前場コメント No.11 ウエストHD、トヨタ、ベルグアース、日野自動車、NTTドコモなど

2017/01/16(月) 11:30
★10:21  ウエストHD-急落 1Q営業赤字転落 太陽光発電事業の赤字などで
 ウエストホールディングス<1407.T>が急落。同社は13日、17.8期1Q(9-11月)の連結営業損益が2.1億円の赤字(前年同期は5.0億円の黒字)だったと発表した。
 一部の太陽光発電設備の完成および運転開始日に遅れがでたことなどにより、太陽光発電事業の営業損益が2.6億円の赤字(前年同期は5.7億円の黒字)となったことなどが響く。上期の会社計画18.2億円の黒字(前年同期比3.0%増)は据え置いた。

★10:26  トヨタ-SMBC日興が目標株価引き上げ ビジネスモデル変革の進ちょくなどに期待
 トヨタ自動車<7203.T>が反落。SMBC日興証券では、ビジネスモデル変革の進ちょくなどに期待。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を8000円→8500円と引き上げた。
 今17.3期3Qの株価は、対TOPIXで+4%程度、米国大統領選挙後の2016年11月9日以降は+5%超のアウトパフォーム。円安転換を織り込む株価推移だが、現状の為替水準や来18.3期以降の収益水準を考慮すると、アップサイドはまだ十分。短期的には“安定的な”「収益改善」継続、中期的には「三つの意志」(「もっといいクルマづくり」、「自動車事業の枠に収まらない領域への挑戦」、「強靭な財務基盤」)による戦略とそれに伴うビジネスモデルの変革などが注目されるほか、TNGAモデルの展開拡大によるシェア回復にも期待。

★10:27  ベルグアース-一時ストップ高 株主優待を導入 茨城県産メロンとクオカードを贈呈
 ベルグアース<1383.T>が一時ストップ高。同社は13日、株主優待制度を導入すると発表した。毎年4月30日現在、同社株式を1単元(100株)以上保有する株主を対象に、茨城県産メロン(3000円相当)とクオカード(1000円)を贈呈する。

★10:29  日野自動車-SMBC日興が目標株価引き上げ 新工場本格稼働の影響も確認したい
 日野自動車<7205.T>が反落。SMBC日興証券では、新工場本格稼働の影響も確認したいとし、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は1150円→1300円と引き上げた。
 円安転換は寄与するものの、国内販売のシェアダウンや輸出の減少などが響いた株価推移。海外主力市場では、インドネシアは2016年10~11月累計の出荷が前年同期比17%増、タイは販売が5%増となるなど、ボトムアウト感は出始めている。一方で、国内では、「生産供給体制のグローバルな最適化」に向け、古河新工場の全面稼働(1月開始予定)ならびに新田の大型エンジン工場の稼働(2016年12月)が本格化すると注目。

★10:33  NTTドコモ-反落 ベンチャー投資2倍増 AIやIoTに
 NTTドコモ<9437.T>が反落。15日付の日経新聞朝刊で、同社が国内外のベンチャー企業への新規投資を2017年度に20社と前年度の約2倍に増やすと報じられた。
 AIやIoTの分野を中心に、本業の携帯電話事業やITサービス事業と相乗効果が見込める技術を持つ企業に出資して国内事業を拡大する考えのもよう。しかし、地合いの悪い中で株価は下落している。

★10:33  日立製作所-UBSが目標株価引き上げ ある程度の「変化」は織り込まれたか
 日立製作所<6501.T>がもみ合い。UBS証券では、ある程度の「変化」は織り込まれたかとコメント。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は500円→680円と引き上げた。
 昨年10月5日に日経新聞は、日立工機・国際の売却可能性を報道。それ以来、UBSが投資家と議論する限り、日立工機・国際・ハイテクの子会社再編が活発に議論されるようになり、現株価にはこれらの変化がある程度織り込まれたと考えるとした。しかし、上記3社で非コア事業の再編にはメドがつくため、さらなる子会社再編の可能性は低い。このためEPS拡大が見えないままで、バリュエーション上昇は今後難しくなると考えるとした。


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