前場コメント No.2 ヤマトHD、ストライダーズ、沢井製薬、SJI、フィスコなど

2017/01/18(水) 11:30
★9:01  みずほと三井住友トラスト-軟調 傘下資産管理銀行を合併 信託財産は三菱UFJGの倍に
 みずほフィナンシャルグループ<8411.T>と三井住友トラスト・ホールディングス<8309.T>が軟調。18日付の日経新聞朝刊で、両社が、企業や年金基金から預かったお金を管理する傘下の資産管理銀行を合併する協議に入ったと報じられた。
 顧客から預かる信託財産は競合する三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>系列の銀行の2倍の約380兆円になるという。しかし、地合いの悪い中で売り優勢の展開となっている。

★9:02  ヤマトHD-UBSが目標株価引き下げ 17年度も厳しそう
 ヤマトホールディングス<9064.T>が3日続落。UBS証券では、17年度も厳しそうとコメント。レーティング「Sell」を継続、目標株価は1800円→1650円と引き下げた。
 1月16日に公表された12月の単体従業員数(フルタイマーとパートタイ―マーの合計)は16万0567人、前年同月比0.4%増にとどまった。一方、同月の宅急便取扱個数は同5.6%増と例年より高い伸びであったから、マンパワーの不足は深刻だったと推測。UBSが認識する17年度以降の不安材料は、(1)人手不足の問題に加え、(2)幹線ネットワークの大改革に伴う準備費用、(3)海外物流への積極投資に伴うキャッシュアウトの3つ。いずれについても、現時点では正確な影響額を推測することは困難。3月中に公表が予定されている次期3カ年計画は、これらの懸念を完全に払しょくする内容にはならないと予想。

★9:02  ストライダーズ-5日続伸 株主優待を導入 グループホテル利用券および関門海優待券贈呈
 ストライダーズ<9816.T>が変わらず挟み5日続伸。同社は17日、株主優待制度を導入すると発表した。毎年3月末日、9月末日現在、株式を2単元(2000株)以上保有する株主を対象に、保有株式数に応じて(1)同社グループホテル利用券1000円~5000円および(2)とらふぐ料理専門店関門海優待券1000円~3000円を贈呈する。

★9:02  沢井製薬-売り気配 大和が「4」へ引き下げ 薬価制度抜本改革で収益悪化懸念は強まろう
 沢井製薬<4555.T>が売り気配。大和証券では、薬価制度抜本改革で収益悪化懸念は一層強まろうとコメント。投資判断を「3(中立)」→「4(アンダーパフォーム)」、目標株価は9000円→5400円と引き下げた。
 政府が定めた薬価制度の抜本改革に向けた基本方針では、2年に1回の間の年にも薬価と流通価格のかい離が大きい品目の薬価引下げ実施が織り込まれた。販売競争の激しい後発品は、価格乖離が大きい傾向にあり、影響が特に大きいと想定。そもそも、抜本改革の最大の目的は国民負担軽減。もう1つの目的であるイノベーション推進と相反しにくい後発薬は、さまざまな手法によって価格引き下げが図られる公算大と推察。売り上げのほとんどが後発薬である同社は、抜本改革による業績への悪影響が生じる公算が大きくなっているとの見方を示した。

★9:02  SJI-買い気配 テリロジーとブロックチェーン活用商品開発で業務提携
 SJI<2315.T>が買い気配。同社は17日、テリロジー<3356.T>とブロックチェーン技術を応用した商品の共同開発で業務提携を締結すると発表した。
 SJIが開発するブロックチェーンを適用したシステムに、テリロジーが持つセキュリティ製品を活用し、より高度なセキュリティを実現した先進的なシステムを両社の顧客に幅広く提案する。また、テリロジーの既存商品の改良と今後の商品開発でリソースと技術力をもったSJIがサポートし、またSJIの強みであるオフショア開発でコスト削減効果を発揮するとしている。

★9:02  フィスコ-買い気配 仮想通貨取引所がテリロジーと業務提携
 フィスコ<3807.T>が買い気配。同社は17日、子会社のフィスコ仮想通貨取引所(大阪府岸和田市)が、テリロジー<3356.T>と業務提携すると発表した。
 これにより、フィスコ仮想通貨取引所は先駆的なシステム構築を目指し、システムの外販も検討しているという。テリロジーは取引所システム開発の一部を共同開発という形で受託し、システム開発料を得る。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,638.94 -821.14
TOPIX 2,664.39 -46.34
グロース250 641.19 -14.41
NYダウ 38,460.92 -42.77
ナスダック総合 15,712.75 +16.11
ドル/円 155.47 +0.16
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ