント。投資判断「Neutral」、目標株価540円として、カバレッジを再開した。
 4月に同社と東燃ゼネラル石油は経営統合を予定。統合持ち株会社の名称は、JXTGホールディングス。新統合会社は4月をメドに、長期ビジョンおよび18.3期から3年間の中期経営計画を公表する予定。当面は中期経営計画の発表を待ちたいとした。
 同社によると、中期計画の策定にあたり、基本的な財務目標は20.3期の調整後経常利益5000億円以上。統合効果は18.3期~20.3期の3年以内に1000億円以上の収益改善を目指す。三菱UFJMSでは、統合効果については実現の可能性が高いと考え、来18.3期~19.3期予想に増益要因として織り込むとした。

★10:36  イオン-みずほが目標株価引き上げ GMS改革に一定の成果はみられ始めている
 イオン<8267.T>が3日続伸。みずほ証券では、GMS改革に一定の成果はみられ始めているが、早期の回復には構造改革が不可欠として、投資判断「中立」を継続した。目標株価は1500円→1700円と引き上げた。
 今17.2期3Q決算では、GMS事業が増益基調に転じるなど、「イオンスタイルストア」によるGMS改革に一定の成果はみられ始めている。しかし、消費行動の変化スピードは早く、総合業態であるGMSの集客力は今後、さらに低下していく可能性が高い。会社側では、成功事例をひとつずつ積み重ね、着実な回復を目指す方針を示しており、改革の成果が業績に大きく寄与するには時間がかかると判断。早期の収益回復には不採算店舗や事業の整理といった、構造改革を同時に進める必要があると指摘した。

★10:37  アイケイ-ストップ高 通期営業益を上方修正 上期は計画大幅上振れで着地
 アイケイ<2722.T>がストップ高。同社は13日10時30分、17.5期通期の連結営業利益予想を、従来の3.0億円から4.5億円(前期比2.2倍)へと引き上げると発表した。
 上期(6-11月)の営業利益は2.1億円(前年同期比4.3倍)と、従来計画1.3億円を大きく上回った。メーカーベンダー事業とSKINFOOD事業が順調に推移した。

★10:38  シンワアート-急落 上期営業赤字転落 オークション関連事業の平均落札単価低迷で
 シンワアートオークション<2437.T>が急落。同社は12日に、17.5期上期(6-11月)の連結営業損益は93万円の赤字(前年同期は1億6969万円の黒字)だったと発表した。上期の会社計画は1億7600万円の黒字だった。
 全般的に美術品の流通が停滞気味であり、その傾向が高額美術品において顕著であるという。これにより、2Qにおいてオークション関連事業の平均落札単価が低迷したことが響く。なお、通期の会社計画4億1700万円の黒字(前期比17.1%増)は据え置いた。

★10:41  インベスコ-SMBC日興が「1」へ変更 割安感大きく「晴海」リスクも払しょく完了
 インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人<3298.T>が反発。SMBC日興証券では、割安感が大きく「晴海」リスクも払しょくは完了したと判断。投資評価を「NR」→「1(アウトパフォーム)」と変更した。目標株価は12.50万円。
 大口テナント退去による分配金大幅変動リスクを抱えていた「晴海アイランドトリトンスクエアオフィスタワーZ」の譲渡が実現し、ポートフォリオ運営の安定化にメドがついた。同リスクが払しょくされたにも関わらず、分配金利回りやNAV倍率の観点から他の中堅オフィス型REITとの比較で割安感が大きい。都心部の大型ビルを中心に構成されたポートフォリオの質は中堅オフィス型REITの中でも良質。その点を勘案し、投資評価を「1」とした。
 今後は、着実な資産規模拡大によるさらなるポートフォリオ分散に加え、賃料上昇を通じた内部成長にも期待。


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