後場コメント No.5 ウシオ電機、ヤマハ、三井住友トラスト、旭硝子、三菱UFJなど

2017/01/16(月) 15:00
★13:33  フィル・カンパニー-急落 今期営業益21.1%増も材料出尽くしで売り優勢
 フィル・カンパニー<3267.T>が急落。同社は13日に、17.11期通期の連結営業利益予想を2.5億円(前期比21.1%増)と発表した。金融機関などとの業務提携を積極的に推進し、空中店舗フィル・パークのシェア拡大に注力するとしている。
 16.11期通期の連結営業利益は2.1億円(前期比37.3%増)だった。空中店舗フィル・パーク事業の受注高が付加価値の高いサービスが評価されたことなどにより増加したことが寄与した。しかし、決算期待で株価が上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★13:33  ウシオ電機-反落 先端医療機器の開発会社設立 中国企業と
 ウシオ電機<6925.T>が反落。同社は16日、100%子会社の牛尾電機(中国蘇州)と牛尾貿易(上海市)が、中国の医療機器の技術開発販売会社である生標医療器械科技(上海市)と合弁で、中国で先端医療機器と周辺機器の研究開発・製造・販売会社を設立したと発表した。
 これにより、同社は中国で医療機器の研究開発体制の構築と販路拡大を進めると共に、新会社を中国だけでなくアジアでのグループ全体の医療・バイオ事業の重要拠点として位置づけ、多様な市場の要望に迅速に対応できる研究開発・供給体制を構築する考え。しかし、地合いの悪い中で株価は下落している。

★13:35  ヤマハ-SMBC日興が目標株価引き上げ 為替の追い風のみならず
 ヤマハ<7951.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、為替の追い風のみならずとコメント。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は2900円→3800円と引き上げた。
 今17.3期上期の堅調な業績と足元の事業、外部環境など踏まえ、業績予想を上方修正。しかし、足元株価は円安効果についてはすでに織り込んでいるものと考えられ、目標株価とのかい離率に鑑み、投資評価は「2」を継続。
 カタリストは潤沢な純現金(16.9期末約700億円)やFCF(300億~400億円/年)を活用した還元強化策や今後の強化事業として注目されるプロオーディオ事業のM&Aを含めた具体的な施策が期待できること、ヤマハ発動機株式保有比率引き下げなど。

★13:45  三井住友トラスト-CSが目標株価引き上げ 株高継続による手数料収入増加を見込む
 三井住友トラストホールディングス<8309.T>が反落。クレディ・スイス証券では、株高継続による手数料収入増加を見込み、業績予想を上方修正。投資評価「NEUTRAL」を継続、目標株価は4400円→4500円と引き上げた。
 手数料収入の増加見通しに基づき、業績予想を上方修正。株式市場は比較的高水準で推移しており、株高に伴い投信・保険等関連ビジネス、受託事業の手数料収入増加に対する確度は高まったと判断。
 なお、2017年1月にバーゼル最終案が発表されれば自社株買いの可能性があるとみていたが、最終案発表が3月以降にずれ込んだことで、この3Q発表に自社株買いを発表する可能性は後退したと考えるとした。

★13:45  旭硝子-反落 自動運転用ガラスの研究施設を新設 2018年にベルギーで
 旭硝子<5201.T>が反落。16日付の日経新聞朝刊で、同社が自動運転に対応した自動車用ガラスの研究施設を2018年にベルギーで新設すると報じられた。
 1000万ユーロ(約12億円)を投じて自動車の電波の受信感度を測定できる暗室をつくるという。自動運転に必要な電波を妨げないように設計をしたガラスを開発しやすくし、欧州自動車メーカーへの提案を強化する考えとみられる。しかし、地合いの悪い中で売り優勢となっている。

★13:48  三菱UFJ-CSが目標株価引き上げ 円安による業績予想改善で
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>がもみ合い。クレディ・スイス証券では、投資評価「OUTPERFORM」を継続、円安による業績予想改善で、目標株価は880円→890円と引き上げた。
 同社はメガバンクの中で円安メリットを最も大きく受ける。このまま円安で推移すれば、業績は底打ちとなり、来期から増益トレンドが期待が可能。カタリストは、米国金利上昇加速、円安の進行、与信関係費用のさらなる縮小。


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